(私が決める)日本の名宿 #7 石山離宮五足のくつ

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海が見たい。

誰でも思ったことあるのではないでしょうか?
旅先を決める一つの要素として「海」を求めることってありますね。
私が見た「最高の海」

熊本市内から車で3時間。
天草半島の西の果て、東シナ海を望むところに、石山離宮五足のくつという旅館があります。
キリシタンの歴史を色濃く残すこの地に、まるでバリ島のリゾートをそのまま持ってきたような、日本の歴史とエキゾチックリゾートというミスマッチが、むしろミステリアスさを漂わせ、期待感を煽ります。

石山離宮五足のくつの魅力は、その「雰囲気」と「圧倒的な非日常」にあります。

全15棟からなる客室は、villaA・B・Cからなります。
最初からあったvillaA・Bに対し、敷地を拡大してできたvillaCは、むしろ別の旅館という認識した方がいいかもしれません。

設定はvillaCが最上級になりますが、私のお勧めはvillaBです。
後からできたvillaCは、敷地の一番奥につくったため、客室設備やバリの雰囲気は最高ですが、海までの距離を少し感じます。

一方でvillaBはスーペリアですが、メゾネットタイプになっており、1階にはリビングと露天風呂、2階には客間と海を眺めるソファー付リビングと設備的には申し分ありません。

そして何よりおすすめしたいのがバルコニーからの眺望です。
villaBの前にはレストラン棟にあたる邪宗門という赤瓦が素敵な建物が建っています。
バルコニーからは邪宗門の赤瓦、そしてその奥に東シナ海の水平線が一面に広がります。この赤瓦と海のコントラスト、穏やかな東シナ海がどこまでも続く景色、本当に「最高の海」です。
リビングのラジオに電源を入れると、台湾かどこかの放送が雑音交じりに流れ、むしろ異国感に輪をかけます。

客室には露天風呂がありますが、ここは下田温泉。
源泉かけ流しの温泉をゆっくり味わうこともできます。
熊本から少し距離がありますが、ぜひとも、明るいうちにチェックインいただき、この絶景とお風呂をゆっくり楽しんでいただきたいです。

そして石山離宮五足のくつ、もう1つのお楽しみは食事です。
最初に書きましたが、villaA・BとvillaCは、別の旅館みたいな扱いのため、食事場所も別になります。
宿泊料金の価格設定が高いため、villaCは料理内容そのものもデラックスという扱いで少し豪華になります。
食事は、天草の海の幸にこだわっているため、基本的な会席料理を想像されていると結構ギャップを感じます。
でも、食材に苦手がない方は一品一品、驚きを楽しみながら食事をいただけると思います。

私がおすすめしたvillaBに宿泊した場合、食事は邪宗門という施設になります。
教会というか修道院を模したつくりになっており、建物に入り薄暗い廊下を案内されると正面に聖母マリア様の像があり、キリシタン文化とリゾートというミステリアスなミスマッチが絶妙な雰囲気を出します。

夕食後は重厚感あるバーにも立ち寄っていただきたいです。
客室から眺める東シナ海の静けさ、隠れキリシタンの天草文化を絶妙に演出した夕食、そして大人の雰囲気たっぷりのバー、それぞれに異なる非日常を楽しむことができます。
villaCにお泊りの場合は、villaC専用のカフェテラスがあります。
夕陽が絶景ですので、ぜひ、夕食前にご利用いただきたいです。

大人のリゾート、石山離宮五足のくつ。
カップルで、夫婦で「海を眺めたい」、そんなお客様におすすめの名宿です。






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