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ココナラブログ
【心のセリフ】
記事
学び
カウンセリングルーム【弥九蔵の部屋】
2020/12/03 19:05
私は、心理カウンセラーであると同時に、
メンタルケア・アドバイザーの顔も持つ。
メンタルケア・アドバイザーとは、「心
のケア」を施すアドバイザーであり、心
の問題がどこにあるのか、その人自身が
探して解決することをサポートしていく
役割を担うものだ。チャートから始まり、
クライエントがどのようなトレーニング
に取り組めばよいかをアドバイスもする。
「セルフ・カウンセリング」もその一つ。
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「セルフ・カウンセリング」とは、心の
中で思ったことを呟いたまま書き出して
読み返すことで自分の気持ちに気づける
ようになるもので、本式のそれは、対人
関係における実際のやり取りを記述して
相手の思いも洞察する構造になっている。
ここで心の中で思ったことを呟いたまま
書き出したものが「心のセリフ」であり、
これを書き出すことで自分自身の欲求や
モノサシに気づくことができるとされる。
実際の場面を思い起こして相手の「心の
セリフ」も書き出してみることで違った
視点から相手を捉えることもできるのだ。
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私は、メンタルケア・アドバイザー研修
の必要上の理由もあるが、自己洞察には
「セルフ・カウンセリング」が有効だと
考え、事あるごとにこれを実践している。
題材は日常生活の中で起こったことなら
何でもいい。これまでに取り組んだのは、
①高2の夏休みにクラスの女子から私と
同じ委員をしている友達のことで電話が
あった(病気で文化祭の準備を私と一緒
にできないことに理解を求めてきた)時
のこと、②私に好意を持つ職場の後輩の
女性にいつもは彼女を窓口に渡している
女子社員全員への土産の菓子をその日に
限って他の女性に渡したことでコピー中
に詰め寄られた時のこと、③多人数での
食事の会計の際に勘定が合わず私がまだ
払っていないと一方的に決めつけたから
と何も思っていないのに謝罪を受けた時
のこと、等で、「心のセリフ」を読むと、
①では、<大丈夫やって。俺は、そんな
分らず屋やないで>と、止む無い事情を
理解しつつ、自分が分からず屋ではない、
と納得したい、という気持ちが見えるし、
②では、<人に聞こえるのにこの会話は
拙い>と、業務中であることを気にして、
相手の気持ちを汲むより宥めようとして
おり、③では、<却って悪いことしたな、
でも、これこそ正に人の温もりやな>と、
自分が何も思っていなかったことを謝罪
されたことに罪悪感を感じながらも大人
としてのやり取りの温もりに喜んでいる
様子が窺える。この3件に共通している
ことは、全て相手からの働きかけであり、
自分は受け身であること、相手の気持ち
を受け止めつつも心の中では自己保身に
走っていること、ではないかと私は思う。
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ここでは、自分の「心のセリフ」だけを
書き出しているが、相手の立場になって
相手の「心のセリフ」を想像して書いて
みることも、私の経験上、大事な気づき、
他者理解につながること請け合いである。
また、物事には全て「原因があって結果
がある」ということを心得ておくことも
人間関係には必須であろう。この心得と
「セルフ・カウンセリング」による自分
と他者の気持ちの洞察が相互理解になる、
と私は固く信じている。残念ながら今の
私は「セルフ・カウンセリング」を伝授
できる立場ではないが、カウンセラーと
してのカウンセリングに大いに役立てて
いくつもりだし、興味があったり必要が
あれば、メンタルケア・アドバイザーの
門をたたいてみるのも宜しかろうと思う。
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御閲覧、心より感謝申し上げます。
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カウンセリングルーム【弥九蔵の部屋】
心理カウンセラー メンタルヘルス指導員 / 50代後半 / 男性
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