いつもご支援いただき、ありがとうございます。
医師でありながらこういった活動をさせていただくことは
初めてのことでしたが、皆さまのご支援もあり
1か月でプラチナをいただくことが出来ました✨
これからも皆様の心のモヤモヤだったり、勉強に関するお悩みを
解消していくためにも活動を続けていこうと思っています。
今後ともよろしくお願い申し上げます❣
さて、転勤後もバタバタしており、またまたブログが大変遅れました。
前回からの続き、です。
題して、心に残った認知症の患者さんのお話、その3。
認知症と診断された80代のご夫婦。
介護・看護サービスを導入し、その後どうなったのでしょうか。
食事を調達し摂取する、という最低限の生活は担保されました。
しかしご夫婦で1日中、1Kの物が氾濫する部屋で
ぼんやりとTVを見て過ごす、という生活は続いていました。
診察に伺った時には
少しでも刺激や楽しみを感じてもらえるよう
そして、少しでも人間らしい生活を過ごしてもらうよう
対話することを心がけておりました。
僕がお話させていただいた後には
「何もないから、助かるよ、ありがとう」といった
ありがたいお言葉を頂戴していたりしました。
しかし、、、
・何日も洗濯されていない布団やコタツで寝る
・近所の野良猫がたまに入ってくる
という状況は続きました。
食事や着替えはしていたものの
入浴や掃除といったことは拒否されたこともあり
進みませんでした。
そして僕が介入して2か月後のこと…
ご夫婦ともに救急搬送される事態となり
その数日後には逝去されました。
悪い環境で暮らしていたため、感染症を発症したのです。
医療や行政サービスの限界を感じ、どことなくやりきれない
気持ちになりました。
しかし、このケースを振り返ると
・認知症になりにくくするためにはどうすればよいのか
・楽しく生きていくためには、何をすればよいのか
といったことがおぼろげながら見えてきます。
そんな話を次回、させていただきます!