どこまで上がるんだろう・・・

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マネー・副業
☆ 今週の相場見通し
☆ 米国市場
 先週の米国市場は債務上限問題への懸念や主要な経済指標の発表に反応して右往左往する展開だったが、週末には雇用統計の発表で特に大きな懸念が生じるでもなく、債務上限問題も解決してデフォルト回避となったことが好感されて一気に買われ、結果的に前週に比べて大きな上昇となった。ナスダック指数は高値を更新して上伸、ダウ平均も週末の暴騰で上値を試すような展開となった。
 今週は先週末の大幅高の反動、買い戻し一巡感からの手仕舞い売りに押される展開となると思う。来週のFOMC(公開市場委員会)での利上げ打ち止め期待やインフレ終息期待なども根強いが一方で景気鈍化懸念もあり、いったんは手仕舞い売りに押されるのではないかと思う。半導体関連銘柄、Ai関連銘柄などを中心に買われすぎ銘柄も多く、特にかい急ぐ理由もないので買い戻し一巡となったものから売られるのでばないかと思う。
 今週は月曜日に製造業受注やISM(米サプライマネジメント協会)非製造業景況感指数が発表され、水曜日は貿易収支が発表される。木曜日未明には消費者信用残高が発表され、夜には新規失業保険申請件数が発表になる。主要な経済指標の発表が少なく、持高調整の売り買いが相場の中心となりそうだ。
☆ 日本市場
 先週の日本市場は米国株高を受けて月曜日は買い先行となったものの月末の持高調整の売りに押され、そして月初の買いが入って一気に上値を試す動きとなった。週末の夜間取引では大きく上昇して節目と見られる32,000円を超える場面もみられるなど、特に買い材料がないなかで買い戻し主体で大きく上昇となった。
 までは高い」というような意識が強まるとさらにヘッジでの先物買いなどが見られるかもしれない。ただ、週末の夜間取引が大きく上昇していることで、先週と同じようにいったんは「寄り天」のような状況となるのではないかと思う。積極的に買い上がる材料がないだけに、空売りが積み上がれば踏み上げ相場が続くということになるのだろう。来週の日銀の金融政策決定会合を控えて、金融緩和の終了などが取りざたされると、サプライズ的に一気に調整となることもあり得ると思う。
 相変わらず特に買い上がる材料がないと思うのだが、堅調な相場が続いている。買い材料がないから空売りが積み上がり、空売りが見積み上がってヘッジの買いが入るから下がらず、下がらないから買い戻しを急ぐ動きになるというような感じなのだろう。外国人が買っているというが外国人の買い方で買っている銘柄は少なく、目先の需給だけの相場ということだと思う。さすがにもう良いだろうということになるのだと思う。
 今週は火曜日に家計調査や毎月勤労統計が発表され、水曜日は景気動向指数速報値や消費活動指数が発表される。木曜日はGDP(国内総生産)改定値や国際収支、景気ウォッチャー調査、オフィス空室率などが発表され、金曜日はマネーストックが発表され、先物・オプションSQ(特別清算指数)が算出される。
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