【派遣】人材派遣会社の営業は何をやるの?業務内容を解説!

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こんにちは。

今回は、派遣会社の営業職について解説します。

派遣会社への就職、転職を考えている方へ役立つ記事ですので、是非最後までお読みいただけると嬉しいです。

① 求人開拓

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1,リストへの電話営業

オーソドックスなのは、リストに基づいて電話営業を行うことです。
リストの業種は、派遣会社がどういった業界を主にターゲットにしているかによって変わってきます。

例えば医療業界へ派遣を行っている会社であれば、病院や薬局、ドラッグストアなどが当てはまります。金融業界をターゲットにしているのであれば、銀行など金融機関のリストに基づいて電話営業をかけるというかたちになります。

2,ネットで掲載している企業へのアプローチ

次に、ネットで既に求人を掲載している企業へアプローチを行うこともあります。この方法の良い点は、効率的であるということです。

既にネットで求人を出しているということはニーズがあるということなので、そういった企業へ電話すると求人を獲得できる確率が高いです。

派遣の求人ではないが、正社員やパートなど直接雇用の求人を出している企業へアプローチをかけることもあります。

この場合正社員やパートを雇用する代わりに派遣を提案することになりますので、募集ニーズをしっかりと把握した上で、派遣を使うことによるメリット、デメリットをしっかり提案できるかどうかがポイントです。

3,過去に求人を出してくれた企業への派遣提案

3番目のアプローチは、過去に求人を提供してくれた企業への派遣提案です。このパターンは人材紹介と派遣の両方を扱ってる企業によく見られます。

人材紹介を扱っている企業の場合正社員やパートの求人をいただきます。そういった求人企業に対して派遣の提案をする、または派遣のニーズがないかということを電話や訪問をして確認します。

この営業スタイルのメリットは、過去に求人を頂いてる先なので話を聞いてくれる可能性が高いということです。派遣営業を行う上で提案を聞いてくれるかどうかというのは大きなポイントになります。

過去に何らかの取引がある、または求人を頂いたことがある企業に対して優先的に提案することが、効率を高めるポイントです。

② 求職者とのマッチング

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1,求人広告を出し求職者を集める

続いて求職者とのマッチングについて解説します。まずは求職者を集めることが第一歩です。具体的には、頂いた求人を自社サイトや、外部広告媒体へ掲載しそこから集めるというのが基本的な方法です。

2,応募者へのヒアリング

広告から応募があったらヒアリングを行います。ヒアリングの際に確かめなければならないポイントは主に三つあります。

一つ目は勤務条件と合ってるかどうか、二つ目は電話での受け答えや声のトーンなどの印象、三つめは職務経歴や保有資格です。

私が特に重視しているので、二つ目の電話での受け答えです。派遣の場合、その派遣スタッフの良し悪しで派遣会社の良し悪しが判断されます。

また、基本的なマナーができていない求職者ほど、派遣開始後にトラブルを起こす傾向が高いです。派遣社員の人物的な側面はしっかり見極めて派遣するようにしましょう。

3,求人先への人材提案

ヒアリングした上で、マッチした人材を求人先へ提案します。このとき、求人側のニーズを再度確認しましょう。経験がある即戦力を希望しているのか、経験はなくても、コミュニケーション能力がある方を希望しているのか、しっかり再確認した上で合致する人材を提案しましょう。

③ 顔合わせ

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続いて行うことは派遣先との顔合わせです。ここで気をつけていただきたいことがあります。顔合わせは面接ではないということです。

派遣法により派遣社員の面接は禁止されています。顔合わせの目的はあくまで業務内容の確認であったり、勤務条件のすり合わせですので、選考という側面が入ると、それは面接になってしまいますので気をつけましょう。

顔合わせは、原則勤務をしていただくという前提に基づいて行われます。しかし実際のところは派遣先に行ってみると条件が少し合わなかったり、雰囲気が合わなかったりということで、派遣契約が締結されない場合もあります。

この場合は、派遣社員の方からお断りすることは認められていますが、派遣先企業のほうが人物を見た上で就業を断るということはできませんので、事前に承知してもらうよう説明しましょう。

④ 契約書作成、就業開始

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顔合わせが終了し双方が合意したら契約書を作成いたします。契約書については派遣会社によりフォーマットが用意されていると思いますので、その作成方法に従って行います。

昨今では Web で完結する仕組みを導入している企業もありますので、作業はだいぶ簡略化されているのではないかと思います。

契約書が締結されたらいよいよ就業初日を迎えます。就業初日は派遣会社の営業が同行するのが一般的です。目的は派遣社員がスムーズにその派遣先に溶け込めるようフォローしてあげること。

また、勤怠の管理方法などにシステムを用いてる場合は、それを派遣先企業の担当者へ説明したりというようなこともあります。

⑤ 就業後フォロー、更新確認

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派遣社員の就業が開始した後は、その後のフォローも大切な仕事です。
派遣社員は物を言う人間です。当然職場で悩みを抱えたり、問題を抱えたりということも起こりえます。

相談事については派遣会社の営業が間に入り解決していくというのが通常です。また派遣先企業から相談を受けることもあります。よくある相談事としては派遣社員のスキルが思っていたレベルではない、または派遣社員の態度がよくないといった相談を受けることがあります。

いずれにしても派遣会社の営業は派遣先と派遣社員の間に立ちますので、双方からの相談や、苦情なども受け付けますので、メンタル的なタフネスが求められる仕事です。

また派遣社員からは休みの日や夜遅い時間に相談の連絡を受けることがあります。必ずしも即座に対応しなくてはいけないということではありませんが、なるべくスピーディーに対応したほうが信頼も深まりますし、問題が大きくならないことにもつながります。

契約の満了時期が近づいた際に行う更新確認も大事な仕事です。
派遣会社としては一人の派遣社員が同じ派遣先で長く働いてもらうことが一番理想的です。その理由は、マッチングという手間がかからず、毎月安定した売上が見込めるからです。

更新確認は派遣会社にとって非常に大事な仕事です。なるべく同じ派遣先で継続して働いてもらえるように促すということが、派遣の営業には求められてきます。

派遣会社にとっては派遣求人も勤務実績のある派遣社員も、どちらも重要な会社の資産と言えます。やむを得ず更新されなかった場合は、双方ともに関係が途切れないように、新たな派遣先や派遣社員を探すことはとても重要な仕事です。

⑥ まとめ

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派遣会社の営業の仕事と、人材紹介会社の営業の仕事を比較してみますと、求人を開拓しその求人を広告に掲載する。希望する求職者を募り、その求職者を求人先に提案するまでは同じです。

派遣会社の営業が異なるのは、就業後のフォローがあることです。実はこのフォローにより稼げる派遣会社の営業マンになるのか、そうならないのかが大きく変わってきます。

派遣営業のフォローの仕事こそ、仕事に対しての喜びであり、また辛い部分でもあります。次回はこのフォローの部分に焦点を当てて、リアルな経験を書いてみたいと思います。

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