【LP制作後にやるべきこと】広告運用、効果測定、LPの修正方法を分かりやすく解説

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ビジネス・マーケティング
こんにちは。LPを専門に制作しているWebデザイナー『アオイdesign』です。

この記事では、LPを初めて依頼する方やWebマーケティングの知識がない方に向けて、『LP制作後にやるべき3つのポイント』を分かりやすく解説します。

※※注意※※
LP制作後にどう運用するかは、各企業によって異なります。なので、全ての場合で本記事の内容を実践すべきというわけではありません。1つの参考として読んでみてください。



LP制作後にやるべきこと①広告運用

すでに多くの見込みユーザーを持つサイトやSNSを持っている場合は、そこにLPを設置することで十分効果があるでしょう。

しかしそういった集客源を持たない場合、手っ取り早く集客と成果が見込めるものとして「ネット広告」があります。

ここでは初心者向けに、LP運用でよく使われる代表的なネット広告3つとそれぞれのメリットを解説します。

1:リスティング広告
2:SNS広告
3:ディスプレイ広告

1:リスティング広告
検索連動型広告とも呼ばれ、GoogleやYahooといった検索エンジンの検索結果に表示される広告のこと。

例えば「渋谷 整体」「シミ 50代 コスメ」などと検索した時に上位表示されるページです。タイトルの上に「広告(やスポンサー)」と表示があります。

リスティング広告で代表的なのが「Google広告」です。

【リスティング広告のメリット】
・狙ったユーザーをLPに呼び込める
・購買意欲が高くニーズが強い「今すぐ客」にアプローチできる
・月1万円前後など低予算で開始できる


2:SNS広告
Facebook、Twitter、Instagram、LINEといったプラットフォームに配信する広告のこと。
タイムライン上に「プロモーション(や広告)」と表示がついて流れてくる投稿です。

【SNS広告のメリット】
・商品の認知拡大や興味関心を持つきっかけを作れる
・ユーザーのプロフィール情報を元に精度の高いターゲティングができる
・「いいね」や「シェア」による拡散効果が見込める


3:ディスプレイ広告
Webサイトやアプリの広告枠に画像や動画、テキスト形式で表示される広告のこと。

例えばYahoo!ニュースの記事一覧で、「プロモーション(や広告、PR)」と表示がついているバナーや記事のことです。

ディスプレイ広告で有名なのは、GoogleとYahoo!のディスプレイ広告です。

【ディスプレイ広告のメリット】
・潜在的なユーザーに広くアプローチできる
・テキスト以外に画像や動画で魅力を訴求できる
・リスティング広告よりもクリック単価が低い


以上3つを簡単にご紹介しました。どの広告を利用するかは、LPの目的、商材、ターゲットなどを考慮した上で決定しましょう。

できればLPを制作する前に決定し、配信先を考慮した上でLPの構成やデザインを考えるのがベストです。

とはいっても、1つに拘らず、まずはいくつか試してみる方法もおすすめです。
というのも、ネット広告は少額から配信が可能です。最低でも3ヶ月〜半年は様子を見てデータを収集し、それを元に最適な媒体と運用の方向性を絞っていくと良いかと思います。



LP制作後にやるべきこと②効果測定

広告運用をする場合でも、そうでない場合でも、LPの効果をきちんと測定することはとても大切です。

測定に使える無料ツールがたくさんあります。
代表的なのが「Googleアナリティクス」「Googleサーチコンソール」「ヒートマップ」です。
(※各ツールの使い方の詳細は、ネット検索で出てくる解説記事を参考にしてください。)

Googleアナリティクス
LP訪問後のユーザーの行動を解析ができる。「セッション数」「コンバージョン数」「コンバージョン率」「直帰率」の4つの指標を主に分析する。

Googleサーチコンソール
LP訪問までのユーザーの行動を解析できる。流入元の検索ワード(=どんなキーワードで検索したユーザーが流入してきたのか?)、表示回数、クリック数、掲載順位などが分かる。

ヒートマップ
ヒートマップとは、LPに訪れたユーザーがページ内で取った行動のデータを色の濃淡で表現したものです。
map.png

ユーザーが離脱しやすい箇所や、よく読まれている箇所などが分かり、それらのデータを元に改善につなげます。

ヒートマップは有料と無料のサービスがあり、種類や機能がそれぞれ異なっています。詳しくはネットで検索して調べてみてください。



以上3つのツールをご紹介しました。
効果測定は、最低でも3ヶ月〜半年は継続しましょう。そして集めたデータを元に分析を行います。
うまくLPが機能して成果が出ている場合は良いですが、結果がイマイチな場合はLPの修正・改善が必要です。

後者である場合「どこにその原因があるのか?」見極めることが重要になってきます。原因は大きく2つに分けられます。

1:LPへ集客できていない(アクセス数が少ない)
2:CV(コンバーション)が少ない

1と2どちらに原因があるかによって、LPの修正・改善方法が異なります。
次に項目で詳しく解説していきます。



LP制作後にやるべきこと③LPの修正

②にて、結果がイマイチなLPの原因は「1:LPへ集客できていない」「2:CV(コンバーション)が少ない」の2つに大きく分けられると述べました。

「1:LPへ集客できていない」が原因である場合は、下記で解説する内容の
1:集客力と流入経路
を参考にしてください。

「2:CV(コンバーション)」が原因である場合は、下記で解説する内容の2〜5を参考にしてください。


【LPの修正でチェックすべきポイント】
1:集客力と流入経路
2:表示速度
3:FV(ファーストビュー)
4:CTA(ボタン付近)
5:下層の構成・デザイン


1:集客力と流入経路
LPの中身を考える前に、そもそもLPへユーザーを集められているか?が問題です。
集客力がない場合、いくらLP自体の改良をしても意味がありません。

