心に傷を持つ方へ、あるピアニストの言葉をお届けします。

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情報を得るに、なんて素敵な時代なんでしょう!

私は名言を探し「あぁ、沁みるなぁ…」と
単純に感動するのが大好きです(*´▽`*)

このネット社会。
調べようとすればいくらでも出てきます。
私が今日触れたいのは、次の方の名言です。


ピアニスト フジ子・ヘミング


彼女は高評価と低評価と二分しています。
なぜならば、譜面通りの演奏から飛び出してしまうから。
ミスタッチよりも音への感情を大切にしてしまうから。
それでも、彼女のファンは多い。

プロピアニストの母の指導のもと、幼少期からピアノを始めました。
小学3年生の時、ラジオでピアノ演奏をし天才少女と騒がれます。

東京藝術大学へ入学し、コンクールで受賞するなど将来への兆しは明るい物でした。

卒業後、悲劇が起こります。

スウェーデン国籍の父と同じように、フジ子の国籍もスウェーデンにありました。ところが生まれてから1度も訪れたことがなかった為に、国籍は抹消されたのです。
日本に国籍をと役所に掛け合いますが、受諾してもらえません。

ピアニストとして成長したい彼女は、難民としてドイツへ渡ります。
そこでの生活はとても貧しい。ジャガイモだけ、一週間砂糖水だけ。
本当に過酷。私だったら希望を捨ててしまうかも。

しかし、ピアノへの情熱は消えません。
世界的な指揮者に認められ、35歳の時に念願のリサイタルを開くことになりました。

ここでまた悲劇が訪れます。
彼女は16歳の時、右耳の中耳炎悪化から聴力を失っています。
このリサイタル直前に、貧困から風邪をこじらせ左耳の聴力まで失います。
ピアノに人生の全てをかけ、栄光を掴みかけた時に…。

リサイタルは泡と消えました。

どんなに辛く、苦しい出来事だったでしょう。
失望、失意、どれ程であったか想像は尽きません。
聴力は左のみ40%戻ります。

どん底を味わいながら、それでも彼女は諦めませんでした。
情熱を捨てず。ピアノを愛し。


後に日本でNHK特集に取り上げられることでフジ子フィーバーが起こります。
CDもミリオンセラーに。

ですので、名前をご存じの方も多くいらっしゃると思います。

「一つ一つの音に色をつけるように弾いている」
素敵な言葉ですね。でもご紹介したいのは次の言葉。


どんなに教養があって立派な人でも、
心に傷がない人には魅力がない。
他人の痛みというものがわからないから。


その心の傷はあなたの魅力のひとつです。
決して恥ずかしいものではなく、あなただけの魅力です。
素敵な人間力の要素をお持ちなのです。
もちろん、私も傷を誇りに思います♪

フジ子・ヘミングのファンは彼女の人間性にも惹かれています。
名言を探してみてください。優しさに溢れています。
最後にもう一つ。


目の前にある現実だけを見て、幸福だとか不幸だとか判断してはいけない。その時は不幸だと思っていたことが、後で考えてみると、より大きな幸福のために必要だったということがよくあるの。


私にもその悩みに触れさせてください。愛をもってお答えします。
文字を交換、その時間は素敵な色に染まります。











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