円高、週末、なのに29年ぶりの高値!? 異様に強い日経平均!! 日々是相場-夕刊-

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マネー・副業
日々是相場 -夕刊-   2020年11月6日(金)
日経平均   24,325.23 円 △ 219.95 円
≪東証一部≫
売買高    12億3,212万株
売買代金  2兆5831億7600万円
値上り銘柄数 1,367 銘柄
値下り銘柄数 714 銘柄
騰落レシオ(25日) 94.40 % △ 2.75 %
為替 1ドル=103.48 円
☆ 市況概況 ☆
週末なのに大幅高!?
 米国株は大統領選挙の混乱がみられ、新型コロナウイルスの影響が懸念されるものの、連日の大幅高となり、円高にも関わらず日本株も大幅高となった。寄り付きは円高を嫌気して売られるものも多かったが、寄り付きの売りが一巡となると買い急ぐ動きも見られて好決算銘柄を中心に買われ、大幅高となった。買い気は衰えず週末の手仕舞い売りをこなして高値圏での引けとなった。
 昼の時間帯はさすがに週末ということで手仕舞い売りも見られ、後場は上げ幅を縮小しての始まりとなったが、前場同様に週末にも関わらず買い気は衰えず、高値更新となった。さすがに引けを意識する時間帯からは手仕舞い売りも嵩んで上げ幅縮小となったが、案外値持ちのいい展開となった。
 小型銘柄は手仕舞い売りに押されるものも多く総じて軟調だった。東証マザーズ指数は大幅安、二部株指数や日経ジャスダック平均は堅調ながらも上値は限られた。先物はまとまった売り買いが散発的に見られて指数を動かす場面もあったが、断続的な動きということでもなく、大きく方向感を出すこともなかった。
 大幅高が続いている。さすがに小型銘柄などは手仕舞い売りに押されるものも多いが指数に影響の大きな銘柄が買戻しを急ぐ語気で堅調となり、日経平均は値持ちのいい展開となっている。ただ、24,000円を超えたことで買戻し一巡感も強まってくるものと思われ、米国市場次第ではあるものの一気に調整となることもありそうだ。
☆ テクニカル分析 ☆
日経平均
高値更新となって上値を試す動きになったが、週末の「最後の抱き線」となった可能性も高く、ここから調整がみられそうだ。
☆ あれやこれやと一言 ☆
4年前の米大統領選挙の後と同じような展開となっている。ただ、新型コロナウイルスの影響を考えるといくらGoToキャンペーンだといっても、今年1月や2月の展開を気にしないわけにはいかないと思う。
1月、2月も、そして6月、7月も楽観視したところから急落となっており、2018年1月や2月、そして10月の暴落前夜の24,000円乗せという可能性もありそうだ。米国のFOMC(公開市場委員会)で低金利継続が確認されたものの、特に買い材料がないなかでの上昇であり、バブル崩壊も近いと思う。
新型コロナウイルスの感染拡大が止まらないが、気にする向きも少ないということかもしれない。ただ、東証マザーズ指数の下落や米ハイテク銘柄の上値の重さも気にするべきだろう。ちょっとしたきっかけで急落する懸念を含んでの相場といえるだろう。
今晩の米国の雇用統計の発表をきっかけに手仕舞い売りが出るということもありそうだ。米大統領選挙の混乱も続いており、経済政策どころではないという状況になることもあるのだろうし、買戻し一巡となった後の調整には注意しておいた方がいいと思う。

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