この中で②のタイトルが秀逸だと思います。当時私は小学生でしたが、初めて宣伝ポスターを見たときの衝撃を今でも覚えています。「にっぽんちんぼつ」ですよ、みんさん。この半端ない潔さはすごい!以前、NHKEテレの「100分de名著」で小松左京特集をやっていて、そこでもこの日本沈没(タイトル)のインパクトを評価していました。一方①のタイトル(砂の器)は、意味深で社会派推理小説にはピッタリかもしれません。タイトルって大事ですよね。洋画タイトルを和名にする時などは、名前のつけ方が売り上げに直結します。「An Officer and a Gentleman」という洋画タイトルを「愛と青春の旅立ち」(1982年)という日本題にしましたが、当時高校生だった私は「なんてダサいタイトルだ」と驚きました。大ヒットしたのでさらに驚きました・・・。