精神疾患というのは、DSMなどで決められたカテゴリーの中で、診断されています。
そのようなこともあり、世の中には、精神疾患は、存在しないという考え方も存在しています。
例えば、近年、日本で注目をされている「同性愛」を取り上げると、この同性愛は、実は昔は、精神疾患と言われていました。
現在でいうパーソナリティー障害の一種だったんです。それが、1970年頃に精神医学会の会議で、精神疾患から外れることとなりました。
このように精神疾患は、時代とともに変わってきます。
同時に、双極性障害のように、以前は、「なまけもの」などと言われていた状態が、実は、疾患だということが広まっていったりもします。
体調がおかしいので、内科に行ったら実は、コロナウイルスだったという事が近年は、起こっていると思います。
このように、時代によって、新しく分かってくることや、あの症状は、病気ではなかったというような変化が常にあるんです。
個人的には、どちらの見方も大切だと考えています。