英語学習TIPS その①『なぜ日本人は英語を話すことができないのか?』

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日本全国の英語学習者の皆さん、こんにちは!
日本の英語教育を変える戸田Tです!

コロナ渦の中で生活環境が激変しているところだと思いますが、一方でせっかくの機会と考えて空いた時間で今まで出来なかったことにチャレンジしたり自己投資や家族との時間に使っている人も多いと聞いています。そこで長年憧れだった英語に挑戦!オンライン英会話等始めた人も少なくないのではないでしょうか。

しかし、日本人は自他ともに認める英語ニガテ民族で、「英語」と聞くだけでアレルギー反応を起こしてしまう、なんて方もいらっしゃるようです。一方で、英語は世界共通語といわれて久しく、母国語と英語、それから第2外国語までペラペラという方もざらにいるのが現実です。そこで今日は、そもそもなぜ日本人は英語を話すことができないのかという話をしていきます。(実はその中に、英語力を確実に上げるためのヒントが隠されています!)

1.生活の中で英語を使う必要が全くない!

はい。第一にして、日本人が英語しゃべれない問題の主たる原因がこれです。長年英会話教室に通っていながら、なかなか上達を感じないという方、実際のところ、英会話教室以外で英語を話す機会はあるのでしょうか?

人間の記憶は頻繁に使わない情報をどんどん消していきます。昨晩の夕食や、最寄り駅の発着メロディ等、特に意識をしていない日常の体験はもちろん、思い出深い内容でも日々思い返していなければすぐに忘れてしまいます。親友が涙ながらに語った結婚式のスピーチや、初恋の相手がよく着ていたお気に入りの服、学生の頃よく通ったレストランのメニューを、あなたは覚えているでしょうか?語学に限りませんが、何かを覚えるときは毎日・何度も・あらゆる方法でが鉄則です。

ひるがえって、日本で英語を使う機会ですが、恋人が外国人であるとか、仕事で海外と取引がある、あるいは英語の教師である等というどうしても英語を使わなければ生活が成り立たない人たち以外の99%の日本人にとっては皆無です。電車や駅などで、外国人に道を聞かれるという経験もなかなか頻繁に起こるものでもありません。ですから、週に1~2回、英会話スクールや塾に通っているだけでは、脳が英語を不必要な情報とみなし、せっかく覚えたはずの単語や熟語もどんどん削除されてしまいます

2.学校教育の英語では会話力は身につかない!

二つ目は、皆さんももう耳にタコができるほど聞いてきたことでしょう。日本の学校教育では英語話者を育てることはできないという意見はもはや常識かと思います(元高校教師としては残念な限りですが・・・)。一生懸命外人のような発音にすると「プーックスクス」と笑われる、難しい文法の説明ばかりで眠くなる、何なら英語科の先生も英語をしゃべることができないなどなど、ネットのネタのように扱われています。

日本の教育現場では今まさに会話力を向上させるように移行させようとしていますが、もともと高校までの英語教育とは大学で海外の文献・論文を読むことを目的として作られています。それこそリスニングテストさえ、センター試験で導入されたのは2006年ですし、ライティングましてやスピーキングなんて想定されていなかったものなのです。

ご自身の中高時代の学習を思い出していただきたいのですが、学校でスピーキングのテストを受けたことがありますか?(英検・TOEFL・GTEC等の検定試験受験者を除いて)受けたことがあるというあなた、あなたの通っていた学校の先生方はよほど教育熱心だったのでしょう。生徒の多くはテストを目標にして勉強をしますから、テストがないのなら・・・結果は言わずもがなです。

3.学習方法が壊滅的に間違っている!

さて、最後の理由になりますが、そもそも皆さんは何かを勉強すると考えたときに、どのように勉強をしている姿を思い浮かべるでしょうか?例えば、単語帳を買って、語彙を暗記して、通勤・通学中に電車やバスの中で、あるいは仕事の後、家族が寝てから1時間机に向かって黙々と・・・。というイメージを持った方は、残念ながら英会話の力は育ちにくいと言わざるを得ません。(もちろん、単語力や文法力等、文字に向かう力はつきますから、英語力全体の向上としてはゼロではありませんよ!)

それでは別の質問をします。皆さんは、スポーツや音楽の経験はあるでしょうか?その場合は、どのように練習をすることをイメージしましたか?例えば野球ならどうでしょう。想像してみてください。あなたは、新しく会社の野球部に入ることにしたものの、全くの未経験です。3か月後に練習試合があるので、その前に使い物になるようになっておく必要があります。会社の先輩から、ルールブックと道具一式、ユニフォームをもらったとします。あなたならどのように練習を始めるでしょうか?基礎的な知識はもちろん必要ですが、実際にプレーをするにおいて座学よりも実際に体を動かす練習が大切であることは、今までの経験からご存知だと思います。

その理由は脳の使い方にあります。確かに物事を覚えるときに、黙々と集中して知識を吸収する作業は必要ですが、それを活用するにあたっては脳と体との連携が必要不可欠なのです。皆さんもご存知の通り、我々の体を支配しているのは脳の働きによるものです。見落としがちですが、単なる知識だけでなく、体を動かすということも脳の働きによるもので、より上手に体を動かすためにはその訓練をしなければなりません。野球のルールをどれだけ知っていても、名プレーヤーにはなりません。レシピの研究をどれだけしても、手際よく料理を作れるようにはなりません。英語の語彙や文法をどれだけ知っていても、流暢に英語を喋れるようにはならないのです。

4.終わりに それではどう勉強をしたらいいのか?

いかがだったでしょうか。
だらだらと英語ができない理由をお話ししました。ここまで読んでくださった方々、どうもありがとうございます。一方で「こっちはそんなことが聞きたいんじゃない!英語を喋れるようになりたいんだ!」という方もいらっしゃるでしょう。もちろん、私としてもただネガティブな意見を垂れ流すためにこのブログを始めたわけではありません。

今回お伝えした日本人が英語を話せない理由3点は、逆に言えば「ここを改善すれば英語を話せるようになる!」とされる重要なポイントなのです。実際にどうすれば英会話力が向上するのか、それは今後のブログで書いていきたいと思います。よろしければぜひお気に入り、フォローをお願いします。

それではまた次回!
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