銀行員とのヤバい付き合い方(資産防衛

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コラム
金融マンです。
投資を考える上で切り離せないのが銀行です。
単純にお金を預けている先、ローンを組んだ、退職金を受け取った、親の遺産を受け取ったなど多かれ少なかれ誰でも接点はあると思います。

■資産運用において銀行員と付き合ってはいけないと言われるのはなぜか?
リテラシーの高い方であれば銀行員から勧められる金融商品は入ってはいけないと認識していると思います。投資信託を買うにしてもネット証券であれば購入時手数料も毎年の信託報酬も低コストで運用ができますが、銀行の窓口で購入をしてしまうと割高な手数料を払う羽目になります。
最大3%の購入手数料がかかり、毎年も数パーセント以下の信託報酬がかかってしまうケースもあるため100万投資したとすると初年度で5,6万が手数料でとられてしまうようなこともあります。
これがお金を貯めるには銀行員と付き合ってはいけないと言われるゆえんですね。

■ほとんど頼りにならないが、頼りになるときはどんな時なのか?

(1)親の認知症問題があるケース
銀行の中では親の資産を子供に承継させるための金融商品が存在しています。生前贈与信託と言われるものもそうですし、親が認知症になってしまったケースの対策など様々です。
通常は親が認知症になると銀行口座はロックされてしまうので、子供が自由にお金を引き出すことは当然のことながらできません。一生涯のうち2人に1人は認知症になると言われており、ご両親のケースであればどちらかは認知症になるという計算です。
コストをかけずに別の手段を使うこともできますが、銀行を活用するときもあります。

(2)不動産投資等で融資を引き出したいケース
住宅ローンはある程度パッケージ化されているため担当のさじ加減というのは少ないですが、不動産投資や事業融資等となってくると銀行の融資方針、支店の姿勢や担当者によって温度感が変わってきます。
ただこちらの(2)のケースでは窓口の若手担当者ではなく、融資担当がメイン担当になります。窓口の担当者は通常の手続き対応から個人向けの投資信託や保険を販売することが中心となるため役割が違うケースが多いのです。
⇒銀行次第と言ってはそれまでですが、融資を引き出す意味で相応のお付き合いをすることがプラスに働くケースもあります。ただしこうした融資が関係ないのであれば(2)は考えなくてよいでしょう。

■まとめ
銀行はお金を預けておく場所と心得ましょう。
基本的には資産運用の相談を行ってはいけませんし、アプローチを受けて契約をしても損をするケースが多いです。ただし一部例外ケースも上記の通りですので当てはまる場合は、付き合い方を臨機応変に変えていくと良いとこどりができるでしょう。



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