【永久保存版】なぜ「ありがとう」というと良いの?

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ご覧いただき誠にありがとうございます。みーこです。

今回は、30年以上生き辛さに苦しんできた私が、生きる喜びを見つけることができた時に気付いた、人生を楽しむ究極の秘訣の1つである『感謝』につきまして、スピリチュアルな観点ではなく、人間が持つ心の機能から解説させていただきます。

私自身のことではありますが、生きることに絶望するたびに、このままではいけないと自分を奮起させ、様々な自己啓発に取り組んできたわけですが、どんな自己啓発に取り組んでも、自分自身が生きていることに対する苦しみを取り除くことができませんでした。

コミュニケーションが苦手だからと人と話せるようになっても、自分の存在に対する不安は消えませんでしたし、結婚したからといって、劇的に人生が変わるということはありませんでしたし、収入が増えて生活が豊かになったからといって、生きることそのものに対する苦しみが消えることはありませんでした。

世の中には様々な自己啓発、人生を切り開く方法などの情報が溢れています。
何かを成し遂げたいと思った時に、インターネットや本で簡単に情報を集めることができますし、行動が起こせない、行動を起こすことが不安だという場合の対処法まで世にあふれています。

生きていることに対する苦しみも、世に出ている情報で自分自身の在り方や環境を変えることで克服できる場合もあれば、自分自身の感情に向き合うことで、和らげることができた場合もありましたが、常に自分自身の奥深くに根付いている生きることに対する苦しみというものがずっとまとわりついている状態でした。

悩みを解決する方法ではなく、人はなぜ悩むのか、生き辛さとはそもそも何なのか、世の中にある情報をもとに、「人が悩む仕組み」というものを自分なりにつきつめて導きだした答えが、『人は悩むことで生きていくことができるようになっている』ということと、『悩みというものの本質で見ると、4種類に分類することができる』ということです。
(こちらをとりあげてしまうと長くなってしまいますので、説明は省かせて頂きます。)

そして、自分自身を全肯定し、生きる喜びを見つけるための秘訣というものは、結局のところこの2つに集約されるのではないか、と導きだしたものが、
①感謝
②中庸の視点(ニュートラルな状態)
です。

今回はそのうちの1つである『感謝』について、なぜ『感謝』をすると人生が楽になるのか、『感謝』することにどういう意味があるのかを深堀していきたいと思います。

『ありがとう』や『ありがとうございます』に限らす、『ついてる』『私は運がいい』『大丈夫』など、ポジティブな言葉をいうと、 現実もよくなると言われています。

日本には「言霊」という概念があり、 言葉には現実に作用する力があると言われていますし、最近は引き寄せの法則と言われるものが世に広まり、自分の潜在意識が現実になるという考え方も、スピリチュアルな概念ではなく、一般的な概念として広まっています。

その中でも、「ありがとうございます」という言葉を 繰り返し続けていうと、なぜ現実が良くなるのか、 スピリチュアルな観点ではなく、私自身が考察した「人間が悩む仕組み」という観点から解説させていただきます。

「ありがとうございます」というのは 感謝するときに使う言葉で、「ありがたい」とも言います。

 感謝する気持ちというのは、 現実的に「自分に対して良いことがあった時」 「自分にとって得となった時」や、 内面的に「嬉しい」「安心」といった、 快の感情が重なった時に生まれるものです。

 自分以外の相手の存在や行動によって、 自分が助けられた、自分にとって良いことがあった、 そして快の感情を感じた時に、そのことに対して 「あなたのおかげです」という、 「ありがたみ」を感じることを指します。

「ありがとうございます」という言葉は、 『感謝する気持ち』、『ありがたみ』を相手に伝える言葉です。
英語は「サンキュー」
中国語は「シェイシェイ」
フランス語は「メルシー」
ドイツ語は「ダンケシェーン」などなど、
言語によって言葉は違いますが、『感謝する気持ち・ありがたみ』の概念は人類共通です。

普通は何か起こったときに言う言葉ですが、 なぜ何もないときでも「ありがとうございます」と 何回も繰り返し言うといいのでしょうか。
その言葉が持つ力とは一体何なのでしょうか。

実は、 「ありがとうございます」には、3つの力があります。
① 自分にとっていいことが起こっていると 認識させてくれる力。
② 自分以外の存在が、自分にとって ポジティブな存在だと認識させてくれる力
③ 自分を快(ポジティブ)の感情で満たしてくれる力  
です。

