名前とは働き(№735)

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名前とは働きであります。

名前が違うと働きが違ってきます。

役割が違うと働きが違い、
働きが違うと名前が違います。

同じ人間でも、名前が違えば働きが違い、
役割が違ってくるのです。

この例を神様の大国主神(おおくにぬしのかみ)で
みていきましょう。


大国主神は多くの別名を持ちます。

大穴牟遅神(おおなむぢ)、大穴持命(おおあなもち)、大己貴命(おおなむち)
大汝命(おおなむち)、大名持神(おおなもち)、国作大己貴命(くにつくりおおなむち)
八千矛神(やちほこ)、葦原醜男(あしはらしこお)、葦原色許男神(あしはらしこお)
大國魂大神(おおくにたま)、顕国玉神(うつしくにたま)、宇都志国玉神(うつしくにたま)
伊和大神(いわおおかみ)、所造天下大神(あめのしたつくらししおおかみ)
幽冥主宰大神(かくりごとしろしめすおおかみ)、杵築大神(きづきのおおかみ)
大物主神(おおものぬし)

全て同じ神であり、名前が違うだけなのです。

これを同体異名(どうたいいみょう)と言います。

これら全ては、大国主神であり
役割によってそれだけ名前が変化しているのです。

例えば、大国主神は出雲大社の祭神ですが、
その働きは、縁結びであります。

大物主神は大神神社の祭神ですが、
その働きは、トラブル、揉め事を解決してくれます。

名前が変わると、同じ神でも働きが変わってきます。

名前を沢山持つという事は、
それだけ多くの働きを持つという事です。


次に、人間で例を挙げましょう。

あくまでフィクションです。

会社では、課長職で皆から「課長」と呼ばれています。

課長と言えば、中間管理職。

会社の方針を鑑みながら、
部下を管理していきます。

会社経営者側と一般社員の仲介、調整役等も行い、
日々奮闘しています。

家に帰れば、妻から「お父さん」と呼ばれます。

「お父さん」はいつも疲れていて、
たまに、妻からこっぴどく怒られます。

しかし、子供が寝ると妻が「あなた」と呼ぶようになります。

子供たちからは、「パパ」です。

子供たちにとっては遊んでくれる優しい「パパ」、
そして、どんな質問にも答えてくれる物知りな「パパ」、
しかし、たまに羽目を外すと鬼のように「パパ」は怒ります。

週末は、趣味の同好会で「ヒロさん」と呼ばれています。

「ヒロさん」は、マメに会の運営を行い、
同好会仲間から頼りにされています。

時々、昔の友人達と飲み会を開きます。

昔の友人達からは「ヒロちゃん」と呼ばれ、
「ヒロちゃん」は皆を笑わせるお調子者です。

月参りで伊勢神宮に参拝し、
神からの託宣を受けます。

この時は、「預言者ヒロ」。
(繰り返しますがフィクションです)

信者に神の啓示を伝えます。

そして、また月曜日になれば、「課長」に戻り、
日々の業務に奔走致します。


皆さんは、いくつの名前(働き)がありますか?

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