7 嫁姑克服から見る介護(長期計画をたてよう!)

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【思いの詰まった「みかてら」とは?】


セルフアップコーチ*の天砂美佳です。義両親との同居7300日を超え、コーチングや心理学、セラピー、カウンセリングを学んで嫁姑を克服した自分の経験を振り返り、「嫁塾」を始めることにしました!
☆嫁姑克服とは☆
私が同居を始めたころ目指していた目標を達成したことを指します!
・家族の絆があり
・夫と夫婦信頼しあい
・子供たちを理解し
・両親、義両親を理解し
・家族に理解され起業する
今、この5項目すべて達成して、起業しビジネスを少しずつ大きく広げていこうとしています。


そんなワタクシ美佳が「寺子屋」のような、先生と生徒がひざを突き合わせて、自由に話ができたり、自由に研究し、自由に討論出来るような、そんなイメージのこじんまりしたスクールが出来たら素敵だな、と思っていたことをWEBで形にしていきたいと思って、「美佳の寺子屋スクール」略して「みかてら」をスタートします。


よくいる「おせっかいなおばちゃん」がちょっと経験があるから「それはこうしたほうがいいんじゃない?」とか「それはこうするといいよ」みたいな世話焼きアドバイスのような感じ(笑)


なので、一度伝えてみたけど、やっぱり違うかも、と思ったらじゃんじゃん内容も変えて、公開しながらブラッシュアップしていく!
そんなWEBスクールです。スタートするけど、必要に応じて常に変化してよいものを追い求めたいです。

ご承知おきくださいませ!


【認知症は他人ごとではない!】

質問しますね♪
「あなたはなぜ結婚したのでしょう?」
ちょっと考えてみてくださいね。色々な回答があって良いと思います。


それは自分のため?
それとも配偶者のため?
結婚してどうなりたいと思ったのでしょう?
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あまり、考えない事かもしれませんが、考えてみるって良いことだと思います。結婚するとき「マリッジブルー」という言葉が示すように、結婚が決まったとたん、結婚する男女ともに、これからくる未来に対し、期待感だけでなく、不安感が見えてきたときに「結婚したくない」と思ってしまいますが、それを乗り越え結婚してみて、どうだったでしょう?



人間は年を取って、そして誰もまぬかれないのが、「死」です。そして全ての人がそうなる訳ではありませんが、年齢的な認知機能の低下より、早いスピードで認知機能が低下する人がいます。それは大抵「認知症」です。



「認知症」という病名は以前は「痴呆症」と呼ばれていました。今、義母を見ていて思いますが、介護家族としては「頭おかしいんじゃなかろうか?!」という行動の連続です。特に、義母は、「人に後ろ指を指されないように」ということをずっと気にしていた人なので、私にも不合理と思えるほど細かいルールを勝手に決めて遵守を求められました。



だからこそ、今、義母が私を怒鳴りつけるように遵守させたルール一つ一つをまるで無視するかのように生きている姿を見ると呆れます。以前だったら、腹立たしかったでしょう。でも、今は気の毒にすら思います。以前の義母は見る影もありませんので。



私を含め、認知症患者には真面目に対応しようとすると非常に疲れ、認知症という病気は、今ある状態が常に一番良い状態であることが多いです。つまり、これ以上良くなる治療方法が現在はないのです。家族はゆっくりと進む認知度の低下を見守りながら、受け入れる生活です。



私が義理両親と同居するころからゆっくり進行してきた認知症の義母を見ていて、認知症の本人が一番苦しむのではないかと思いますね。不安だったり、記憶と現実の不一致をいくら人のせいにしても、したりないくらいの食い違いが日々頻繁に起こる。それを嫁のせいにしても、恐らく収まらないでしょう。その現実に本人が耐えられないとき、暴言や暴力に訴えるのだと思います。



ただ、これは今だから言えるのですが、2年前はこのような気持ちになるとは思ってもいませんでした。被害者意識しかなかったですから。嫁も姑もお互い、「相手が悪い」と思っていたら何の進展もないものです。



