文字数が思ったより多くなる(少なくなる)という相談

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小説
小説は1冊10万文字前後と言われています。
そこでプロットを書き、10万文字を目指して書いてもらうのですが、プロット段階で問題ないと思った作品でも、実際に書き上げると文字数が10万文字前後とはかけ離れていることがあります。

大体の人は、何作も書いているとほぼぴったりで書くことができるようになると思います。

では分量調整が自分でできない人は、どうすればいいでしょうか?

初心者でもすぐに始められる方法だと、
「シーンを詳しく書くか書かないか」がやりやすいと思います。

例えば、「友達になる」というプロットを実際に小説として書くとしたらどうなるか、シノプシス(プロットをより詳しく書いたもの)で見てみましょう。

「昔、森に迷った私を、助けてくれた女の子と、友達になったことがある。」
と端的に出来事だけを地の文で書くと、非常に短くなります。

次に、シーンをもっと具体的に書くと、文字数は多くなります。
「(主人公は道に迷う。森の中は薄暗く主人公は泣きそうになってしまう。そこに森に慣れた子が現れて、道を教えてくれる。道中、獣の避ける方法や虫さされの対処法を教えてくれる。主人公は町の話をして、お互いに知らないことを教えあい、気が合った二人は別れ際に友達になる)」
とすればどうでしょう?
迷って泣き言を言う主人公。暗い森の描写。怯える主人公、茂みががさがさと言って、何かが飛び出してくる。獣だと思った主人公は泣くが、そこには同じ年くらいの女の子がいる。最初は警戒していたが、食べ物をくれるなら事情を話すと森の外にまで案内してくれるという。道中、獣をよける方法を教えてくれて実践、とても臭い。主人公の様子を見て笑う女の子……。
というように、とても長くなりましたよね。

具体的に色々な出来事を書くと長くなりますし、
地の文であったことだけを、端的に説明すると短くなります。

重要であったり、物語を面白くすることは具体的に。
長々と書いても間延びしたり、中だるみして面白くなくなる場合は、短く端的に説明するだけにする。

この両方を駆使して、10万文字着地を目指してみてください。
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