筋肉がムキムキからムキムキでなくなった選手からの学び

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先日、ある大会で救護係として参加させていただいた際に、とある選手のパフォーマンスが非常に興味深かったので書かせていただきます。
私はその選手が高校生の時にご縁があって関わらせていただいていたのですが、当時は身体はムキムキで筋肉は硬く怪我の多い選手でした。
高校3年生の夏前に受験のためいったん競技から離れ、大学生になってから競技を再開したそうです。1年ぶりに大会でお会いした際にかなり体全体がスラっとしており、一回り細くなった印象を持ちました。その大会でのパフォーマンスみると、以前は筋肉で重たくなった身体を力任せで動かしていた印象を持っていましたが、その大会では動きのスピードが速くなっており、効率よく身体が動いている印象を持ちました。
競技後に私のところに挨拶にきていただき、少しだけお話しをさせていただいたのですが、本人的もの「以前と比べて体力は落ちた感じはするが、痛いところはなく体は動かしやすい。」とのことでした。
以前イチロー元選手がテレビ番組で「筋トレをして身体を大きくしたらスイングスピードが遅くなった。」と言っていた事を思い出しました。
決して筋トレで身体を大きくすることを否定するわけではありませんが、身体を筋トレや練習などで大きくする(大きくなる)デメリットも改めて学びました。
私のユース選手に対するトレーニングのコンセプトの中に「体全体を効率よく使っていく」、「使えていない筋肉に刺激を入れて使えるようにする」というのがあります。
筋肉は同じところを使い続けていくと故障してしまいます。野球のピッチャーでいうと右投げの方が右の肩だけに負荷をかけた投げ方をしていくと故障しやすくなります。
競技の特性上負荷がかかりやすい箇所はあるかとは思いますが、いかに負荷を分散させるか、よりたくさんの筋肉を使えるかがパフォーマンスアップや怪我の予防に繋がってくると思います。
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