専門外を勉強すること(カテゴリ:勉強)

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日本人は、大学卒業後ほとんど仕事以外で勉強することがないので、物事に対する価値観や視野が著しく狭いです。ある意味、専門性が強すぎるといったところです。

一つの分野においてはよい成果を発揮しやすいですが、無駄な努力をしがちで、専門性が強すぎるがゆえに、窮地に立たされた際、それ回避するための引き出しが少ないことから、行き詰ることが多くなります。

意味のないところにこだわったり、必要のない場面でイライラしたり、
エネルギーを無駄に浪費している人が多数見られます。

エネルギーが少なくなると、体が疲れ、病気にもなりやすくなり、さらにそれがきっかけで、人にやさしくできなくなったり、仕事もはかどらなくなります。まさに悪循環ですね。

常に日ごろから専門以外の勉強をしておくことで、自分の心の中に多様な価値観を形成することができ、いろいろな場面で応用が利くようになるでしょう。
上記に挙げたように無駄なエネルギーを浪費しなくなります。そして好循環が生まれます。

専門外の勉強と言っても分かりにくいので、例えを一つご紹介するならば、理系の方でしたら文系よりの勉強、文系の方でしたら理系よりの知識を勉強することをお勧めします。

これまでずっと理系で生きてこられた方は、例えば、政治、経済、歴史、宗教、心理学などを勉強するとよいかと思います。世の中計算だけでは説明できないことで満ち溢れていることを理解すれば、悩みも少なくなるかと思います。

逆に文系の方は、理系の分野によくみられる原理原則に従うこと、つまり物事には理論や理屈があるという考え方に慣れれば、心が惑わされることも少なくなるでしょう。

ちょっと話がそれますが、古代中国より伝わる文学の一つに易経と呼ばれるものがあります。その教えの最も重要な点は、神羅万象、すべてが「陰と陽」で成り立っているという考え方です。

陰と陽は、例えば、天と地、山と川、月と太陽、昼と夜、男と女、部下と上司、親と子供、頭と足などなどです。易経ではこれらのバランスが崩れる時に
不幸が起こるとされています。

上記に挙げた、理系と文系も陰と陽に分けられると考えます。

理系の知識と文系の知識どちらかに偏らずに、それぞれバランスよく取り入れることで、多様な価値観が生まれ、人生をより気楽に生きていけるのではないかと思います。







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