さすがに上げ一服となるか・・・ 異常事態もここまでか!?

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マネー・副業
 おはようございます。

 今朝も何となく蒸し暑く、梅雨空という雰囲気だ。5月も後半ということだが、株式市場は全く盛り上がりに欠けるなかで指数が大きな上昇となっている。指数先行で上昇しているだけに、空売りの買戻しがあまり進まないという状況で、買いが買いを呼ぶ展開となっている。日経平均VI(ボラティリティー・インデックス)が急騰しており、VIが「恐怖指数」と思っている人には何とも「ピンとこない」かもしれない。ただ、本来のボラティリティーは変動率なのだから、急騰した場合も高くなるのだが、暴落のシグナルのように取り扱われている感じだ。

 空売りにしても、空「売り」が多いから下がるという印象で考えている人もいるのかもしれないが、空売りは買い戻しが入ることが多いので、「買い予備軍」ということなのだ。割高だから下がるところでも利益を出そうとして空売りをすると、買戻さざるを得ないという状況になる。特に株価は下落するときは倒産しても株価はゼロになるだけだが、空売りの場合は損失は無限大に広がることになる。さらに、株を買う場合は自己資金で行うわけだが、株券を借りて売るのだから、逆日歩がつくと株券を借りるコスト=利息もかかることになる。つまり、投機としても空売りはあまり効率的なものではないということだ。本来は単に下がるから売るというような使い方は少なかったものでもあり、使い方は慎重に行った方が良いだろう。

買戻しを急ぐ動きになれば31,000円を試すことになるのだろが、急騰の後の急落で29,500円あたりまでの下落もあるのではないかと思う。30,000円水準で下げ渋りはするのだろうが、いったん売られると大きな下落となるだろう。

週末の夜間取引やシカゴ市場の日経平均先物は値持ちがよかったが、米国株が軟調となったことなどから売り先行となりそうだ。G7に絡んで地政学リスクが取りざたされてくれば売り急ぐ動きも出てくるのではないかと思う。特に買い上がる材料もなく、買われすぎ感も強いのでそろそろ上げ一服となるのではないかと思う。ここまで買われすぎていた指数に影響の大きな銘柄の手仕舞い売りも見られるのだろう。

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