怒りは金平糖にして相手に渡す

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コラム
最近、グループで「怒り」の感情について考えて意見を交換し合う場がありました。

「怒り」の奥底には何があるのか。
私は、大切にしている考え方やこだわりが否定された時の悲しみ、大切な人や自分が傷つけられたことに対する悲しみ、または大切なもが危険にさらされた時のとっさに守るための衝動、が怒りの底に隠れていると思っています。

「怒り」について、小島よしおさんかこんなことを言っていました。
「怒りはトゲトゲしていて相手にそのまま伝えると痛いから、砂糖に包んで渡すんだよ」

これを読んで私が思ったのが、
「怒りを金平糖にして渡すということか~」
ということです。

トゲトゲしていて固いものだけれども、
トゲの先は丸くて人を傷つけないようになっていて、
何より見た目がやさしい。

トゲトゲのまま渡すと、相手はとっさに自分を守ろうとして、
本当に伝えたかったことが相手に伝わらない場合もあります。

「怒りを金平糖にして渡す」
具体的に、ではどうすればいいのか?を考えた時に、
全てをそのまま感情的に伝えるのではなくて、
なるべく平坦に、やわらかい口調で伝える。
「私はこういうことを大切に思っているけど、それが雑に扱われたようで悲しかったんだよ。」
笑顔でなくていいと思います。
真顔でも、なるべく淡々と、トゲの部分を丸くして渡す。

それだけ相手のことを思いやって伝えても、
伝わらなかった場合は、
次はあえてトゲトゲのまま思い切りぶつけてみることも悪くない、と私は思います。
トゲトゲのまま怒りを爆発させて、
その上で、冷静に伝えるように努力していたけれども、
全然あなたに響かなかったようだから、
それも悲しくて今怒ったんだという旨も伝えてみる。

トゲトゲは痛くて嫌だけれども、
痛くしないと相手に伝わらない場合もあります。

相手に伝えたかったら、
どういう過程をたどると相手に一番響くのか?
を考えて、
でも相手を大切に思う気持ちも忘れずに、
関係性を築いていきたいものです。

「怒り」の感情は難しく、嫌いな人もおおいですが、
それでも私たちの中の大切な感情です。
どうしたら、この感情をうまく扱えるのか、
怒りについて色々考える時間を持つことも、
いい機会だな、と思いました。
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