人間関係で相手に不満を感じてしまうとき

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いつも家や職場で、「この人苦手~」とか「この人のこういう所、嫌だな」と思うことがあるかと思います。でもそのような想いをずっと持ち続けているとそこにフォーカスが当たり、その部分を更に引き寄せてしまうことになります。

夫婦での問題

例えば、「夫が家事を手伝ってくれて嬉しい」「妻がいつも美味しい料理を作ってくれて幸せ」と相手に対して良い部分にフォーカスしていると、その部分が拡大し、波動も高くなります。そして、良い夫婦関係が築けるようになります。

一方、「夫がゴミ出しもしないし、脱いだものもちらかしっぱなし」
「妻はいつも怒ってばっかり。何か悪いところを探しているようにしか思えない」と思っていても、そこにフォーカスが当たり、波動が低くなります。そうすると、相手の為すことに不満が増えてきて、最終的には「もう生理的にムリ
!」という状態になります。

どちらが良いかは言うまでもありませんが、問題は「悪い部分が気になって良い部分にフォーカスできない」というところではないかと思います。

人の引き寄せは2種類ある

ではどうやって相手の良い部分を見れるか、を知る前に人がどうやって相手を引き寄せるのかを知る必要があります。巧妙な罠のような仕組みになっているからです。

人の引き寄せには2種類あります。

1つ目は自分に似た人を引き寄せる、ということです。
似た人を引き寄せる、ということは、自分が好きな人は相手にも自分な好きな部分を見るということです。
反対に自分を嫌いな人は相手に自分の嫌いな部分を見て、やっぱり嫌いになってしまうということです。
ここで大事なことは、嫌っているのは本当は相手ではなく、自分自身だということです。

2つ目は反対の性質を引き寄せる場合です。
分かりやすくいうと、自分に無いものを持っている人に惹かれる、というケースです。

例えば、優しい人はもっと決断力のある人になりたい、と思い、そのようなひとに惹かれます。
一方、決断力がある人はもっと優しく人に接したい、と思うこともあるでしょう。そうすると、その2人は惹かれ合います。

1にしろ2にしろ、それがポジティブ、良い部分にフォーカスが当たっていれば問題ありません。
ただ、それがネガティブに向かう場合、不満がたくさん出てくるようになります。

1の場合は先ほど説明したように、自分が嫌だと思っている部分を相手に見てしまうことで不満がつのります。
2の場合は、自分が欲しいのに持っていないことに対して嫉妬するようになれば不満や怒りが湧いてきます。

例えばいつもダラダラしている夫に対して「ダラダラしてるのが嫌だ」という妻の思いの裏には「何もしなくていいならわたしだってダラダラしたい」という感情が入っているということです。これはとても気が付きにくいです。なぜかというと、無意識に近い領域に押し込められた感情だからです。

子供のころに「ダラダラしながら生活したい」と思って育ってきました。でも一方で「モデルがしているみたいに、規則正しく、シャンとした生活したい」とも思いました。

ここで分裂が生まれます。自分は1人しかいないので、どちらかしか選択できません。なので、次善の策を生み出します。自分ができない代わりに一方を引き受けてくれる人を引き寄せるのです。

そこで自分がちゃんとした生活を選ぶと、自ずともう1人はダラダラする姿を見せてくれるということになります。もちろん、この逆もあります。
いずれにせよ、実は全て自分が欲しいと願ったものなのです。ショックかもしれませんがこれが真実です。

相手は鏡である

相手の悪いと思っていた部分は本当は自分が望んでいたことだった、と気が付くこと、これが「不満ばかり見てしまう」からの脱出の第一歩となります。

だから相手の不満な部分を見つけたら「あれは私がやりたかったことだ。代わりにやってくれているんだなぁ」と思うようにしてみましょう。そうすると相手と自分を重ね合わせることができ、相手のこともだんだん理解できるようになるでしょう^^

琥珀流














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