自己紹介③

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コラム
私は夢だった幼稚園教諭になりました。
各学年1クラスという、小さいけれどあったかみのある雰囲気に好感を持ち、就職を決めました。
1年目はベテランの先生と一緒に担任業務を任され、子どもたちと過ごす毎日が楽しくて仕方ありませんでした。
休みの日でも「早く幼稚園に行ってみんなに会いたいな」と思うほどでした。

しかし2年目、主任の先生が副担任で1人担任という形になりました。主任はとても威圧的で、子どもたちでさえ顔色を伺うような圧迫感でした。空気を読むような子はおべっかを使うほどでした。

毎日が苦痛の日々に変わりました。
後ろでその人が保育を監視していると思うと怖くて子どもの前で笑うこともできず、笑わなければ「子どもの前では笑わなきゃダメでしょ」と理不尽極まりない注意を受けていました。

でも、恐ろしいのはその時の自分の心境です。そんな意味のわからない叱責を受けても「その人が正しくて自分は間違っている、なんで私はこんなにできないんだろう。怒ってもらえるうちが花だ」くらい思っていました。今思うと、ただただ洗脳ですね。本当に怖い。

私は誰にでもいい顔をするタイプだったので、行きたくもないくせに、その主任とプライベートでも飲みに行っていました。今は誘われても、ことごとく断っていますが笑


とにかく追い込まれていた私は、毎朝泣きそうくらい表情が曇っていて送りに来る保護者の方にも気づかれていました。

そんな時、私は人生で初めて彼氏ができました。
好きと言ってくれる人がいるって、彼氏ができるって、とても幸せなんだと思いました。
しかし、1年半ほどお付き合いをし、お別れしました。正確には振られました。
この人に結婚してもらわないと幸せになれないと思っていました。この頃の私は、結婚することがステータスになっていました。
言いたいことを言って嫌われ、振られるのが怖く、会うと良い子を演じていました。実際は顔に出やすい性格なので、普通に顔に出ていたとは思います。笑
無駄な執着ですね。

希望を失い、私は引きずりまくりました。


でも、この出来事をきっかけに少しずつ変わろうという気持ちが芽生え始めていきました。彼がいた間に大切な母を失い、実家にいる理由が亡くなったこともあり、一人暮らしすることを決意しました。
父もいるのですが、それはそれでやっかな問題があるので、またお話しします笑

一人暮らしをするための私の行動力は今までの自分からは考えられないくらい
のものでした。
まず、私の勤める幼稚園では、実家暮らしでなければいけないという謎ルールがあったため、早々に転職を決めました。
とは言っても、まともに就活をしたことがないので、何から手をつけて良いのかわからず、まずはキャリアカウンセラーの方に相談しました。
また、私は都会への憧れが強かったので、「一人暮らしするなら絶対東京!」と決めていました。


カウンセリングしてくださった方は、まさに私の憧れる『都会のできる女性』を代表するような容姿と落ち着きを纏っていました。それだけでワクワクしました。笑
もともと私はおしゃべりが大好きなので、その人にたくさん自分の話をしました。そこで、私にあった職業や、仕事の上で私が重要視する事を考えてくれました。
その時間があまりにも楽しくて、仕事終わりでも就職活動のことに専念している自分がいました。自発的に何かをしようとすることも、何かにこんなに集中して取り組めたことも、そんなことは今までの人生で初めてでした。

キャリアカウンセラーの方は私の長所をたくさん引き出してくれました。なんだかその時は「この人半端ない!」って感じでした。笑
そんな尊敬する人から、面接はバッチリだねと言われ、初めて自信を持って何かに挑むことができました。
たくさん準備を重ね、ついに面接。自分でしっかり準備したこともあり、あまり緊張することなく話すことができました。結果、受けた会社は全て合格できました。
この転職活動の一連の過程は、私を相当成長させてくれたと思っています。

そして私は、面接した中で、1番一緒に仕事がしたいと思った人がいる会社に就職することを決めました。


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