様子見気分の強い相場か!? 決算発表を睨んでの持高調整が中心だろう!! 日々是相場-朝刊-

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日々是相場-朝刊-2021年1月25日(月)
NYダウ    30,996.98 ▼ 179.03
NASDAQ  13,543.06 △ 12.15
CME(シカゴ市場)日経平均先物終値 28,590 円 ▼ 40 円
NY為替      103.80 円
日経平均  28,631.45 円 ▼ 125.41 円
本日の「朝一番!」動画

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☆ 米国市場 ☆
決算発表に一喜一憂しながらまちまちの展開
 経済対策期待は根強いものの実現への懸念も取りざたされて週末の手仕舞い売りに押されるものが多かった。一方、決算発表が本格化するなかで決算発表を先取りして買い急ぐ動きもみられる一方で好調な決算を発表しても売られるもの、そして芳しくない決算を発表して売られるものなどまちまちとなった。
 決算発表への反応もまちまちとなっている感じだ。好調な決算を発表しても売られるものやいったん買われたものの手仕舞い売りに押されて冴えない展開となるものなども見られ、どこまで織り込まれているのかということが重要視されそうだ。好決算を先取りして買戻しが進んだものや買い急ぐ動きとなったものなどはよほど好調な決算とならないと売られることになりそうだ。
 個別には芳しくない決算を発表したIBMが大きく売られ、インテルは予想を上回る決算となったものの最先端半導体の遅れが嫌気されて売られた。ナイキやコカ・コーラなど消費関連銘柄も安くなった。一方、アップルやアマゾン・ドット・コム、マイクロソフトなどが買われ、ホーム・デポやセールスフォースなども堅調だった。
☆ 本日の相場 ☆
 先週末の日本市場は週末の手仕舞い売りに押されて冴えない展開となった。売り急ぐような展開にはならないが、買われすぎ銘柄を中心に上値の重い冴えないものが多く、週末の買戻しや手仕舞い売りが交錯するなかで総じて冴えない展開となった。
 週末の米国市場はまちまちとなり、個別の決算発表を控えて様子見気分の強い展開となりそうだ。好調な決算が期待される銘柄は既に大きく買われているものも多く、どこまで織り込まれているのかということになるのだろう。ただ、世界的な金余りのなかでのバブル相場となっており、依然として買い意欲は強く、売り急ぐことはないだろう。上値の重さが嫌気されて買われすぎ銘柄などを中心に手仕舞い売りに押され全体としては冴えない展開となるだろう。
 28,500円を超えても29,000円を超えてさらに上昇という雰囲気でもなく、28,500円を超えると買い難いという状況だ。好調な決算も織り込み済みということになると28,000円や27,500円という下値の節目を試すことになるのだろう。まずは28,500円を試すところ、割り込むところでしっかりと買いが入るのかどうかということになるのだろう。
☆ 本日の注目点 ☆
金融政策決定会合議事録等(2010年7~12月開催分)
20年12月の白物家電出荷額(JEMA、10:00)
12月の首都圏近畿圏のマンション販売(不動産経済研究所、13:00)
12月の外食売上高(日本フードサービス協会、14:00)
4~12月期決算=日電産
1月の独Ifo企業景況感指数
☆ 銘柄ニュース ☆
決算をどこまで織り込んているのかに注目
住友商事(8053) ±0
 段ボール原紙の生産を始めたと新聞で報じられた。2020年代前半にベトナムの段ボール市場が東南アジア最大になる見通しで旺盛な需要を取り込む。
東京電力HD(9501) ±0
 人工知能(AI)が蓄電池を制御する家庭内システムを発売すると新聞で報じられた。蓄電池の充放電を効率化することで、太陽光発電の自家消費を2割増やし、電気料金を削減する。
三菱重工業(7011) ±0
 スウェーデンの電力大手、英蘭石油メジャー、ドイツの熱供給公社と組み、水素の製造や供給の事業化を検討すると発表した。再生可能エネルギー由来の電気を使う水電解プラントを建設する。
第一三共(4568) ±0
 患者の免疫細胞を遺伝子改変してつくるがん免疫薬について国内の製造販売承認を取得したと発表した。特定のがん細胞を攻撃できるのが特徴。
住友商事(8053) ±0
 オマーンで油ガス田から発生する随伴ガスを使った水素製造の事業化の調査を始めたと発表した。現在財閥系の石油開発会社と連携し、水素は燃料として利用する。
住友鉱山(5713) ±0
 カナダにおける金開発プロジェクトの周辺地区での探鉱活動で、高品位の金鉱化部を確認したと発表した。追加の調査を進め、年内に初期の資源量評価を実施する。
☆ 本日の銘柄 ☆
本日の投資戦略
米国市場も日本市場も高値圏での保ち合いとなっているが、ここから決算発表が本格化するなかでどこまで株価に織り込まれているのかということになるのだろう。好調な決算や楽観的な見通しを示し、かつさらに買われることがあるのか、買われすぎ銘柄が多いだけに失望感から売られるものが多くなるのではないかと思う。
好調な決算が期待されるものも多いのかもしれないが、結局は株価に織り込まれているのかどうかということになる。既に「コロナ後」を見越して買われた部分は大半が買われすぎということになるのだろう。本日の引け後の日本電産(6594)の決算への反応は明日からということになるが、大いに注目されるところだ。
こうなると決算発表で買われたところが売り場になるケース、売られたところが買い場になるケースで投資先を見切るということになる。そうであれば、やはり、売られ過ぎ感が強い食品株などが注目される。明治HD(2269)がさらに売られており、ここから買い場探しで良いと思う。
明治HD(2269)は安値とみられる水準を割り込み、下値模索となりそうだ。昨年3月の急落時の一服となった地点が現状の水準であり、この水準では下げ止まると思われる。

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