7歳の生徒さんがABRSMのピアノグレード3(英国王立音楽検定)に高成績で合格しました!

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音声・音楽

初めてのABRSM ピアノパフォーマンスグレードを受検!


ピアノも音楽理論を学ぶことも教えることも大好きな、イギリス在住ピアノ講師の私がココナラで英国王立音楽検定(ABRSM)対策レッスンを始めて約5カ月。

1月から一緒に準備を始めた7歳の生徒さんが、4月に英国王立音楽検定(ABRSM)パフォーマンスグレードの3級を受検しました!

生徒さんにとって初めてのABRSMの受検で不安もあるなか、検定の準備を通して大きく成長された様子をお伝えしたいと思います。

<ピアノ学習歴> 約1年

<準備期間> 約4ヵ月

<受検曲> ブルグミュラー「無邪気」や、J.S.バッハ「プレリュード in C」など、時代やスタイルの違う4曲



今年の7月から日本でも始めるパフォーマンスグレード。
検定は毎月行われるので、今準備を始めても早すぎでも遅くもありません!

・興味はあるけれど、どんな検定なのかよく分からない

・これから受検を目指したいなと思っている

そんな方にもお役に立にたてば嬉しいなと思います。


ABRSMを受けてみようと思ったきっかけは?


海外在住の、7歳のお子様。
現在プロのバイオリニストを目指して、音楽留学をしています。

「バイオリンの上達の為にピアノを始めましたが、練習のモチベーションを上げる為の客観的な指標が欲しいと思い、グレードテストの受験を考えるようになりました。
ABRSMは最も知名度も高く受験者の多いテストの一つだったので、このテストを受験することにしました。」

とABRSMの受検を希望されるお母様から、お問合せいただきました。

ABRSMは世界で最も有名な音楽検定です。
特に海外では音楽大学だけでなく、一般入試や奨学金の審査の際も加点対象になることが多いため、留学予定のある方も持っていて損のない検定です。


毎年約90ケ国で実施され、毎年約63万人以上が受検しているABRSM

ピアノの飾りと楽譜.jpg

現在、多くの国でABRSMの実技試験は対面での検定が行えない状況です。

そのため、今年から急遽始まったのが「パフォーマンスグレード」です。
まだ開始から半年も経たない新しいグレード検定

といっても、なんとすでに世界中で10万人以上が受検しているそうです!

パフォーマンスグレード…?

一体どんな検定なのでしょうか?

それは名前の通り、「パフォーマンス(演奏)」を見られる検定です。

対面試験では行われるスケールや初見、口頭試問はありません。

ピアノ曲を4曲弾き、それをビデオに撮って送るだけです。

え?
じゃあいつもより簡単なんじゃないの?
何度でも撮り直しできるんだから、うまくできるまでやればいいだけだよね?

そう思うのは早いです。

パフォーマンスグレードは、対面で行われるのグレードとは違う大変さがたくさんあるのです。

まず、パフォーマンスを見られるということはどういうことでしょうか?

ABRSMのグレード実技試験は、150点満点。

従来の試験では、ピアノの課題曲3曲の演奏点数は合計90点(30×3曲)、
他に初見、スケール、オーラル試験の合計が60点。

課題曲の演奏に付けられる点数は、全体の半分以下です。

それがパフォーマンスグレードでは、演奏だけで150点になります。
90点と150点、一体何が違うのでしょうか?

まず1曲の点数30点ずつだけでなく、全体的なパフォーマンスを評価される点数が30点分もあるのです。(30点×4曲 + 30点)

1曲ずつの点数以外に、全体の評価をされるって…よく分からなくて不安になりますよね。


一体何に気を付けて準備すればいいのでしょうか?

押さえておくべきポイントは3つあります

楽譜に書き込む写真.jpg

①パフォーマンスグレードではどんな演奏が評価されるのか?
→時代やスタイルのあった演奏法を明確にしながらも、あなたの持っている個性を生かした演奏を目指しましょう!

②演奏プログラムを考えるときに心がけることは?
→全体のバランスを考え、聴いている人たちを惹きつけ、また自分の良さを引き出せるプログラムを組み立てましょう。

③よりいい演奏動画を撮るために気を付けることは?どのくらい撮影に時間をかければいいの?
→ビデオの撮影の際はコツや注意点がたくさんあります!少し気を付けるだけでぐっといいビデオに仕上がりますよ!また提出までの道のりもよく考えて、受検の計画を立てていきましょう。

私のレッスンでは全てのポイントをできるだけ分かりやすく説明し、一緒にご準備を進めていきます。ビデオの撮影の際もしっかりアドバイスしサポート致しますので、これまで生徒の皆さんが素晴らしい成績で合格しています。

そして結果は…

初めにご紹介した7歳の生徒さんは、受検曲の4曲を一から約4カ月間かけてじっくり準備しました。

曲のキャラクターや弾き方を何度もアイデアを出し合って話し合い、試して実践することで、色んな音色も引き出せるようになってきました。

最初はぎこちなかった提出用のビデオ撮影も、何度も繰り返す中でスムーズにできるようになり、同時に演奏もどんどん洗練されていき、大きく成長されました。

グランドピアノキラキラ.jpg

そして、初めてのグレードピアノ3級に無事高評価で合格されました!

おめでとうございます!!

バイオリンの練習も忙しい中、毎週ピアノもどんどん成長されていて、とても嬉しく思っています。


初めて受検されたご感想はいかがでしたか?


最後までご協力くださったお母様に、今回の受検についての感想をお伺いしました。

「コンクールに参加するよりも自分の演奏をより良くすることに集中できたように思います。
また課題曲がバロックから現代曲までバランスよく選ぶようになっているので、様々な時代の曲の背景やその時代の曲にあったテクニックまで勉強でき、大変ためになりました。」

ABRSMのグレード試験では、審査の先生からの細かい講評もいただけるので、新たな目標も見えてくるいい受検になりました。
次はグレード4の受検に向けて、すでに準備を始めています。

音楽理論もがんばっています♪


今年1月から始めたABRSMの音楽理論もとても順調に進み、グレード1と2の内容をすでに終え、グレード2のオンライン試験の受検を準備中です。

初めは書くのが難しかった記号や音符も、今ではとても見やすくきれいに書けるようになっています。複雑な問題も正確に早く解けるようになってきているのが素晴らしいです!
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私のレッスンでは、ABRSMの受検のためだけでなく…


音楽が生徒さんの人生にとって大事な存在になること

②これからの時代を生き抜く「想像力」や「習慣を作る力」を育てること

③自分で理解し音楽を作っていく力を身に付けていただくこと

を目標にし、日々生徒さんの成長を願ったレッスンを行っています。

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もちろん実際にABRSMを受検するかどうかは、ご自由に決めていただけます。

現在オンラインレッスンの空き時間はわずかではありますが、もし「挑戦してみたい!」と思う方がいらっしゃいましたら、少しでもお力になれたら嬉しいです。

<英国王立音楽検定(ABRSM)受検のための60分ピアノレッスン>
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