前回のコラムでも書きましたが、どんなにスピリチュアルを学んでも、
開運や引き寄せの為の行動を毎日続けていたとしても、良いことばかりは
起こらない。
ネガティブなことだって当然のように起こる。
という事をお話しました。
そんなことは言われなくてもわかっているという方も大勢いるとは思いますが、スピリチュアルの世界を「何か奇跡を起こしてくれるすばらしいもの」
というように憧れを抱いている方がいたら要注意です。
世の中に溢れているスピリチュアルのセミナーや講座の募集や広告には
「毎日ミラクルが起こるようになる」
「覚醒率100%望む現実を引き寄せる」
「宇宙銀行から豊かさを受け取れる」
などの言葉で人を引き付けようとするものがたくさんあります。
信じて参加されたり、申し込まれたりするのはもちろん自由です。
ただ、ひとつしっかりと胸に刻んでおいてほしいのは、
陰陽の法則がある限り、
「良いことと悪いこと」
「ポジティブとネガティブ」
「光と影」は必ずあるということです。
良いことばかりを引き寄せたいとどんなに願っても、望まないことだって必ず
起こります。
ポジティブでいようと心掛けていたとしても、生きている限りネガティブな感情が出てくることは必ずあります。
この自分の中にあるネガティブな感情を認めないという事は、自分を
認めていないという事、つまりは『自己否定』になるのです。
事実として、このネガティブな感情は自分の中に存在しているのですから。
自分に気付いてほしくて訴えかけているのですから。
それを認めずにいるという事は自分を否定していることになります。
スピリチュアルな上で、『魂で生きる』『ありのままの自分らしく生きる』という本当の意味は、ネガティブな感情も、望まない現実もすべて受け入れるということだと私は思っています。
ネガティブな感情も自分の一部だと認めて、感謝とともに手放していくことが
魂の成長なのだと思います。
弱い自分も、ダメな自分も、出来ない自分も、すべて私。
私は私を愛しています。
最後までお読みいただきましてありがとうございました。