ココナラ活用塾vol.70【無料修正回数の設定は何回が最適? 無制限にするメリットやデメリットは?】

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こんにちは!
ライティング系と音楽系のサービスを出品しているemiglia(エミリア)です。

今回はココナラの「無料修正回数」の設定や、修正無制限について、私なりの意見というか見解を書き連ねてみようと思います。

<無料修正回数は何回が最適?>

制作系サービス(デザイン・ライティングなど)には「無料修正回数」を設定できるものがあります。
「無料」と謳っていますが、正確には「追加費用無料での修正回数」ですね。

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画像の通り、「無料修正なし」「1~10回のどれか」「無制限」から設定できるようになっています。

この「無料(=追加費用なしでの)修正回数」は何回に設定すべきか、悩ましいですよね。

私は、音楽系のサービスは「1回」、ライティングサービスは「3回」に設定しています。
その理由は、過去の経験と基本費用の金額から、このくらいが妥当だろうと判断したためです。

音楽系サービスは、基本費用をかなり低く設定しているのですが、流石に「修正対応はしない」とは言えず、1回だけは費用内で修正対応しますよ、としています。

ライティングは基本費用を少し高めに設定しているため、3回まで保証しています。

では、修正対応回数の最適解は何回なのか……

それは、サービスによります。
(答えになってないw)

こればっかりは、人それぞれという感じですね。
何回にしておくのが良いよ、とは言えません。

<修正回数を決める方法>

無料修正回数に正解や最適解は無いので、自分で決めるしかありません。
でも、参考にしていただけそうな方法はあります。

それは、

① 最初は「3回」にしておく
② 何件か受注したら平均の修正回数を割り出す
③ 修正対応も含めた全体総額の納得感を探る
④ 妥当な修正回数を再設定する(もしくはサービス価格や内容を見直す)

という方法です。

初期設定でおすすめの修正回数は「3回」です。
根拠はあるような無いようなですが(え)、なんとなく「3回タダで直してくれるなら安心」と思ってもらえそうじゃないですか?

出品したばかりのタイミングは低価格にしていると思いますので、ここで「10回」や「無制限」にしてしまうのは出品者の首を絞めてしまう恐れがあるため、3回くらいが妥当かな、と。

もちろん、勉強のために!修行のために!!無制限でいきたいです!という場合は止めません(笑)がんばってください。

ひとまず「3回」で設定しておいて、実際に案件を受注して取引を進める中で、どのくらいの修正が発生するか、その平均を割り出します。4回目以降は当然の権利として追加費用を請求しつつ、たまにはサービスしてみたりして、何回くらい修正の要望があるか見極めてください。
そして、その修正対応も含めた総合的な作業時間や労力と、サービス価格を照らし合わせてみてください。

例えば「修正は平均1回だけど、たまに3回いく人もいる。でも平均して見れば価格的に見合った作業量だし特に不満はない」ということであれば「3回」のまま固定で大丈夫です。

「ほぼ毎回3回はいき、対応するのも大変で、中には5回とか修正することもある。意外と修正対応が負担で、価格に見合っていない気がしてきた……」という場合は、サービス価格そのものを底上げし無料修正回数を「5回」にするか、もしくはサービス価格は据え置きで無料修正回数を「1回」に減らすか、といった方法を試してみると良いでしょう。

<無制限設定のメリット・デメリット>

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「無制限」にするかしないか……
悩む方もいるかなぁと思います。

実際、「修正無制限」や「打合せ無制限」と謳っているサービスも多く、購入者さんが納得いくまでトコトンお付き合いします!というのをアピールしているケースもありますよね。

「無制限」のメリットとしては

・お客様が安心できる
・お客様にとってお得感がある

といった「お客様視点」のメリットだけでなく

・修正が発生する度に追加費用を算出する手間が省ける
・修正が発生する度に追加費用を請求するストレスがなくなる
・最初から高めな金額設定にできる

といった出品者側のメリットもあります。

逆に、「無制限」のデメリットは

・終わりが見えない(何度も修正依頼が来るストレスと手間)
・区切をつけにくい(購入者側も「これでOK」と言わずズルズルしがち)

といったところでしょうか。

個人的には「無制限」はどちらかというと肯定派です。
私のライティングサービスにも「打合せ無制限オプション」と「修正対応無制限オプション」を設けています。

出品者として、やはりお客様に納得いただきたいという想いがあり、とことん練って作り上げたいというご要望に応えたいと思うと、「何回でも修正します!」と言いたくなっちゃうんですよね。

でも、無制限オプションをつけてくださったお客様と、なかなかのハードモードな取引を経験したこともあり、やはり一長一短だなぁと痛感しました。

厄介なお客様に当たってしまうと、「無制限」はマイナスにしか働かなくなってしまうので、リスキーな設定でもあるよな、とも。。。

トラブルは極力避けたい、取引はできるだけスマートに終わらせたい、という方は「無制限」にしない方が良いかもしれません。
私のようにオプションにする、というのもひとつの手です。

<具体的な回数を示すメリット>

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「無制限」という言葉には、安心感やお得感がありますが、逆に回数を明示することで生じるメリットもあります。

① 購入者が回数内で終わらせようとしてくれる
追加費用発生を防ぐために、購入者は回数内で取引が終わるように頑張ってくれます。
修正の指示出しなど、曖昧なものや見切り発車のものではなく、しっかりと考えた上で投げてくれますし、後出しが無いように気を付けてくれます。
「無制限」にしてしまうと、指示が二転三転したり、五月雨式にどんどん追加されたりするので、回数制限によりそういったトラブルを防ぐとストレス軽減につながります。

② 追加でお得感を演出できる
修正上限に達した後に「追加費用を支払うから、もう1回だけ直してほしい」と言われたときに「特別にサービスで無料対応しますよ」と応えてあげると、購入者の方はとても喜んでくれます。
最初から「無制限」にしてしまうと、何回でも修正できるのが当たり前になってしまいます。制限を設けておき、それを超えたときにサービスすることで「お得になった!」「自分のためにサービスしてくれた!」というプラスの感情をプレゼントできます。

こんなメリットもあるので、やっぱり「無制限」よりも具体的な回数を明示した方が良い……のかも。

おわりに

ここまでお読みいただき、ありがとうございました。
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