【人間は必ず年を取る!】

私が結婚するときに、2つの選択肢しかなくて、「最初から同居するか」または「途中から同居するか」の2択。色々考えました。



その時1人の先輩から、その方のお友達で、「家族を巻き込んで介護を自分一人でやらないようにしている方がいるのよ」と教えてもらいました。私にとっては、そのアドバイスがとても有難かったです。続けて、「その友人はね、無理して嫁が義理の両親をみるより、実の娘、息子が世話をしたいと思っていたりするものなのよ、って言っていてね」



「そういうやり方アリなんだ」



その時にきいた、「介護を家族全員巻き込んでいる」方法が頭の片隅にありました。「そういうやり方ならできるかもしれない」と思っていました。でも本当に長い事忘れていましたが、今、よく考えると、義父が亡くなってから、義姉さんが家に泊まり込んで、義母の世話をし、職場に通ってくれている感じになっているので、知らず知らずのうちに、思った通りになっていると感じます。



私の場合20年間、義母が認知症の為、記憶が定かでなくなり、モノがなくなったように勘違いし「嫁が盗った」といってトラブルになってしまうことが多々ありました。結局義母の記憶の不確かさからくる勘違いのためだったことがわかり、2人の義姉さんたちも「義母の世話を嫁がするのは難しいだろう」という結論になったそうです。



自分から願うというより、20年かけて義母との人間関係を築き、義母との間に距離を置いてきたことで、嫌な思いを沢山したけれど、結局自分の思ったとおりの状況を作ってきたように思っています。だから、今、「私は何もしません!」というつもりはないけれど、義姉さんも私にどの位やってもらえばよいか考えているようなところもあって、お互いまだまだどのような距離感でやっていったらいいか探っている感じもあります。



私としては、中心になって義姉さんが切り盛りしてくれていて、ケアマネージャーさんとのやり取りなどもやってくれているので、家に居ることで私ができる事がどうしても出てくるので、それはやらせていただいています。



そして、夫や子供も義母が散歩に行く時に一緒に行ったり、義母と一緒にトランプをして遊んだりするなかで、義母の健康状態をチェックしていてくれたりしています。そうやって義姉さんが一人で負担が大きくなっていると思うけど、みんなが出来ることをしている状況です。



【人を巻き込む為の生活習慣】

認知症はゆっくりと進み、今は治療しても完治出来ず、進行を遅らせる、または緩やかにすることしかできないのです。そうすると、出来ていたことができなくなる、ということが多くなればなるほど、1人でできないので、周りの手助けが必要になります。



「何でそんなこともできないの!」



というようなことが頻繁にあっても、出来ないものを責めているだけでは、本当に介護する人もされる人も辛いものです。



「この生活がいつまで続くのだろう」
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という苦しい思いと先の見えない不安から、「この苦しみを終わりにしたい」と思ってしまうという事件が後を絶たないですよね。



日本では「人に迷惑をかけない」とか「自分で何とかする」ということが求められますし、特に日本人男性は女性より助けを求められないと言われます。だから、本当に困ったり、手に余ってどうにもならない状況だったら、誰かに助けを求めるべきだと思います。



そういう時に「頼れる人」がいないと辛いですが、そのためのサービスがあるので、一人で抱え込まないでほしいし、少しでもサービスを使うことで、「自分の休む時間を確保する」事ができると、少し気持ちが変わったり楽になったりすると思います。



「介護に人を巻き込む」という時、無理に仲良くしないといけない、ということはないです。私の場合、義姉さん達とは「距離を置く」事に決めてから、楽になりました。義母とも義姉さん達とも距離を置くということで、それ相応の人間関係ができました。

「無理に仲良くしない」
「出来ることはやる」
ということしてきました。つかつ離れつのちょうどよい距離感覚というのを探してきたかもしれません。



【一つ筋を通すこと】

それから、同居嫁は最初から出来る人もいるし、出来ない人もいると思いますが、自分で一つ筋を通していかないと、義母の言いなりになります。私の場合は、「最初はその家のルールを見ないといけないのでは?」と思ったのですが、度重なる認知症からの暴言や暴力があったことで、自分の中に軸が無いと立っていることもできなくなると思いました。