広告出稿をしている場合は、下記の3点を見直してみましょう。
◯適切な広告媒体に出稿しているか?
◯広告のテキストやバナーに問題がないか?
◯キーワードの見直し


◯適切な広告媒体に出稿しているか?
狙ったユーザーがいる場所に広告を配信できているか確認しましょう。
クリック率があまりに低い場合は、配信先を見直す必要があります。

例えば代表的な広告の一つにSNS広告がありますが、各プラットフォームごとにユーザー層の特徴が異なります。
例えば「Facebook」のメインユーザー層は30~40代と他のSNSと比べて年齢層が高いのが特徴です。
一方「Instagram」は、10代~20代の利用率が70%以上となっており、女性の利用率が圧倒的に高いのが特徴です。


◯広告のテキストやバナーに問題がないか?
下記のポイントが重要です。
・LPの内容とマッチした広告文、バナーになっている?
・バナーは、LPの内容とマッチした色味や雰囲気で作られてる?
・興味を引いてクリックしてもらえるテキスト、バナーになっている?
・商品説明やメリットではなく『ベネフィット』を訴求できている?


◯キーワードの見直し
Google広告などのリスティング広告では、キーワードの選定が非常に重要です。
狙ったユーザーがきちんとLPに流入しているのか、検証する必要があるでしょう。

また、LPへのアクセス数は多いけど、CV(コンバーション)につながっていないキーワードがあれば、それは除外する必要があります。
特に人気ワードは入札単価が高いです。費用だけがかかってしまい、成果につながらないのでは意味がないです。

キーワードは自分の頭だけで考えずに、キーワードツールを使うことをおすすめします。
なぜなら「想定していたワードでは、あまり検索されていなかった」「意外なワードの検索数が多かった」といったような発見があるからです。

【キーワードツールの例】
・ラッコキーワード
・Google広告キーワードプランナー


2:表示速度
ページの表示速度が遅いと、ユーザーが離脱する確率が高まります。また、Googleからも良い評価をもらえません。

まずは、LPの表示速度のスコアをチェックしてみましょう。 
『PageSpeed Insights』というツールがおすすめです。

【ページ表示速度を改善する方法】
・画像を適切なサイズにする
・画像の容量を削減する
・不用なCSS・JavaScriptを削減する
・動画や動きが重いものを削減する
・遅延読み込みなど


3:FV(ファーストビュー)
FVとは、ユーザーがLPを訪問した時に、最初に目に入るエリアのことです。

直帰率が高い場合は、このFVを改善する必要があります。下記の点を見直してみましょう。

・インパクトがある写真やキャッチフレーズがあるか?
・ターゲットユーザーに「私の問題が解決できるページだ!」「私に向けられた内容だ!」と思わせられているか?
・ベネフィットとそれを表現する写真(画像、イラスト)でイメージを湧かせられているか?
(※ベネフィット:ユーザーが欲しい嬉しい未来)


4:CTA(ボタン付近)
ボタンのサイズやテキスト、色など、クリックしやすいデザインになっているか?確認しましょう。
ユーザーが興味を持って行動しようと思った時に、すぐにボタンが押せるような場所に設置されているか?という点も重要です。

ボタンのテキストは、『申し込みはこちら』といった単純なものより、『1分で簡単入力!今すぐ申し込む』といった簡単さをアピールする文言の方が成約率が高くなるといわれています。


また、お問い合わせや資料請求など「フォーム」を設置している場合は、下記の点を確認してみてください。

1:項目が多すぎない?(ユーザーが入力を面倒に感じてない?)
2:PC、タブレット、スマホそれぞれで入力にストレスがないか?
3:(ユーザーが迷わないように)各欄に入力例が書いてあるか?
4:送信後のアクションや自動返信メールなど正常に動いているか?
5:エラー表示がきちんと表示される?


5:下層の構成・デザイン
下層デザインの問題点を見つけるためには、前述したヒートマップを利用すると良いでしょう。

場合によっては、コンテンツの順序を入れ替えたり、離脱率の高いコンテンツにインパクトを持たせたり、不用であれば削除したりといった対策が取れます。

【下層を見直す上でのポイント】
・各見出しごとにデザインにメリハリがある?
・ターゲット層や商材にマッチした色味、雰囲気で作れられている?
・テキストが小さい、フォントが個性的すぎるといった問題はない?
・全体を通じてストレスなくスラスラ読める?
・上から下までストーリーが一貫している?
・途中で「おやっ?」と止まってしまう部分や読みづらい箇所はない?



まとめ

LP制作後にやるべき3つのポイントについて解説しました。

LP制作後にやるべきこと①広告運用
LP制作後にやるべきこと②効果測定
LP制作後にやるべきこと③LPの修正


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