①②③の力に共通しているのは、「自分の内面に変化を与える」ということです。

この力が、どんな効果を生み出すかといいますと、 何もないときに「ありがとうございます」ということで、 今存在していることそのものが 「①自分とっていいこと」であり、 自分を取り巻くすべての存在が 「②自分にとってポジティブな存在」であり、 今生きているこの瞬間に 「③生きている喜び、幸せなどの快の感情」で満たされる、 という効果があるのです。

 日常生活を送る中で、私たちは自分の中にある欲求と、 現実の世界の出来事をすり合わせて、 自分の意思と現実の世界のバランスをとって生きています。

簡単に人が生きている仕組みを解説しますと、 私たち人間は、自分の欲求を満たしていくことで、 現実の世界で生きていけるような仕組みになっています。

ですが、欲求を満たすことしかできない場合、自分自身の生存を確保することができませんので、感情や思考など、様々な機能を併せ持って生まれてきます。

自分自身にとって快か、不快かを判断する基準として感情があり、記憶して経験を重ね学習することができ、思考能力(欲求、感情、経験、知識などを結び付ける能力)で価値観を形成することができ、自分の意思として統一させた「顕在意識」と、意識しなくても裏で自動的に活動してくれる「無意識」の働きによって、自分自身の心のバランスをとりながら、現実世界に適応して生きていくことができる状態で生まれてきます。

人間が地球で生きていくことができるようになっている仕組み上、私たちは「自分がしたいと思うことが満たされたかどうか」で物事を判断する力のほうが強く、「自分自身の欲が満たされなくても、ネガティブな感情に苛まれても、それも成長に必要なことだ」と判断するのは、実際に欲が満たされない、ネガティブな感情を抱く経験をして初めて価値観として後天的に形成されていきます。

ですので、私たちが普通に生きていて感謝の気持ちを持つ時というのは、 「自分や周りの人が親切にしてもらえて嬉しかった時」や、 「自分が周りの人が助けられてほっとした時」など、 自分や、自分の周りの大切な人たちが、自分以外の存在からの恩恵を受けた時に反応して 沸き上がることが多いです。

では、何もないときに「何回も」、「ありがとうございます」ということにどんな効果があるのでしょうか。

何もないときに「ありがとうございます」と言うと、 その言葉に反応して、「ありがとうございます」を言いたくなった出来事があった時と同じ反応を無意識に思い起こさせることができます。
何もなくても、今生きていることそのものが 今自分が受け取っている「ありがたいこと」だと 思えるようになるわけです。

 ただ、1回言っただけでは、ありがとうございますの言葉に対する反応が起きても、すぐに現実の出来事に上書きされてしまいます。
 何回も繰り返し言ったほうがいいのは、 同じ言葉を繰り返して反応を強くしていくことで、 無意識に浸透させることができるからです。
顕在意識で意識できなくても、 無意識は常に働いています。
それは、突然危険な状況になっても自分の身を守るためであり、 顕在意識の情報処理量を増やすためでもあります。

子どものころは箸やフォークがなかなかうまく使えませんが、繰り返し使うことで、上手に使えるようになり、意識しなくても箸やフォークで食事ができるようになりますが、 普段ナイフやフォークを自然に使えていても、 高級なフレンチレストランなどでテーブルマナーを意識して食事をすると、ナイフやフォークの使い方がぎこちなくなってしまいます。
テーブルマナーも、小さいころから訓練していたり 大人になってからでも場数を踏んで慣れたりすると 意識せず自然にできるようになりますよね。

顕在意識で繰り返したことをスムーズにできるように 潜在意識に浸透させていくのですが、 潜在意識に浸透させるためには、暗記する時と同じように、何度も繰り返すこと、つまり「反すうすること」が必要なんです。

これはネガティブな感情も同様ですので、 昔の私のように毎日のように「死にたい」と何度も言っていると、 ネガティブな感情を無意識に刷り込むことになり、何もしなくても生きているだけで「死にたい」と思うようになるのです。

 ただ、ネガティブな感情を言葉にしたいのに我慢してしまうと、 我慢したネガティブな感情が突然爆発します。
 ネガティブな感情を言葉にすることが問題なのではなく、 反すうして無意識にすりこまれてしまうことで、生き辛さから抜け出しにくくなることがあるということですので、ネガティブな感情が溢れて言葉になったとしても、 感情が反応した瞬間をしっかり味わってその都度発散していくことができれば問題ないわけです。