だから、筋を通すには、相手にとって嫌な返答をしないといけないときもあります。相手が嫌な顔をするのがわかっていて、それでも自分の中の筋を通すためにあえて伝えることをしていかないと、本当に病気になっていたと思います。

「自分にウソをつかない」
ということでしょうか。



私は同居を始めてすぐの頃、私が黙っていれば、波風が立たないから、黙っていればいいと思っていました。でも、そのうち、不満がたまってきて、「義母ばかり自分の思った通りにしていて不公平」と思うようになっていきましたが、結局今思うのは、誰が何を言っていても人は人。


「自分はどうなの?どうしたいの?」



という自分への質問に常に答えられるようにして行きたいと思っています。そこに気付いたのはつい最近です。でもそれに気付いて、とても楽になりました。



【今日のまとめ♪】

今日の質問♪
「あなたはなぜ結婚したのでしょう?」
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結婚するからには、結婚相手の両親との人間関係を考えていくことが必要だと思います。同居する、同居しないに関わらず、親が増えるということは、自分より先に年を取っていく人たちが増えるということ。



日々の生活が忙しいときは、感じませんが、体調を崩したり、入退院をしたりすると、目に見える形で弱ってきます。



そういう時に、自分の手を差し伸べられるかどうか、そしてどうやって手を差し伸べるかということも考えて行ったらいいと思います。



私もいろいろ考えました。子供が生まれて、夫が先に亡くなったら、私は子供を連れてこの家から出ていくだろう、とか、いろいろなケースに応じて、自分の行動を考えて、配偶者に伝えるということはしてきました。



私はなぜ結婚したか、というと、「結婚して成長しよう」と思いました。だから、自分が楽しむより、子供にとって「祖父母が側にいる環境」を作ってあげたいと思ったから、同居したし、私が楽しくなくても、ここに居る意味があると思っているから、まだこの家に居るのだし。



自分が決めればいいんです。最後は自分の意思。どんな行動だったとしても、自分が決めたらブレないでその意志を通す。



そういうことを結婚して学びました。甘えは無い環境がゆえに、間違いなく成長しますから!
そして、成長する時は低迷したり、悩んだりすることが多く、逆にそういう試練を越える時に大きな気づきと成長があります♪コーチはそのクライアントの先を見てどう進んだらいいか、または進めなくなる時に励まし、目標を思い出させることでゴールまでたどり着くように伴走します。


私の経験やコーチングのクライアント様とのやり取りの中でお伝え出来る事があると思っています。実際にコーチングだといろいろお話ししないと💦と思ったりしていませんか?こちらは文字だけでのやり取りで完結できるようにしました^^♪
良かったら見てみて下さいね♪

【嫁姑特化♪】



【恋愛と嫁姑♪】







*セルフアップコーチについて補足説明させてください♥

コーチについて:コーチというのは、もともとcoachという英語から来ています。coachという英語は駅馬車に象徴されるように、「同じところを繰り返し通る」というような意味があります。バッグのブランドの名前にもなっていますね。



そしてスポーツのアスリートたちがコーチをつけるのは、望む姿に導いてもらう、繰り返しの反復練習を指示するようなイメージがありますよね。現在の日本では私のような精神面のコーチをするいわゆるメンタルコーチは浸透しつつあるところですが、コーチがクライアント様とセッションする「コーチング」でクライアント様のなりたい姿を明快にイメージし、そこまで伴走して導いていく、そんな活動をさせていただいています。



私は、コーチングのセッションで、クライアント様が「なりたい姿」をはっきりイメージし、今のご自分からそのなりたい姿に変化し成長することをお手伝いする「セルフアップコーチ」と名乗っています♪



私がコーチングに出会った経緯はこちら↓↓に詳しく書いてあります!


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