Xamarin.Formsの概要

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IT・テクノロジー
Android /iOSのクロスプラットフォームの開発ツールとして、Xamarin.Formsがあります。
これはMicrosoft Visual Studio上でC#を使用して、AndroidとiOSでロジック処理部分のコードを共用化することで、高い開発効率を持つエンジンで、新型コロナウイルス対策のスマホアプリ「Cocoa」でも使用されたことでも知られています。

Xamarin.Formsの概要をざざざっと説明しておこうと思います。

■Xamarin.Formsを使用するメリット
最大のメリットは、AndroidとiOSのクラスプラットフォーム開発が可能なこと。
具体的には、OSに依存しない処理を共通化できます。
ある程度 構造設計を行ってからプログラムを作成すれば、30~60%くらいの処理を共通化できるそうです。

共通化できるのは、
・ロジック(データI/O、通信処理)
・定義したUIに対するデータアクセス
・Xamarin.Formsがサポートする基本的なUI

共通化できない処理としては、
・OS固有のUIの定義部分
・OS固有の機能を実装する処理 (画面描画など)

■UI設計
UI設計は、XAMLと呼ばれるXML言語ベースのコードを、手入力して作成していくことになります。

近年 主流となっているVisual StudioのようなグラフィカルなUI設計に慣れている方は、違和感を覚えるかもしれません。(私は、結構 戸惑いました)

■デバッグ方法 (Androidのみの解説)
デバッグ方法には、大別して2通りの方法があります。

一つ目は、PC上でAndroidエミュレータを走らせて、その中でアプリを実行する方法。
従って、ある程度のメモリ容量(8GB以上)が搭載されたPCがオススメですね。

二つ目は、Android端末を使用したデバッグ方法。
PCとAndroid端末をUSBケーブルで接続して、コンパイルしたコードを実機上で動作させながらデバッグします。
私は、主にこちらの方法でデバッグしています。
次回の記事では、いよいよプログラミングを使用して、基本的な画面を制作していこうと思います。ではまた。

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