うつ病に苦しむ全ての方へ

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コラム
私は8年ほど前 、
「ちょっと疲れが溜まってきたかな…。
いやいや、大丈夫!休むわけにはいかん!
甘えるな自分、まだまだいけるぞ。」
そう自分に言い聞かせながら働く時期がありました。
実際はへとへとのクタクタ。
でも人手が不足している、やらねばどうする!
熱があるわけでもなく体は動く。
休んだら困る人がいる…
気持ちを奮い立たせ起き上がっていました。
ある日、胸が苦しくなり内科へ。
診察中に勝手に涙が溢れ、抑えきれません。
血液検査をし、少し脱水気味だったので点滴をしてもらいましたが、
その間「疲れた、疲れた」と言葉が溢れ、涙も止まらない。
意思とは関係なく口から飛び出すという感じでした。
今振り返っても危険な状態だったんだなと思います。

内科の医師から
「働きすぎでしょ、ストレスだろうから少し休みなさい。」
と診断を受けました。
けれど、1日たっても2日たっても気持ちは晴れません。
体はずっしりと重く、思考は「どうして?」を繰り返すばかり。
テレビにも興味が湧かず、笑うことがとてつもなく不可解な行動になります。
それは長い闇の始まりでした。
1週間しても、2週間たっても全く気力が戻りません。
何も出来ずにいるので、食べることすら罪悪感に苛まれます。
家族の判断で精神科に。
「うつ病」と診断。
しばらくは通院と投薬を続けていました。
しかし、闇は深いまま。
手探りしても何もつかめず。
申し訳ない気持ちと、自分が情けなくて責めてばかりの日々。
そしてある日の診断で入院をすることに。
それは強制入院でした。
つまり、自殺の危険が高過ぎると判断されそのまま入院。
看護師ステーションの隣、カーテンもシーツも無く、窓には鉄格子。
ドアには鍵をかけられ、ベルトも没収。
どれも自殺を防ぐための策です。
殺風景で飾り気のない狭い部屋。
けれど、その部屋で私は安堵を感じました。
現実から離れたことにほっとしたのです。 
これは私の環境が職場と住居が同じであり、
また、ストレスの大きな要因からも離れたからだと思います。
(その要因内容は私だけの事柄ではないので控えます。)
仕事に戻るには3年以上の月日が必要でした。
波あり谷あり。
本当に、決して順調ではありませんでした。
しかし今、闇から抜けた世界を生きています。
もちろん辛いこともあります。
落ち込むこともあります。
しかし「うつ病」に比べれば雲泥の差くらい軽いものです。
私が闘病中に初めて笑えたのは同病棟入院患者とのコミュニケーションによってです。
人の優しさ、共感してくれる嬉しさ、苦しみの中にある希望。
これらにぐっと救われました。
回復にはその後も時間を要しましたが、あの時間がなければ今を生きているか疑問です。
うつ病から脱するのに人と話すことは有効であると思います。
うつ病は甘えじゃないか、との意見もありますが、
私の脳はこう叫んでいます。
「あんな深い闇に2度と放り込まれるもんか!!
1億円を貰ってもお断りだね!!」 
甘えたいからと足を踏み入れる世界ではありません。
普通に生きる方が数倍もラクチンです。
「うつ病」を自分で体験し闘ったからこそ、気付いたことも感じたこともあります。
もっと早く出品したかったのですが、思うところあり遅くなりました。
さぁいよいよ一歩踏み出します。

うつ病で悩む方のお力になりたく、いざ出品します!


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