今直ぐできる【不安】を取り除く5つの方法

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不安は、誰にでもある

どんな人にも、不安はあります。
あなただけではありません。大丈夫。

大事な仕事のプレゼンだったり、彼とのデートだったり、老後やお金の心配だったり...未来はどうなるのか全く予想が出来ない時も、予想はできてもそれをこなせるかどうか自信がない時も、人によって程度に差はあれど、皆不安を感じて生きています。

まず思い出したいのは、不安は、100%悪いものではないということです。不安がなければ、無知な幼児のように、危ないものにも無謀に向かっていくでしょう。

そして、不安がなければ真剣に将来を考えもせず、今さえよければと、能天気に毎日を過ごしてしまいます。

それこそアリとキリギリスのお話のキリギリスのように、リスク対策としての蓄えも準備もないまま、不本意な将来を迎えることとなります。いい大人がこれでは、余りに無責任です。

でも、そういうメリットは把握しつつも、不安を感じることでいちいち感情を上げ下げしないで済む方法があれば、それに越したことはないですよね。

不安のイライラやネガティブ感を減らし、前向きに挑戦するワクワク感に変えるには、どうすればよいのでしょうか。


直ぐできる5つの方法


結論から言いますと、対処法はこれです↓

1. 区切って考える(始めから全部を考えて、パニックにならない)
2.【嬉しい・楽しい・美味しい】をおろそかにしない
3. 即、行動する
4. 運動する
5. 前向きな人に会う、誰かと話す 

一つずつご紹介していきます。

1. 区切って考える(始めから全部を考えて、パニックにならない)


私は昔、仕事で、外国に頻繁に出張していた時期がありました。

一度行ったら、お得意先を訪問しながら難しい交渉をしなければなりませんでした。そして、旅費をムダにしないためにも、最低2週間はそこに一人で留まる必要がありました。

まだ若く、時に全く土地勘のないエリアで、今のような高精度のスマホもない時代でした。現地の言葉も堪能であったわけではありません。

空港に着き、やっとの思いでホテルに辿り着いて部屋をチェックインすると、無事に到着できた安堵と同時に、これから2週間やっていけるのかと、とてつもない不安に襲われたものでした。

若いと言えども(年齢上では)れっきとした20代の大人でしたが、実は余りの不安に泣いたこともあります。

その時の私を救ったのは、読んでいた本にあった、次の文章です。


その時、その時にできる事だけを、区切って考えればいいのです。
先のことは、今考える必要はありません。


出張初日は、これからの2週間と50件にも渡る訪問先を一気に考え、パニックに陥っていました。これではいけないのです。

まずは、出来ることは何か...始めの一週間、その中の前半、そして今日一日、午前中、1時間...区切ってしまい、その間はそれだけを考えて他は忘れる。これです。

気が付いたら、1日、2日、3日と時は過ぎ、楽しい週末。そんなこんなで、2週間はあっという間に過ぎていきました。

2.【嬉しい・楽しい・美味しい】を疎かにしない


そして、その1日の中で起こる、楽しい事や嬉しい事をフルに感じて味わう大切さにも気づきました。

おいしい食事であったり、キレイなホテルや見たことのない景色...不安に駆られた時には沈んだ気持ちなので気づきませんでしたが、思えば出張というのは会社のお金でこれらを堪能できる、贅沢な時間でもあったのです。

本や映画などがお好きな方は、フィクションの世界に没頭するのもおススメです。こういう、日常の小さな幸せをおろそかにしてはいけません。

やるだけのことをやったらしばし現実を忘れる...男性がサッカーや野球の中継に没頭するのは、まさにこれです。

現実世界の成功やら責任やらを考える時間からフリーになることで、メンタルがリフレッシュできます。

  3.即、行動する


次は、不安を感じたら、それが大きくなる前に、即行動してしまうことです。

とりあえず始めることで、【既に着手出来た】という安心感が出始めます。何もしないで悶々となる悪循環を止めるのです。

不安は誰しもが感じることですが、デキる人というのはその時に行動できる、ここが違うのです。

逆に、不安にかられてしまう人は、アクション(行動)ではなく、リアクション(反応)、即ち、その時に自然に出た感情に身を任せてしまいます。自分の感情は制御できずとも、その後のアクションは意志で選べますよ。

即行動することで全意識がそちらに焦点を変えますから、ネガティブな感情がムダに大きくなる隙がなくなります。

 4.運動する


今すぐできないこと、例えば明日のプレゼンへの不安がどうしようもない時などは、体を動かすこと、即ち運動をおススメします。

不安を感じる時は、メンタルだけフル回転し疲労困憊、その傍ら、体は疲れていない時。体を疲れさせれば、その間はメンタルが休憩することができ、バランスを取ることが出来ます。

外国への出張の際、時々、直属の上司が同行することがありました。

上司と言っても気を使わないでいいフレンドリーな関係で、歳も近く、私たちはホテルの部屋をシェアすることが多かったのですが、彼女の過ごし方の一つ一つが、とても理にかなっていました。

まず彼女は、お金がかかろうが、必ずジムとプールがあるホテルを予約しました。

贅沢がしたいからではありません。強烈なプレッシャーをやり過ごすには、運動が欠かせない事を知っていたからです。

5.前向きな人と会う、誰かと話す


また、そういう場所には、必ずと言っていいほど、その場所代を払える程度には金銭的に成功しており、また、健康的な習慣を持った人たちが集まります。

そういう人達から来る健全かつ明るいエネルギーに感化されている内に、一人さみしく不安に怯えていた頃には想像もつかなかったほど、良いエネルギーに感化された自分に気づくはずです。

しかも、彼女は、毎日一定の時間、携帯電話で母親や姉妹、友人やらと話をしていました。時々、カウンセラーに電話をしていたこともあります。

一人で考える時間はとても大切ですが、一人で過ごし過ぎて考えが偏ったなと思ったら、即誰かと話し、メンタルをデフォルトに戻すことも大事です。

美しい女は、不安を優雅に賢くやり過ごす


ご紹介したエピソードは外国への出張時という非日常のシチュエーションですが、要は考え方とコツです。

現に、私の上司は、日常に戻ってからも、ホテル暮らしではなくとも、このライフスタイルを維持する人でした。彼女が切羽詰まった悲しいみすぼらしい顔をしているのを、私は見たことがありません。

当時の私は、20そこそこで、筋トレも健康的な生活習慣も知らない、ただの小娘でした。

あの頃、当時の彼女(上司)が出張時にやっていた一つ一つ、例えばジムに行くこと、水を飲むこと、プールサイドでマッチョ達と楽しく話をすることなどは、美やオシャレに効くとしか思っていませんでした。

美しく堂々とした彼女がまぶしかったのです。

今では、それが、見かけのグラマラスさだけではなく、不安を取り除いて土台となる健康を作るのに欠かせない秘訣であったのだと解ります。
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