満足度の高い家づくり3

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3.メーカーを決める(最大3社まで絞る)
ここでは、数あるメーカーから我が家を託す会社を選ぶ際に大切にするべきポイントを解説します。

とある住宅展示場運営会社での統計では、契約するメーカーを選ぶ際の決め手を
1.営業マンの人柄・対応
2.会社の信頼性・ブランド力
3.プラン
4.価格
5.知人の紹介
と紹介しています。
一生に一度の家づくりに人柄とか…
なんて思ってらっしゃる方もいるかも知れません。しかし、この人間性はとても大切です。
人が良いと言うことよりも、我が家の感性と合うか合わないかはとても重要ポイントとなります。
営業はあくまで窓口です。お金を出してくれる訳でもないですし、設計をする訳でもありません。では、社内で何をする立場かと言うと、お客様が安心して家づくりをできるスタッフを統率する事が仕事なのです。
ですから、どんな設計が合うのか、どんなコーディネーターが合うのか、どこの銀行ローンを使うのか…
これは営業マンがどこまでお客様を理解しているかによって大きく変わる訳なのです。
展示場に行って、「あ、この人話し合うな」とか、「この人楽しいな」とか、こんな程度の感覚が実はとても重要だったりします。
私はこれが大前提だと思っています。

次に、メーカー比較のポイントを解説します。
メーカー比較をしてよく聞く言葉があります。
"どこも一長一短で判断つかない"
そりゃそうです。どこのメーカーも違う人格を持ってそれぞれの価値観で家を作ってますから。一概に比較するのはとても難しいです。
実際表を作ってメーカー比較してるサイトが多々ありますが、根拠も信憑性も低いです。
では、何が一番比較しやすいのか…

ズバリ価格です!
私は家は一番価格と商品の性能が比例していると思っています。
家は1棟につき10万部材以上を使って構成されていますが、その一つの単価が10円違えば100万違いますし、50円違えば500万円違います。
プラスアルファ保証やアフターなどが充実していればそこに人件費などもかかる訳ですから高くなるのが当たり前です。
ただ、初対面で高めに言っておいてあとで大幅な値引きでお得感を出してくるメーカーもあるので要注意です。
失敗しないはじめての家づくり2でもお話した、高いメーカーを見ておいた方が良いと言うのは、シンプルに良い品質、サービスのメーカーだからです。

また、わかりやすい違いとしては保証もその一つでしょう。
保証はそのメーカーの品質の自信表していると言っても過言ではないでしょう。
住宅の保証は、「構造上主要な部分」と「雨水の侵入を防止する部分」の2項目で見ていきます。保証期間中は上記項目に不備があった場合、メーカー負担で直してくれるということです。
10年は最低でも保証しなければいけないと品確法で定められています。
この初期保証が何年かがポイントです。
10年、20年、30年、長ければ長いほどメーカーにとってはリスクを負っていることになります。
次に延長保証がどこまで続くかです。
これも長ければ長い方が良いでしょう。当然延長保証ですから都度費用はかかりますが。
細かい点で言えば、施行中に災害の被害にあった際に損害金を誰が負担するかも違いがあります。
施主負担なのか、メーカー負担なのか。あやふやになっていないか。
ここら辺は契約書の約款になっていますので、営業マンに見せてもらうと必ず分かります。

参考になりましたか?

メーカー比較は建主がどこにこだわるかによっても変わるかと思いますので、ここでは万人に共通するテーマでお話しました。
構造や、断熱などシステマチックなところは実際に実例で体験してみたり、工場見学等で自分が目で見て納得するかが大切です。
面倒だと思わず実践してみてください。

次回は、4.土地を決める(メーカーとほぼ同時契約)
について解説します。

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