視点をずらすとターゲット(マーケット)が拡がる

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ビジネス・マーケティング
マーケティングの世界では『視点を”ずらす”と買う理由が増える』という定説があります。
従来の考え方による「買う理由」に、新たな「買う理由」を加えることによって、ターゲットが拡がり、それに比例してマーケットも拡がり、その結果、商品が「広く」「多く」売れる…という手法です。わかりやすい例でご説明しましょう。

(例1)商品=数量限定の珍しい高級日本酒の場合
通常は、ある程度年齢の高い男性(夫・父親)が”自分で楽しむため”に買うでしょう。ここで視点をずらして、「最近、娘さんとの会話が減っていませんか? 娘さんを晩酌に誘い出す口実に…この1本をいかがでしょうか?」という問いかけをします。そうすると「新たな買う理由」ができますよね?

(例2)商品=いろいろな料理が作れる多目的の調理器具の場合
「娘さんと一緒にキッチンに立てる時間は、そう長くはありません」という問いかけをしたらどうでしょう?買う理由が増えますよね?

(例3)商品=贈答用がメインの高級和菓子の場合
ターゲットは年配の女性が多いでしょう。この和菓子店に対して、
「一口サイズで口に放り込めるこのお饅頭は女子会のデザートに大人気です」という問いかけをしたら…新しいターゲットが作れそうです。

視点をずらすとターゲット(マーケット)が拡がる…
という意味がお分かりいただけたでしょうか?

売上が上がっていないネットショップはPR手法を間違えています。
「当店の商品は素晴らしいです」「大人気です」「安いです」と『ショップ目線(売り手目線)』のアプローチをしていることです。これでは「売り込まれている」ようで、逆に引いてしまいます。

そうではなく、お客様(買い手目線)のほうから『これ欲しい』『売ってください』と思わせるアイデアやストーリーが重要なのです。

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