小説家は心理分析者だとつくづく思います。

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コラム
市立図書館で借りてきた本を読むひととき。
とても幸せな時間です♪


私が利用する図書館では、10冊を2週間借りることが出来ます。
さすがに10冊は読めない。
それでも、無料や!やっほぉい!!と欲張り、
5冊借りてしまいます。
欲の面は年々厚くなります(笑)


図書館の独特の匂いが好きです。
神聖な場所のような気もします。
なので一歩踏み入る時、背筋が伸びる。


まず勉強のための本を探します。
まだまだ足りないことばかり。
ここで2冊ほど選びます。


次に、さくっと読めそうなものを2冊。
それは漫画だったり、詩集であったり。


そして最後に小説コーナーをじっくり吟味します。
この時間は宝探しです。
一番好きな時間であり、ワクワクします。


本の山から選ぶは一冊!
さぁ、自分の直感を研ぎ澄ませ!
好きな作家に妥協はするな。
さぁ、いくぞ!!


ハード本がずらりと並び、重厚感があります。
背表紙だけ見ても、そのデザインは様々。
タイトルの書体も、レイアウトも、
小説に相応しいものを…と研磨されたデザイン。


タイトルに惹かれ手に取り、
ずしりとした本を片手に乗せ、
扉を開きます。
そこには発売時に巻かれてある
《帯》を切り取ったものが、
丁寧に張り付けられています。


私は本屋さんでもそうですが、
帯の言葉は重要視します。
キャッチコピーや著名人の感想が記載されており、
本選びの参考にしています。


ちなみにこの帯は日本独自の文化なのです。
この発明をされた方は、商才がありますよね。
凄いなぁ。


勢い勇んで踏み込んだ小説コーナー。
しかし、その膨大な量に5分もすれば気後れしだす。
「だめだ、気迫に負ける…」
たった5分で敗北感💦


本棚の横に置かれているスツールに腰かけ、
一旦、頭を空っぽに。


吟味に吟味を重ね、輝く一冊を5冊目に加え貸出カウンターへ。


帰宅後は、さくっと1冊を読み終えます。
勉強のためのものをパラパラめくり、
よし夜に読もう、と袋に戻す。


待ってました!とばかりに、
小説本を手に取ります。
勉強は二の次^^;


どんな世界が広がるのだろう。
どんな人生が広がっているのだろう。
私は何を見せられるのだろう。
または魅せられるのだろう。
好奇心がぞわぞわと背筋を這い上がります。


この高揚感がたまりません^^


出だしからグイと引き込まれるものもあれば、
徐々に引きずり込まれるもの。
疾走するように始まるもの、
陽気さとユーモアでスタートするもの。
ズンと陰湿で重い空気をまとい、手招くもの。


「あなたにはまだ難しいでしょう?」
と私を跳ねやる本もあります。
そんな時は
「てへへ、私の読書力では早かったようです」
とそっと閉じます。
そっと閉じて2度と開かずそのまま返します^^


前置きがずいぶん長くなりました^^;
タイトル回収に致しましょう!


小説に出てくる登場人物。
その一人ひとりが生きており、
それぞれがしっかりと人格を持っている。
言葉にしても、書き言葉(例えば文中のメール内容)
にしても、的確に人物像を表している。


主人公の心理描写においては、
深く深く、更に深く切り込まれていきます。


作家という人種は凄いなぁと舌を巻きます。
性格に合わせた行動や仕草。
その場面での目の動きや、表情。


観察眼だけでは、ここまでの描写は無理だよなぁ。
そう関心します。


自分を晒しながら書いているにしても、
自身を冷静に分析しているのだと思います。


凄いことです。


そんなことに感心しながら読んでいても、
いつの間にかその情景や物語に引きずり込まれ、
ただただ世界に浸り、どうでも良くなってきます。


どうでも良くなる前に、ブログに綴りました。
私の隣には、開いたまま伏せた小説があります。
ものすごく私を誘惑します。


袋の中に仕舞われた学びの本は控えめな性格のようで
なかなか私を誘惑してくれません。
困ったものです。

( ̄▽ ̄)


昨日、美しい夕空を見ました。
写真に収めましたので共有させてください。
PXL_20210722_103048867 (1).jpg
雲が浮かぶ空模様、今後同じものはないと思うと、
これほどに刹那的な芸術はないようにも感じます。



近いうちにサムネールをいくつか変更します^^
作業を楽しみます♪



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