天才の証明(№731)

記事
占い
ある時、私は本を読んでいました。

そしたら、私の姓名判断の師匠が
私のもとに来て、こう言いました。
「寒気がする」

「風邪でもひきましたか?」

師匠
「風邪では無い、強烈な邪気を感じる」

「発信元は私ですか?」(一応、ジョークのつもり)

師匠
「それもあるが、他にもっと強烈な邪気を感じる」(私、ドテッ!)

師匠
「お前の読んでいるそれは何だ!?」

その時、私が読んでいた本はオカルトの本で、
師匠は、その本に強烈な邪気を感じ、
「やだー!気持ち悪い!!助けてー!!!」
と叫んで、何処かへ走って逃げていきました。

師匠は、このように霊的敏感です。

これ程、敏感だからこそ、
全く、姓名判断を勉強せずに、
天から姓名判断法を降ろしたのです。

まさに、天才です。

しかし、天才は反面
日常で接すると結構面倒くさい人でもあります。

天才ゆえの長所と短所でしょう。

そんな気に敏感な天才である師匠が
私に唯一薦めた本が漢語林(新漢語林)です。

薦めた理由の第一は、著書の“気”が凄く良いという点です。

そして、姓名判断師に取っては、
この本で字画を捉える事ができ、
字義もわかるという、まさに必須の本です。

そして、師匠は漢語林の大ファンで、
暇があると漢語林を読み、
漢語林が面白くて面白くてしょうがないらしいです。

普通に考えれば、
漢語林は漢和辞典です。

小説ではありません。

漢和辞典なんか読んで何処が面白いのかと思います。

これも天才たる所以なのか。


ここで思い出す事があります。

昔、私の友人で“営業の天才”
と言われるような人がいました。

この人は、歴史が大好きで、
何処へ行くにも、歴史年表を鞄に忍び込ませます。

移動の電車の中や、
昼食時等で喫茶店にいる時は、
いつも歴史年表を取り出し、
ニタニタしながら見ています。

他人からすれば、
気持ち悪いとしか言いようがありませんが、
本人からすれば至福のひと時のようです。

実は、私も人の事を言えません。

私が大好きなのは地図帳です。
子供の時から、暇があれば、
地図帳を見ていました。

ここで私の高校時代のいじめ体験の告白です。

私は、高校時代に学校側から残酷ないじめを受けていました。

学校側から物理の授業を受けさせられていたのです。

私は、理系科目が大っ嫌いで、
その中でも物理は天敵でした。

物理の授業を毎回受けるたびに、
ノイローゼ状態に陥りました。

そこで、私が思いついたのが無念無想になる事。

物理の授業が始まると、
無念無想になろうと思いましたが、
解脱していない、一介の高校生には
どだい無理な話です。

ここで天からのヒラメキ。

物理の授業中に地図帳を見れば良い事に気づきます。

それに気づいてから、
物理の授業は、悪魔の書(物理の教科書)を引き出しにしまい、
天使からの贈り物(地図帳)を机の上に出しました。

するとどうでしょう。

あれほど苦しんだ物理の授業時間が、
私の幸福な時間へと変わっていきました。

それ以降、毎回毎回物理の授業で
地図帳を見ていたある時、
遂に、物理の教師がそれに気づき、
私にこう言いました。

「お前は何で、物理の授業中に地図帳を見ているのだ?」

私は、胸を張ってこう返答しました。
「私の物理学は地理学が包括している」

その教師は無言で去っていきました。

その教師は私をどう思ったのか?

こんな面倒くさい奴、相手にするのは時間の無駄と思たったのか?

それとも、私に天才を感じたのか?

サービス数40万件のスキルマーケット、あなたにぴったりのサービスを探す