ニッチな分野やアイデアで勝負する

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マネー・副業
次にターゲットを絞ることと似ていますが、書くジャンルで、ニッチな内容を攻めてみても良いんじゃないかと思います。


例えば、大きな池に魚が1万匹いるんだけど、釣り人も千人いる。

均等に割っても1人10匹ずつしか釣れませんが、実際は釣りが上手い人がたくさん釣り、下手な人はほとんど釣れません。


これが、魚は100匹しかいない池だけど、釣り人があなた1人なら、時間はかかってもあなたが100匹を独占できます。


このように、競争率が激しいジャンルを狙うより、ニッチな内容の方が売れる場合もあるのです。

例えば、「僕が脊柱管狭窄症になってから治るまでの道のり」って本を出版するとします。

腰痛にすればもっと対象者が広がりますが、あえて絞ることで、脊柱管狭窄症の人に強く興味を持たせることが出来るのです。

腰痛なら1200万人の対象者がいて、治療中の患者数も高血圧に次いで第2位です。

脊柱管狭窄症となると240万人まで下がります。

その対象の人以外はまず買わないであろうタイトルですが、ライバルが多い腰痛の本よりは、脊柱管狭窄症と絞ってしまった方が独占できる可能性は高くなるのです。


電子書籍は出版費用のリスクがないので、ここからはアイデア勝負です。

例であげるとアマゾンに『円周率100万桁表』という本があります。
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誰が買うんだよ?って気がしますが、めちゃめちゃ売れているようです。

3.14から始まり、1ページに1万桁ずつただひたすら数字の羅列が100ページ。

数字だけで1ページに1万桁って目が眩みそう。

円周率は創作物ではないし、事実の羅列なので著作権はなく、『引用、複製、転載も自由にしていただいてけっこうです。』と書かれています。


かなり売れたからか、円周率1億桁表と100桁表も出版されているし、著作権ないからその後たくさんの人が、円周率の羅列本を出版しています。


需要があるのか?と思われる本を最初に出版する度胸に感心します。


みんながみんなあまり酷いのを出版しまくってしまうと、アマゾンの書店事態が無法地帯になってしまうのでどうかと思いますが、極端な話、小学3年生の娘が書いた読者感想文でも一瞬で出版できてしまうのです。

もしかしたら、小学生3年生はどれくらいの文を書くのか?と興味がある人がいるかもしれないし、子供の読者感想文を読むのが好きな人もいるかもしれません。
賞を取っている読者感想文なら、どのような読者感想文が賞を取れるのか知りたい人がいてもおかしくないでしょう。


それではアイデアの出し方として色々考えてみます。

前に、にぼしの写真を毎日投稿するInstagramアカウントが話題になったことがあります。

ただひたすら毎日にぼしを投稿しています。
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なかには頭がないにぼしや、頭だけのにぼしも投稿されています。

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祝日には鯛になるお茶目なルールもあるみたいですが、何の目的で何を伝えたくてこんな事をしているのでしょうか?

でもネットニュースになったり、中毒性があるなんて言われ、それが人気になっているからわからないものです。

必死に微妙なオシャレ写真を撮っている人よりもよっぽど人気なんです。


こう考えると何に需要があるかわかりません。

リスクがないことを考えればやったもの勝ちです。

例えば、「イケメン漁師100人の写真集」「イケメン消防士100人」「イケメン介護職100人」みたいな職業別写真集が話題になったこともあります。

「女性のうなじだけを100人撮った写真集」
「綺麗な手のみ写真集」
「100人の足の爪写真集」
などもアリかもしれません。

うなじは好きな男性も多いし、綺麗な手はどんな手だろうと興味を持ってもらえるかもしれないし、足の爪って形も意外とバラバラだし凄く小さい爪もあったりと面白いと感じる人がいる可能性もあります。


99円、パーツ別写真集としたり、金額設定を工夫したり、シリーズにしたりと考えれば色々出来るでしょう。

今では個人でプロデュースし、自分の写真集を電子書籍出版している人も少なくありません。


人と同じ場所で攻めるのではなく、人が思いつかなかったり、行動に移さないようなニッチな分野を考えてみるのも面白いと思っています。
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