満足度の高い家づくり4

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4.土地を決める(メーカーとほぼ同時契約)
今回は、正しい土地の選び方とスケジュールを解説します。
今までお話しした様に、土地は家を建てるためのツールですから優先順位は家より前に出さない事が重要です。

まずはスケジュールから説明します。
よくある失敗例は、「土地がないと始まらないでしょ」精神で必死になって土地を探してからメーカーにプランを依頼するケース。
ほとんどの方が予算をオーバーします。
なぜか…それは、
土地のお金をかけすぎ
だからです。当然、駅から遠いより近い方が良い、狭いより広い方が良い、日当たりが良い方が良いなどなど…
土地から探し始めるとこんな欲から土地の条件に妥協できなくなるのです。
正しいスケジュールは、
1.家の要望をまとめる
2.資金計画をまとめる
3.メーカーを絞る(家の金額を固める)
4.土地を探す
これまで説明してきた順番が大切になるのです。
まずは家から!
自分たちの要望はどれくらいの家の大きさになるのか。外構計画も含めると土地はどれくらいの大きさが必要になるのか。
ここから始めれば、無駄に大きな土地になることもありませんし、生活スタイル的に南道路よりも北道路の方が良かったりもします。

あれ?北道路?日当たり悪くない?
こう思った方いらっしゃいませんか?
ここからは正しい土地の選び方を解説します。
まず土地の値段は正直です。
良ければ高い、悪ければ安い。以上です。
しかし、土地の悪い条件は案外家の間取りで解決します。
例えば、日当たりが悪い土地でも家に吹き抜けをつければ明るくなる。しかもその分土地が安ければ、下手に南道路の土地を買うよりも大きい家を建てられて総額が安くなることもあります。
家でカバーできないのは、立地のみです。
正しく土地を選ぶために南道路と北道路のメリットデメリットを理解しましょう。

南道路物件
メリット
・日当たり抜群
・ガーデニングに向いている
・和風な外観が作りやすい
デメリット
・外からの視線が気になる
・南北に細長いとプランが作りにくい
・値段が高い
・インフラ設備工事費が高い
・外構費用が高い
北道路物件
メリット
・値段が安い
・庭が道路に面していない分視線が気にならない
・外構費用が安い
・インフラ設備費が安い
・モダンな外観が作りやすい
デメリット
・東西に長い土地だと庭がほとんど取れない
・日当たりが悪い

以外に北道路もアリじゃないですか?
外構やインフラの費用は道路と家の距離感で決まります。
当然家は土地の北側に寄せて、南には庭を作りますから、北道路の方が玄関アプローチもガスメーターも水道管の長さも短くなりやすくなるのです。
私も仕事柄住替えの相談を受ける事がありますが、結構多いのが、南道路を買ったはいいものの、家の前で井戸端会議が始まってカーテン開けられないなどの失敗談も耳にします。

当然要望は人それぞれですから、何が良くて何が悪いということはありません。
しかしながら、先に家のイメージを作っておくと土地選びも失敗しにくいですし、土地と建物を同時契約することもできるので、よりスムーズに新居に住むことも出来ます。

いかがでしたか?
失敗しない家づくりはこれで最後になります。
是非参考にしてみてください!

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