モビリティの時代

記事
ビジネス・マーケティング
みなさん、在宅勤務が続く中で、効率性を高める工夫に取り組んでいることと思います。メール連絡、ZOOM会議、共通ファイルなどなど。そういえば、一昨年外部企業の方と懇親したときに、「うちは社内でチャット会議をかなり活用してますよ」と言っているのを聞いて、「えっ?」と思ったことを覚えています。「うちにはないですよ」と言うと、「標準で入っていませんか?」・・・結局かみ合いませんでした。今考えると「Teams」のことだったようです。ITリテラシーの必要性を感じます。知ってるのと、知らないのとでは大違い。使ったことある、ないでは大違い。会話すら続きません。

ビジネス環境の流れをあらためて考えてみます。現代のキーワードは「モビリティ」。移動性、流動性ですね。ビジネスに限ったことではありません。固定電話から携帯電話。パソコンからスマホ。世の新卒社員は、会社の固定電話が鳴るとビビりまくるそうです。キャッシュレスも進んで、いちいち銀行で現金を下ろさなくても大丈夫。友人に借りたお金をPayPayで送金(返済)している若者も多い。ECも発達し、amazonで何でも買えますね。昔はほしい本を買うために何軒も書店を回ったものです。銀行に行かなくても、百貨店に行かなくても、書店に行かなくてもOK。リモートできれば、会社に行かなくても業務可能。地方にいても、海外にいても働ける時代。マンパワーも雇用契約から委託契約へ。土地も、人も、設備もいらなくなる?そんな流れが加速しています。

ん?土地、人、設備、これ固定費だよね。そうです。今企業経営を圧迫しているのがこの固定費です。そういえば、オフィス街でよくキッチンカーが昼食販売しているのを見ました。今はオフィスに人が少ないので、キッチンカーはマンションの下で、お母さんたちに昼食(テイクアウト)を販売しているケースもあるようです。こういう時は、モビリティの高いキッチンカーは有利です。夫婦二人の移動式キッチンは固定費が小さいので、自ら環境を変えられる。

世の中、モビリティーテクノロジーを活用して、「所有から利用」へどんどん動いています。そう言うと、まるで固定費ビジネスが悪いような印象を与えますが、そうではありません。大きなメリットもあります。それは参入障壁が高いということ。先行投資してコストリーダーシップを取れれば、競合の少ない安定したビジネスになるんです(本来は)。いずれにしても、従来の常識が通用しない昨今、流れを大きくとらえたい、そう感じます。

サービス数40万件のスキルマーケット、あなたにぴったりのサービスを探す