Vol.7 「販売サービス業」の方々の『真の強み』とは?

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みなさん、こんにちは^^
ひかる@他業界・他職種への転職支援です。

突然ですが、
現在、4人に1人『販売サービス業従事者』と言われています。
私も元販売サービス業の従事者でした。

私も含めてですが、販売サービス業従事者の方々は、
コミュニケーション能力こそが最大の武器』であり、
「強み」だと思っている場合が多いです。

だからこそ、「コミュニケーション能力を活かして営業職に挑戦したい!」
というお話やご相談をよく耳にします。

そこで、今日は「販売サービス業から営業職を目指したい!」
という方向けの記事を書いていきます。

◆販売サービス業における「コミュニケーション能力」とは・・・?

販売サービス業の日常の業務である、
お客様と積極的に会話をし、おすすめをして、商品を買っていただく、
このプロセスには、確かにコミュニケーション能力が必要です。
「相手のニーズを聞き出して、お客様に合った提案をする」
まさしく「コミュニケーション能力」ですし、強みだと思います。

しかし、転職市場における「ライバルの存在」も忘れてはいけません。

◆転職市場におけるライバルとは:

もし、あなたが営業職を志すのであれば、
想像しうるライバルは、大きく分けて2つです。
①同じく、販売サービス業から営業にチャレンジしたい方(営業未経験)
②すでに営業経験があり、転職を考えている方(営業経験者)

この方々、特に「営業経験者」よりも高い評価を得て、
内定を勝ち取る必要があります。

この戦いで勝ち抜くための武器(強み)は、
本当に「コミュニケーション能力」で良いのでしょうか?

◆ライバル(営業経験者)との戦いに勝ち抜くための武器は何?

では、敵に勝つためには、相手を知ることが必要ですね。
営業経験者が持つ武器を整理してみましょう。

▼営業経験者の強み一例:
・営業実績(売上)の作り方を知っている
⇒どこにどういうアプローチをすれば数字が動くのか、予算達成のためのスケジュール管理、必ず達成しなければならないというプレッシャーに慣れている、数字が行っていない時の挽回方法を知っている等
・商談に慣れている
⇒場合によっては、社長や取締役、部長などの重役と商談することがあります。当然緊張もしますし、ミスったらいけないという重圧もあるので、そうならないための事前準備も念入りに行います。また、どこまで話をして帰るのか、今日でクロージングまで持っていくのか等、空気とタイミングを読み、状況判断をすることが大切です。
・提案の流れを心得ている
⇒相手の課題を聞き出して、自社の商材を提案する。相手に対してどれだけのメリットがあるのか、費用対効果なども示しながら提案する。
・数字への意識が強い
新規開拓件数や商談数、売上、契約数、KPI、~率など常に色々な数字を追われています。必然的に、目標達成意欲や数字で物事を考える癖がついています。営業では必須の考え方です。

営業経験者は上記のような強みを揃えています。
もちろん取り扱い商材や会社にもよりますが、一般的には、
販売サービス業よりも「営業経験者」の方が
「コミュニケーション能力が高い」と見なされており、
その状況で「コミュニケーション能力」をアピールしても、
「採用担当者には刺さらない・・・」という状況に陥ってしまいます。
では、何を武器としてアピールすれば良いのでしょうか・・・・

◆販売サービス業従事者のアピールすべき『真の武器』とは・・?

私が思う販売サービス業従事者の強みは、
ざっくり言うと「サポート力」だと考えています。

サポート力・・・?
では、日々仕事を行っている店舗をイメージしてみてください。

▼店舗で起きていること・・・

・スタッフが足りなくて、現場が常にバタバタしている
⇒自分もシフトに入り、他のスタッフと一緒に乗り切る。
・普段スタッフは「もう少し楽にできたら良いのに」と感じている
⇒改善するためにどうしたら良いだろうと考えて、行動に移す。
・思っているより、お客様はわがままで接客にも時間と手間がかかることがある
⇒特に頼まれているわけではないが、ピークタイムはヘルプに入る。
・ピークタイムに、お困りのお客様が放置されていることがある
⇒スタッフに任せきりにせず、お困りのお客様などがいることをしっかりと察知して、お声がけする。
・スタッフは店舗のために、自主的に+αの行動をしてくれている
⇒感謝と労いの言葉をかけて、上手くいくようにフォローする。

などなど、「スタッフが困っていないかどうか」、
「お客様は困っていないかどうか」、
常に周りを見て、サポートできることがないか、考えていませんか?

これは、サポート力でもあり、チームワークでもありますが、
『周囲の方やお客様を助けようとする姿勢』は十分武器だと言えます。

営業職は、もちろん個人戦の要素も多いですが、
実は『チーム戦』でもあります。

例えば、営業第1課や第4チームなどの名称で、
課やチームで分けられて、
そのチームごとでの予算や目標が作られて、
チームで達成できるかどうか重視されるといった現状があります。

そのような背景があり、
『周囲のことを常に気にかけて行動できるサポート系の人材』は、
営業チームの運営には必要な存在なのです。

他のメンバーの売上があまり良くない時は、
「チームのために自分がもう少し頑張るよ!」といった姿勢、
「自分を少し犠牲にしても周囲を助けよう」とする姿勢、
販売サービス業従事者であれば、必ず取れると思います。

自分の仕事を思い返して、「たしかにそうだな」と思われる場合は、
ぜひ「私の強みはサポート力です!」とアピールしてみてください^^

では、また★
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