占いとはなにか──私の考える占い師の役目

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占い
自分語りになってしまいますので、これは読み飛ばしていただいても大丈夫です。


──私は十数年前に末期癌を患いました。


余命3ヶ月の進行性の癌で、しかも年間で1000人にも満たないくらいの希少癌であったために、研究も殆どなされておらず、有効な治療法もなかったために、お医者様からは痛みを取り除いて死を待つための終末医療を勧められた──という過去がございます。

その頃の私はまだ占いもやっていませんでしたし、そもそも科学者・研究職に携わるお仕事をしていたこともあって、スピリチュアルな世界のことに関しては懐疑的な立場でございました。

星座占いですら信じていませんでした。このあたりのお話は、自己紹介の記事で少し紹介しております。



末期癌だとわかり、治療法もないとお医者様から告げられ、自分に残された人生はあと90日というときの私の心理状態は、まさに絶望という言葉でしか表せないくらい真っ暗な状態でございました(´•ω•̥`)


1日1日がとても長く感じました。


自分の中の不安や、ネガティブな感情を見つめて過ごす一日は、まるで千日にも感じられるほど長い時間に思われました。

そして、40日が過ぎ、残り50日となったときに私はふと気づいたのです。



「未来は変えられないかもしれないけれど、「今」は自分で変えられるかもしれない──」



ということでした。


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死の恐怖に怯えて過ごす残りの50日も、前向きに一日一日を自分の幸せのために過ごす50日も、同じ時間だと気づきました。

私の体の中にある癌という不安に目を向け続けて苦しんでも、同じように時間が過ぎていく。

癌には目を向けず、美味しいケーキを食べたり、散歩をして道端に咲いている名もない花の美しさにうっとりしていても、同じように時間が過ぎていく。

どちらの時間の過ごし方が自分にとって幸せなのかに、残り50日で気がついたのでした。

心の中の不安に目を向け、それを掘り下げても幸せにはなれないことに、残り50日でやっと私は気がついたのでした。


「不安にばかり目を向けていてもしょうがない」

「不安ばかりを手にとって見つめても、美味しいケーキを食べて過ごしても、同じように時間は進んでいく」

「だから、ネガティブな気持ちにばかりなっても駄目だ」


そんなふうに他人から言われても、当人は「それは、不安のない人だから言えるんです!」と思ってしまうかもしれません。そう思うのが当たり前だと思うのです。


他人事だから、気楽に考えられる──


そう思ってしまうのが当然ですが、でも、もし人生があと50日しかないとわかったときに、人はどう考えるでしょうか。


「自分はまだまだ何十年も生きるからなぁ」


きっとそんなふうに思っているからこそ、不安ばかりを手に取り、見つめ、負の感情に自分を追い込むために人は時間を使ってしまうのかもしれません。

でも、たとえばあなたの人生が残り48時間しかないとわかったら、きっとそんなことをしている余裕はないはずです。

48時間を目一杯楽しむはずです。悩んでたり、泣いていたりする時間はありません。

時間切れになるその瞬間まで、楽しいことや幸せなことをとにかくやりつくそうとするされるはずです。


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不安に苦しみながら48時間を過ごすのか、それとも違う48時間を過ごすのか──それを決められるのは他人ではなく、あなたです。





人生は短いです。
悲しいくらいに短いものなのです。





だからこそ、その儚い時間をどう過ごすかを選ぶ必要があり、占い師である私はその時間の過ごし方のガイドブックをお渡しするのが役目だと思っています。

真面目なお話でした。

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