職員研修

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学び
東京と埼玉で教室を展開する学習塾「ナカジュク」の年一回の職員研修に3日間同行させてもらいました。
数々の研修(学びの機会)が組み込まれた密度の濃い3日間です。
その中で強烈に感じたのは、大人が真剣に学ぶこと、生きることが子どもたちに伝わるのだろうと言うことです。
子供は、大人の「言うこと」ではなくて「行うこと」を通してメッセージを受け取ります。
それでは大人は何を学ぶのか。
それは「幸せな人生をどのように自らが創るのか」ではないかと思います。
自分の「使命」を認識し、それを生きることが「幸せに通ずる」ことを僕は自分の経験から知っています。
それは自分の人生を本心から肯定できるからだと思います。
仕事や活動は、それを表現する手段でしかありません。
どのように生きているか、そこが大切だと思います。
ビクトール・フランクルは人生の価値には三つあると言っています。
1.創造価値
2.体験価値
3.態度価値
僕はそれぞれを次のように理解しています。
1は仕事や活動によって創り出される価値
2は感動体験などによる価値
3は「在り方」「生きる姿勢」どのように生きているか(生きたか)という価値
3が明確で、1で表現することで2としての体験ができるのではないかと考えています。
三日間を通じてナカジュクの職員のみんなは、そのことが意識的にではないにしろ分かっている人たちだと感じました。
そんな人たちがやっているナカジュクで学ぶ生徒さんたち、保護者の方々は幸せだと思います。
今回の研修を通して流れていたテーマは「まず、やってみる」と「感性」ではなかったかと思います。
偶然でなくシンクロニシティのようにして、それらに関連することが様々な人を通して現れました。
最近、大きな影響を受けた一言に、行徳哲男さんが対談で語った一言があります。
それは「現代人の多くは『紛れもない私』を生きていない。人に見せる自分ですよ」です。
彼は「感性」を一言で言うと「紛れもない自分」と言います。
だから、感性的に生きることが「紛れもない自分」を生きることになるのだと思います。
現代は「自由」であり「たくさんの選択肢がある」時代です。
だからこそ、人生の価値がどこにあるのか分からない時代なのかもしれません。
それを自分で見つけないといけない。
だからこそ「感性」が大切なのかもしれません。
経済が豊かになり、生活が豊かになっているはずなのに、そこには答えがなかった。
どんな成功者も「幸せになる方法」は教えてくれないのです。
「成功」や「豊かさ」が「幸せ」とイコールではないことが分かってきたからです。
ナカジュクの職員の皆さんは、学び続けることや成長することが「幸せ」につながることを体験しています。
その「在り方」から生徒さんや保護者さんに関わります。
だから説得力があるのだと思います。
ナカジュクでは科目としての勉強を教えますが、それ以上に「自立して生きる」を伝えています。
だから「人の話をしっかり聴く態度」や「挨拶」という「基幹学力」を重視しています。
「偏差値」以上の価値を教育をしている塾だと思います。
今回の研修でもそうですが、ナカジュクは他の塾さんや、他業界の人たちとの交流を数多く持つことを是としています。
「我以外は師」という言葉がありますが、そのことを実践しているように思われます。
とにかく「何からでも学ぶ」という姿勢を感じるのです。
そこには「謙虚さ」があります。
それも「基幹学力」として大切なのではないかと思います。
同時に体験したことを「楽しむ」をやっています。
生徒さんたちに伝えていることを、自分たちが実践している。
そこに「誠実さ」があるからこそ説得性が出てくるのだと思います。
価値ある3日間を一緒に過ごさせてもらって有難うございます。
僕の人生が、また「豊か」になりました(^^)
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