「夢中になれる仕事に出会う」ために必要な2つのこと。

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10代の夢はほとんど叶えられない


ある調査によると、18歳時点でなりたいと思っていた職業に就く人は、わずか2%なんだそうです。

この数字をみてどう思われますか?私は、この数字はリアリティがあるなぁと感じます。

私の18歳時はバンドでギターを弾き音楽漬けの日々でした。
なんとなくですが、音楽で食べていければよいな~と考えていたような気はします。

しかし、大多数の人がそうなるように、23歳のときに音楽からは足を洗います。今思うと本気でプロになるんだ!という気持ちはなかったような気がします。

次に進んだ道は飲食店の店員。なんとなく自分の店を持てたら楽しそうだな~という思い付きの感覚で就職。そして、たった一年で「俺はできる」と勘違いし、完全実力主義レストランへ転職。そしてあっさり挫折。

今思うと、自分は何が得意で、何が苦手なのか。
何をやっているときにやりがいを感じ、何がモチベーションを下げるのか。
わからずに、ただ目の前の事への興味で「なんとなく」決めていたような気がします。

挫折、失敗は若いうちにしておくべき?

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では、どういう過程を経て、自分という人間がわかるようになるんでしょうか。

経験から思うのは、失敗することと、2~3年は続けてみることは必要な気がします。

実力主義レストランで挫折した一番の理由は、料理のセンスが無いと思ったことです。料理は意外と、芸術的センスが求められます。盛り付け一つとっても、センスのある人は一発で決まるのに、自分はいつもモタモタ。

あるとき、自分よりも後に入社したバイトが一発で盛り付けを決めるのを見て、「あ、俺この業界で勝負してもダメだ」と悟りました。それでもホールの接客は好きだったので、それが後の営業職につながり、今の人材紹介の仕事へとつながっています。

天職はやっていくうちに気づくもの??

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ある程度続けてみることも必要だと思います。

これは、全く興味が無いと思っていたことが、やり続けることで興味がわくことがあるからです。

キッチン用品のメーカーにいたことがあります。
入社初日「商品だから覚えておいてね」とザルのカタログを渡されひたすら眺めていると、ものすごい不安がわいてきました。

「俺はザルを一生売り続けなくてはならないのか…」
自分が選択した道とはいえ、そのときは愕然としました。

しかし、実際はザルの世界も奥深く、素材や製造工程の違いで、品質や使い勝手が変わってきます。もちろん良い製品を生み出せば当然売れ、購入した方からも喜ばれます。

結局この会社は3年で辞めてしまいましたが、今もスーパーの雑貨売り場にいくとザルやフライパンを手にとって見てしまいます。やっているうちに興味を持つようになった証拠です。

夢中になれる仕事に出会う2つの大事なこと

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これらの経験から言えることは、
若いときのこれが得意、あれが好きだ、という感覚は思い込みである可能性が高く、あてにならないことも多いということです。

失敗は全然悪いことでなく、むしろ自分が本当に進むべきキャリアを見つけるためには必要で、とりあえず始めてみて2~3年我慢してみることも必要だと思います。

「初めて入社した会社を短期間で辞めてしまった、、、」
「20代で何度も転職を繰り返してしまった、、、」

このような方は、1社しか経験していない人よりむしろ自分を判断する材料は持っているわけです。

謙虚に受け止め、冷静に自分を分析し、出てきた答えに勇気をもって飛び込んでみる。

それこそが、夢中になれる仕事に出会えるコツなんだと思っています。

※ご相談をお待ちしています♪








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