日本の教育について(カテゴリ:人間関係)

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コラム
人間はロボットと同じで、
インプットされた情報をもとに行動や価値判断をします。

インプットとはつまり「教育」のことであり、
それによって人間の性格は千差万別ということです。

異なる教育を受けた者同士が、
分かり合えることは少なく、人間関係も悪化する懸念があります。

その人間の人格を形成する教育に対して、
日本では過去に大転換が起きました。

第二次世界大戦で日本は連合国軍に敗れ、
戦後、アメリカ(GHQ)の占領政策の一環で、
日本の学校教育がガラッと変わりました。

戦前は国家主義的な教育でしたが、戦後は自由主義的な教育へと
移り替わりました。

国家主義とは国家利益を最優先とする物事の考え方で、
自由主義とは個人の利益を最優先とする物事の考え方です。
 ※どちらの考え方が正しいか論じることはしません。

しかし、GHQは学校教育にはメスを入れましたが、
会社、家庭に対する教育については特に口出ししてないため、
戦前の国家主義的な考え方は会社や家庭に残ることとなりました

ブラック企業のサービス残業やモラハラ・セクハラ、スポーツにおける過剰な上下関係や体罰などは、その戦前の国家主義的な考え方の名残と思われます。

よって、戦後の日本は、
学校や会社、家庭で異なる教育方針がとられてしまうことが考えられ、
その教育のギャップによって、戦後の人間は、
国家主義的な考え方が強い人間になったり、
自由主義的な考え方が強い人間になったり、
もしくはどっちつかずの人間になったりなど、
様々な価値観を持った人間が形成されているものと推測できます。

ここで、最初に戻りますが、
人間関係で悩んでおられる方は、まず、
上記に示す日本独特の教育問題によって様々な価値観を持つ人間が日本に存在しているという認識をもつと良いと思います。

つまり、人間関係の悩みとういのは、
日本独自の教育の問題が引き起こした価値観の不一致であるということが、
一つの原因として考えられるということです

人間関係の問題が相手ではなく日本という国に少なからず問題があることを
理解すれば、相手へ憎しみも減るかと思います。
ストレスも軽減されるでしょう。

今回は人間関係の問題について、
ちょっと違った視点からの考察でした。

以上です。











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