3分で分かる!君はアメリカの会計士、CPAに向いているのか!?(その1)

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君は会計士にどんなイメージを持っているだろうか。

黒スーツ着て、赤ネクタイしめて、業務用のでっかい黒カバンに大量の書類とPCを詰め込んで、丸の内のビルに集団で入っていくイメージだろうか。



かいずきさんは極度のコミュ障だから、そんな人しか会計士になれなかったとしたら、きっとヒモニートのままだっただろう。

実際のとこ、会計士の仕事はざっくり、①コンサル、②帳簿、③監査、④税務、に分かれている。丸の内の黒スーツイケメンはきっと監査人だ。1月ごろに目を血走らせて青白いバンパイアみたいな顔をしていたら、そっとコーヒーを出してあげよう。夏には彼とモルディブでちゅっちゅできる未来が君を待っている。



で、結局、君は会計士に向いているのか?

結論。最初に、①コンサル、②帳簿、③監査、④税務、の部門選びを間違えなければ、9割の日本人は会計士になれる。各部門の仕組みはこうだ。



①コンサルは営業に近い。
お客さんとお話をして、ご提供できる会計サービスを探し出す。②~④の業務を浅く広く知っておく必要があり、すぐに提供できるサービス範囲と金額のお話が出来る人が優秀なコンサルだ。

逆にお客さんの希望と、②~④の実働部隊が提供できるサービスに差があると、究極の板挟みにあう。「てめぇ!出来るって言ったじゃねえか!」→「申し訳ございません、社内で確認いたします!」→「こんなの出来る訳ないでしょ!それでも会計士!?」という会話が、今日もこの星のどこかで繰り広げられているのだ。

では、どんな人に適正があるのか?
簡単だ、人の話が聞ける人である。「何も分からない」お客さんのお話を聞いて、何とか提供できそうなサービスを探し、「何でも知ってる」ゆえに専門用語を乱発する監査や税務の話を聞いて、ギリ理解できたら見積もりを出す。自らリスクを取りに行く勇者のような存在である。胃腸が弱い人にはおすすめできない。ある意味、世の中の会計士のイメージからは遠い存在である。



②帳簿は実働部隊その1である。
お客さんが出してくれた資料をきれいな財務諸表にまとめる仕事だ。一般企業の経理部門に近いポジションであり、継続的な安定した仕事と、時には大胆な仕訳けを行う攻守のバランスが取れた人が優秀なスタッフだ。

個人的には家事代行やホテルの清掃スタッフに近いと思う。部屋をきれいにして、お客さんとお話をしながら、捨てるべきものは捨てて、置き場所が間違っているものは正しい場所に置く。間違った場所に大事なものを置くと、監査から「何で水差しがトイレにあるの?馬鹿じゃない!?」と言われる。水差しと花びんが似ているという言い訳をしようものなら、「次のリストラ対象は君にきめた!」となって終了だ。

では、どんな人に適正があるのか?
意外にも、コミュ力と判断力のある人である。お客さんの「部屋をきれいにしてください」とはどこまできれいにする必要があるのか。チリひとつない状態を意味するのか、ベッドメイクさえ出来ていれればいいのか。作業範囲を即時判断し、後から文句を言われないレベルまで仕上げる。逆に何事もきっちり仕上げたい人にはおすすめできない。経理業務に終わりはない。夜中まで働く社畜となるのが関の山である。



次回は③監査、④税務のプロ集団についてお話する。すていちゅーん。
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