 「ありがとうございます」という言葉を口にし続けても、 途中で悪口や不平不満を言うと回数がリセットされる、 神様がそっぽを向いてしまって効果が消える、 悪口や不平不満を言っても、「今のなし!」と言えば 効果は継続される、と言われることがありますが、 それも「ありがとうございます」を言う事と同じ理屈です。

悪口や不平不満を口にした瞬間 「ありがとうございます」の効果がリセットされるわけではなく、「ありがとうございます」よりも、普段の不平不満が勝っていくと、 不平不満を口にした後のネガティブな感情が反すうされ、「ありがとうございます」を言う前のネガティブな感情の状態に戻っていくということなんです。

不平不満もその都度発散して、ネガティブな感情を反すうしないようにすれば、「ありがとうございます」の効果が消えることはありません。

また、何もない時に「ありがとうございます」の言葉を繰り返して、 潜在意識に「生きているだけでありがたい」という感覚が 刷り込まれていくと、感謝の敷居が低くなります。

ご飯を食べる、布団で寝る、お風呂に入るといった、 当たり前の日常の行為が「ありがたい」ことになると、ほんとうにささいな出来事で感謝できるようになり、結果的に、自分が認識する現実の世界が、「良いことが続けて起こる」現実になっていくわけです。

引き寄せの法則というのも、同じ法則を利用していて、「思っているだけで現実になる」というのは、顕在意識で繰り返し意識し続けることが 潜在意識に反映されるという意識の仕組みを利用したものです。

 無意識は常に自分の意思の範囲外で現実世界の情報収集をしていますから、 意識的に労力を使って行動する中で、ふと自分の思いが叶いそうな情報に気付きやすくなり、 自然と自分の思いが叶う方へ向かうことができるというメリットもあります。
運がいい、導かれている、というような状態ですね。

ただ、感情の反応の仕方、顕在意識、無意識の在り方は個人差がありますので、「ありがとうございますと言い続けて 10000回目で自然と涙が流れて止まらなくなった」 「毎日続けていたら、いいことばかり起こるようになった」 と、実際にいいことがあったという人もいれば、何回言っても効果を感じないという人もいらっしゃると思います。
ですが、「ありがとうございます」という言葉が、今満たされていることに気付かせてくれる効果がある、と認識して口にすれば、ただ「ありがとうございます」と言葉に出してみることで行き詰まっている現実の違う側面が見えてくるかもしれません。

 また、「ありがとう」だけよりも、「ありがとうございます」のほうがいいというのも理由があります。
「ありがとう」だけでも「ありがたい」という意味があり、 感謝を生み出す言葉ではありますが、「ありがとうございます」だと、「ありがたい」が「ございます(御座います)」となり、言葉として「ありがたいとこが存在している」という意味になります。
「ありがとうございます」ということで、「ありがとう」より強い意味になりますので、言葉にするなら「ありがとうございます」の方がより感謝を実感できるでしょう。

「ありがとうございます」を言うだけでいいんです!と解説されている情報が多いように思いますが、それだけだとなかなか良い結果を感じにくく、継続することが難しくなる人も多いかと思います。
現実の不平不満を言ってしまって「リセットされた」と思ってしまい、せっかく続けていたことをやめてしまう人もいるのかなとも思います。

「ありがとうございます」を言う事で得られるポジティブな反応を無意識に反すうさせることで、自分の内面に変化を起こし、現実に対する認識を変えることができるということですので、始める時は「なんか嫌だけどやってみるか」というように、いやいや初めても何も問題ないわけです。

個人個人で「ありがとうございます」の感じ方や、無意識へ浸透する具合が異なりますので、少ない回数で良い効果を実感できる人もいれば、何回言っても別に変わらないんだけど、という人もいるということですね。

この、「感謝の心」というのが、 人生を楽しむ2つの秘訣のうちの1つです。
ですが、感謝の心で満たされて、 今生きているだけでありがたいと思っても、 ただただ現実の世界を受け入れるだけでは 自分の思いを叶えることができません。

人生を楽しむためには、「受けとる」ことと「手にする」ことが必要です。

闇があるから光がある。
光があるから闇がある。

宇宙の法則は2面性です。必ず「表」があれば「裏」があります。
「ありがとうございます」で現実で満たされていることを受け取るだけでは、真に人生を楽しむということはできません。

「自分から手にする」ためのもう一つの秘訣が、②中庸の視点(ニュートラルな状態)なのですが、今回の内容が長くなってしまいましたので、②につきましては改めてブログでまとめさせていただきたいと思います。

ここまでお読み頂いて本当にありがとうございます。
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