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ココナラブログ
【私はアダルトチルドレン】
記事
学び
カウンセリングルーム【弥九蔵の部屋】
2020/11/22 06:40
今回は、自己開示第二弾とも言える話を。
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親との関係で何らかのトラウマを抱えた
成人は「アダルトチルドレン」と言われ、
これは「機能不全家族(①親(又はその
立場の人)が肉体的・精神的に虐待する
家庭、②親(又はその立場の人)が多大
な期待をしたり子供が家庭内の不和等を
見て調和させようとして大人の振舞いを
しなければならない家庭)で育った人が
抱える症状である、とされているものだ。
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私の父は、自分の価値観しか認めぬ人で、
今もそうらしいが、子供の頃から何かと
いうと家族を見下す発言ばかりしていた。
自分が特にそうだという訳でもないのに、
スポーツに勤しまず家で本ばかり読んで
いる私のことを全くのダメ息子のように
言っていたし、私が紐が上手く結べない
のを見かねて逆上し、玩具をバラバラに
壊して「捨ててしまえ!」と投げつけて
きたこともあった。兎に角、他人、特に
家族が自分の思い通りに動かないことが
気に入らず、中でも、料理の味付けには
煩く、食事の度に文句ばかり言うために、
結婚して五十年余、今も母は苦労をして
いるし、子供の頃、父を交えて囲む食事
ほど憂鬱なものはなかった。楽しい一家
団欒となる筈の場が必ずと言っていい程
両親の戦場と化すのだから、そんなのを
見せられる私と妹は随分迷惑したものだ。
両親がそんな風だから、反面教師として、
兄妹まで不仲にならぬよう注意していた。
この他にも、事あるごとにアホ呼ばわり
されたり、進学・クラブ活動・就職等々
至る所でケチのつけられ通しだったため、
私は自己肯定感を喪失したまま成人した。
「私は正しい」「私は愛される」という
感覚を一切持てなかったのは大きかった。
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①親が子をアホ呼ばわりしたり生き方に
ケチをつけたりして自己肯定感を著しく
喪失させる「精神的虐待」、②親の不仲
を反面教師として、兄妹が不仲にならぬ
よう注意していたという「子供が家庭内
の不和等を見て調和させようとして大人
の振舞いをしなければならない家庭」の
二つの特徴を持つ「機能不全家族」には、
自分らしく・イキイキ・のびのび、こう
いった成長の仕方を子供にさせず、最悪
の場合、私のように、夢・物・恋愛感情、
その他、自分が何を持ち、何を思っても、
それが自分には分不相応としか思えなく
なり、結果、自分の思う方向に向かって
踏み出すことも出来ず、不本意な人生に
甘んじざるを得なくなる、ということだ。
そのために犯してきた多くの失敗を基に、
今現在は、軌道修正に余念がないのだが。
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私のような、「アダルトチルドレン」が
成長すると、幼少時のトラウマを行為・
物質・対人関係で穴埋めをしようとする
らしい。確かに私自身も、自分の価値を
高め、他者から認められるように何事も
頑張ったし、欲しいと思う物は分不相応
と思わずに手に入れてきた。父とは違う
見方、在り方で人間関係の構築にも努め、
そのパーソナリティで周囲の信頼や愛情
をも得ることができた。ただ、恋愛感情
の面で自分を信じ切れずに大失敗をした。
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自分が「アダルトチルドレン」だという
ことに気づいたら、私のような者にでも
心理カウンセリングを受けるなり、同じ
「アダルトチルドレン」の自助グループ
等、心の安全な場を確保し、健全な親子
関係、健全な発育という子供時代の喪失
を存分に嘆き悲しめばよい。そして必要
以上に自分を傷つけることなく、自分を
労り自由に生きる自己同一性を確立する、
これがアダルトチルドレン克服に必要な
三つのプロセスである。但し、トラウマ
がなくなるということではなく、上手な
トラウマとの付き合い方を考えることだ。
身に覚えがある人は是非実践してほしい。
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御閲覧、心より感謝申し上げます。
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カウンセリングルーム【弥九蔵の部屋】
心理カウンセラー メンタルヘルス指導員 / 50代後半 / 男性
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