先物・オプション戦略週報

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先物・オプション戦略週報
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☆ 日本株式市場
 先週の日本市場は米国株が軟調な地合いということでもあり、下値を試す動きとなった。ただ、週末は前日までに下値の節目を確認したということでもあり、SQ(特別清算指数)算出が終わったあとは買い戻しなども急ぐ動きで急騰するなど波乱含みとなった。ただ、右往左往しても想定内の展開で日経平均は25日移動平均線と75日移動平均線の間での保ち合い相場ということだった。

 今週は米国の利上げなどに絡んで方向感が見られればそれに連れての動きとなりそうだ。日銀短観(短期経済観測調査)の発表もあり、景況感に振らされるという場面もあるのかもしれないし、経済指標などに反応するという場面もあるかもしれない。ただ、大方は米国株に連れての動きということになりそうで、結局は保ち合い相場が続くということになるのだと思う。

 25日移動平均線と75日移動平均線の間での動きが続いており、テーマ性もなく相場全体での方向感は相変わらず乏しいのだと思う。積極的に買い上がるということでもなく、米国株ほど割安銘柄買い、割高銘柄売りの動きが顕著ということでもないだろう。新規上場銘柄が多いので、資金捻出売りなども出る可能性もありそうだ。先週末に大きく上昇する過程で買い戻し一巡感が強まったということであれば、一気に下値を試すことになるのだろう。当面は27,500円~28,000円での保ち合いと考えられる。

☆ 一目均衡表 テクニカル分析
・日経平均
 下ヒゲ線で雲まで下落する場面もあったが、基本的には25日移動平均線と75日移動平均線の間での動きとなった。指数に影響の大きな銘柄次第ということでもあるのだが、買い気に乏しい保ち合いが続いているということだ。雲のねじれの日柄で大きく動くのではないかと思う。
 予想レンジ  27,400円~28,500円

 保ち合い相場が続いている。こn25日移動平均線と75日移動平均線をどちらに抜けるかということだが、指数に影響の大きな銘柄の買い戻しが積み上がっていないことや、季節柄手仕舞い売りが優勢となりそうなことを考えると下に放れるという意識でいいのだと思う。

 ただ、27,500円を割り込むところでは引き続き反発を想定したポジションをとるということでいいのだろうし、25日移動平均線を抜けても下落を想定しておくというスタンスでいいのだと思う。SQ(特別清算指数)算出も終わったことで一気に買い戻しが入ったあとなので、今度はまず75日移動平均線までの調整が見られると思う。

 ボラティリティも上昇しかけたのだが、結局は元の水準に落ち着きそうだ。ただ、25日移動平均線に近づいたところではコール売り、プット買いを考え、75日移動平均線に近づいたところではプット売り、コール買いを考えるということでいいのだと思う。ボラティリティが低いので買いでもいいのだが、引き続き売りから考えて見ればいいと思う。

 結局12月限月もストラングルの売りが成功した。1月は年末年始の波乱もありそうだが、比較的大きめに見ていれば、ストラングルの売り戦略でいいだろう。うまく75日移動平均線に近づいたところでプット売り、25日移動平均線に近づいたところでコール売りとできればいいが、こうした節目の水準でプットもコールも売るということでもいいのだろう。さらに上がる、さらに下がるという時には有効である。



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