【失敗しないLP制作】LPの依頼前にチェックしておくべき5つのポイント

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ビジネス・マーケティング
こんにちは。LPを専門に制作しているWebデザイナー『アオイdesign』です。

この記事では、LPを初めて依頼する方やWebマーケティングの知識がない方へ向けて、『LP制作前にチェックしておくべき5つのポイント』を解説します。

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チェックポイント①HPとの違い

LP(ランディングページ)とHP(ホームページ)は同じWebページですが、最も大きな違いは「作る目的」です。

HPは、会社や商品、サービスについての『情報提供』が主な目的です。一方LPは、ユーザーに『行動』を促す目的で制作します。

ここでいう行動とは、以下のようなものです。
・商品の購入
・お問い合わせ
・資料請求
・メルマガへの登録
・LINEお友だち登録など

LPを作る上では「戦略」が欠かせません!というのも、ユーザーはそう簡単に上記のような行動を起こしてくれるわけではないからです。
目的やターゲット層、セールスレター、構成などをしっかり準備した上で実際のデザイン制作に入っていく必要があります。

悪い例を挙げると、以下のような特徴があるLPは、あまり効果が出ないものになってしまいます。

・単なる情報提供だけ
・あれもこれも情報を詰め込みすぎている
・誰へ向けた内容なのか分からない
・ユーザーにどんな行動をしてもらいたいのか明確でない
・内容が単調で離脱率が高い


「作る目的」以外のHPとLPの違いとしては、ページ数流入経路などがあります。

【ページ数】
HPは通常、複数のページで構成されています。
(例:製品紹介、特徴、会社概要、採用、お問い合わせ)

LPは「縦長1ページ」で作るのが基本です。
リンクは最小限にして離脱を防ぎ、上から下まで一貫した流れでスムーズに読み進められるように作ります。

【流入経路】
HPは、検索エンジンからの流入が一般的です。一方LPは、ネット広告経由での流入が多いです。

◯ネット広告の例
Google検索やYahoo検索などのリスティング広告
FacebookやInstagramなどのSNS広告
Webページの広告枠に表示されるディスプレイ広告



チェックポイント②LPを作るメリットとデメリット

LPを作るメリットとデメリットを3つずつご紹介します。

メリット1:結果につながる
商品の購入やお問い合わせを促すことを目的に作るため、売上や集客力アップにつながります。

メリット2:狙ったユーザーに直接届く
ネット広告を使う場合は、年齢や地域、興味関心など属性を絞って配信ができるため、狙ったユーザーをページに呼び込むことができます。結果的にコンバーション(成果)につながります。

メリット3:ページの運用や修正がしやすい
LPは1ページで独立しているため、修正がしやすいです。
運用結果を踏まえて、例えばトップ画像だけを入れ替えて反応がどう変わるか見てみるなど、リアルタイムで改善を加えていくことができます。


デメリット1:コストがかかる
LPは制作と運用のコストがかかります。

しっかり効果が出るページを作るには、マーケティングの知識を持つ制作会社やデザイナーに依頼する必要があります。

運用は広告代理店に外注もできますが、なかなか費用対効果が上がらないことも多いです。
知識をつけ、まずは自社で広告を打ってみることもおすすめです。ネット広告は月1万円前後の少額からでも配信可能です。

デメリット2:商材やユーザーが絞られてしまう
LPは特定の商材に絞って内容を作るため、複数の商材を紹介することに向いていません。

予算のある会社であれば、1つの商材においても、パターンを変えて(20代向け、30代向け、50代向け)とLPを複数用意することも多いです。

それくらい商材とターゲットをグッと絞り、情報を集約してこそ効果が出るものです。
ですので、逆に「予算を抑えたいから、1つのLPに全て盛り込みたい」という場合は、作り方に相当工夫が必要になります。

デメリット3:戦略が失敗し効果が出ないことがある
運用していく中で「思っていたキーワードではあまり集客できていない」など、制作当初の戦略がうまく機能しないことがあります。
そうなると、せっかく作ったLPが十分な効果を発揮せずに終わってしまうことになります。



チェックポイント③LPを作るべきではないパターン

「LPを作れば、売上があがるらしい!」という情報を耳にして依頼を考える方は多いです。

しかし、本当にそうでしょうか?
まず考えるべきは、「現状を打開するために、LPを作ることが最適解なのか?」という問いです。

例えば、既存LPの反応がイマイチだから新しいLPを作ろうと思ったとします。
しかし、そもそもそのLPに集客できていないのならば、いくら新しいLPを作っても結果は同じです。
その場合は、LPへユーザーを集める方法に課題があるわけなので、SEO対策や広告の運用方法に問題点がないかを検討するべきです。

また業種によっては、HPやLPを作るよりも、InstagramやTwitterなどSNSを活用した方が、売上や集客に繋がることがあります。

つまり、「何となくあった方が良さそう…」といった理由で中途半端にお金をかけて作る前に、「なぜ、LPが必要なのか?」をもう一度しっかり考えておくといいですね!



チェックポイント④LPはただ作っただけでは効果0

LPは作って終わりではありません!むしろ作り終わってからがスタートで、運用結果によって修正や改善を繰り返し行う前提を踏まえておく必要があります。

広告代理店に運用を外注する場合を除き、基本的には自分自身でLPを機能させる方法を知っておくことが大切です。

例えば、Google検索で上位表示させたいなら「Googleサーチコンソール」「Googleアナリティクス」へ登録し、SEOに関する基本知識を身につけるのも有効です。

また、若い女性向けの商材であれば、Instagramのアカウントを育ててフォロワー数を増やし、そこにLPを設置して集客する方法も効果的です。

LPは、うまく使えば24時間365日働く優秀営業マンになります。ただそれも、適切な場所で、適切な相手に対して働いてくれるように、環境を整えてあげる必要があるのです。



チェックポイント⑤効果が出るLPの作り方

「全体像の中の1つとしてLPを捉える」ことが重要です。

前述したように、LPはただ作るだけでは意味がありません。
「なぜLPが必要なのか?」「どこに設置するのか?」「どう運用するのか?」といったことも考える必要があります。
このように、ビジネス戦略全体の1つにLPを位置付けて考えましょうということです。

例えば、制作会社にLPを依頼する時点で「広告運用を考えているけど、まだ具体的に決まっていない」とおっしゃる方は多いです。

ですが、可能なら依頼の時点で「どの広告媒体に?」「どういったキーワードで出すのか?」全体像を考えておくほうが望ましいです。

というのも、広告の種類によってLPの作り方が異なるからです。

例えば「リスティング広告」は、購買意欲が高い「今すぐ客」が多いのが特徴です。
その場合は、すぐに購入できるような位置にボタンを配置したり、購入のハードルとなりそうなことは丁寧に記述したりします。

一方「SNS広告」は、暇潰しになんとなく画面を眺めているユーザーが多いです。
その場合は、セールス色を薄め、興味関心を持ってもらえるような広告文・LPが望ましいです。

このように「どこでどう使われるLPなのか?」が分かれば、それに最適な形でLPを作ることが可能です。

もちろん依頼の時点で「まだ決まってない」「何が最適なのか分からない」といった方もいるでしょう。

その場合は、現時点で考えている戦略を制作者側に伝えたり、どうしたら良いか率直に相談して提案をもらったりするのが良いでしょう。



まとめ


5つのポイントについて解説しました。

チェックポイント①HPとの違い
チェックポイント②LPを作るメリットとデメリット
チェックポイント③LPを作るべきではないパターン
チェックポイント④LPはただ作っただけでは効果0
チェックポイント⑤効果が出るLPの作り方


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