経営管理について学ぶとMECE(ミーシー)という言葉がでてきます。
簡単に言えばモレがないこと、ダブリがないことですが、情報処理においては非常に大事なキーワードです。
だれかが作成した資料を別の人がPCに入力するようなことは避けたいところですが、実際には形を変えてよく起こっているのです。
では、どのように仕組みを変えていけば良いか、ですが「発生源入力」を考えることです。
発生した場所で、そこにいる人が入力するということです。
一度入力された情報は再度入力されることは無く、最後まで使用されます。
1度入力したデータは2度と入力しない
こうすることで、物理的に「モレ」と「ダブリ」が排除されます。
シングルインプットと言われるものです。
医療業界ではミスが人的被害に直結するため、安全管理にシビアです。
「人間は間違いを犯すもの」という前提に基づき、ミスを責めるのでは無く、いかにエラーが発生しない仕組みを作るかという部分に力を入れています。
Excelのような表計算ソフトは平面的にデータを扱うため、発生源入力には向いていません。
顧客管理をする際に、1人のお客さんにSheetを1枚使うような設計ならできなくも無いですが、データの後利用が大変で逆に管理が難しくなります。
その点、Accessは立体的にデータを管理するため、1取引が1枚の伝票に集約されて効率的にデータを利用できます。
ほとんどの業界では、専用のシステムが稼働していると思います。
それらは非常に使いやすく便利にできていて、もはやシステム無しには仕事ができない程完成されていると思います。
Excelを工夫すれば真似できそうでしょうか?おそらく無理だと感じると思います。
何故なら、それがデータベースで作成されているからです。
データベースはそれだけ複雑な処理が可能だということです。
Excelでの作業に煩雑さを感じたらAccessを検討してみませんか?
小規模システムの作成もご相談ください。