唯一の正解

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いつもありがとうございます。

あなたは、期限が迫った仕事が立て続けに
舞い込んだときにどうするでしょうか?

「できるかな」、「無理だよ」、「どうすれば
良いんだろう」、「誰か助けてー」。

このように思うでしょうか?

わたしは、とりあえず、焦ります。

(笑)。

わたしは、焦りやすいところがあるので、
焦って、テンパって失敗するということを、
昔から繰り返していました。

いまでは、そうした自分の傾向性を知って
いるので、とにかくパニックにならないように
心がけています。

心がけていても、焦る気持ちはどうしようも
ありません。

その焦りの気持ちを、「よっしゃやるぞ」という
気合に転換できるようになってきました。

追い込まれると、妙にテンションが上がるの
です。

それが空回りすることも多いのですが、
心の状態は悪くありません。

同じ状況であるならば、マイナスな心で過ごす
よりも、プラスの心で過ごした方が
良いと思うのです。

どんな状況でも焦らない、動じないということ
を、常に意識しています。

以前に比べれば、だいぶ、落ち着いて対処でき
るようにはなってきたと思います。

どんな雨風にも、動じない心を持ちたい
ものです。

一つアドバイスができるとするならば、
追い込まれた状況のときには、
あれこれ考えないことです。

「できるかな」、「どうかな」、「難しいんじゃな
いかな」。

こんな想いを持たないことです。

「できる」、「できなくてもやる」。

この想いだけ持っていればOKです。

人は全く違う想いを同時には持てません。

「やる」という想いを持っていれば、
「できるかな。どうかな」という
不安な想いは湧いてきません。

そして、「できる」という想いでやっていれば
本当にできます。

「I Can」という言葉が、仲間内で
流行っています。

わたしは、最近、この「I Can」を実感する機会
が増えてきました。

子ども騙しにも聞こえるかもしれませんが、
本当に、「I Can」なんです。

実感しているからこそ、心から言うことが
できます。

あなたはできます。

「I Can」を心にセットして、どんなことにも
取り組んでいきたいですね。

さて、わたしは、いま心理講師育成という
活動に参加しています。

その中で、「実践相談ワーク」というワークが
あります。

過去に、実際に送られてきた相談に対して、
自分ならどう回答するかというワークです。

受験勉強のように、明確な答えがあるわけ
ではありません。

明確な答えがないので、自由と言えば
自由です。

自由だからこそ難しいところがあります。

答えがないので、自分が全力で答えても、
答え合わせができません。

後日、先生の回答や他の参加者の回答がシェア
されるので、そこで、「そういう視点もあるん
だな」と学ぶことはできます。

100人いたら、100通りの回答が
あります。

答えのない難しさを感じているわけですが、
これは悩み相談の世界に限った話では
ありません。

この世界に正解はないのです。

唯一の正解は、仏の御言葉ですが、別の話に
なってしまうので、今日は、人間に限った
話にしましょう。

(笑)。

悩みごとで苦しんでいる人の多くは、世の中に
「正解」があると考えてしまっているのかも
しれません。

これは、他人事ではなく、わたしも同じです。

「正解はない」と頭では分かっているつもりです
が、無意識に正解を求めてしまう自分が
います。

「正解がない世界」で、「正解」を求めてしまう
から苦しくなるのではないかと思うのです。

「正解はないんだ」ということが分かるだけで、
心がラクになる、軽くなるということが
あります。

「唯一正解があるとするならば、それは悩み続
けること」と言えます。

悩み続けること自体が正解なわけですから、
「悩んでいる今の自分で良いんだ」という
ことです。

それを知るだけで救われる人も、いるのでは
ないかなと思います。

介護の世界では、「介護に正解はない」という
言葉をよく聞きます。

実際に、正解はないと思います。

介護の仕事をしていて、「怖いな」と思う人は、
「正解がある」と思っている人でした。

「この人は、〇〇な人だから〇〇だよ」とか、
「いつも、何時頃トイレ行くから、この時間
にトイレに行くわけがない」とか、
「いつもこうだから、〇〇なわけがない」と、
決めつけてしまう人を、「怖いな」と
感じていました。

99日同じ行動をとっていても、100日目は
違うかもしれない。

「いつもこうだから、今日もこう」というのは、
怖い発想だと思うのです。

実際に、わたしが、それで失敗したことが
数多くあるからです。

ある時うまくいったことが、別のときには
全く効果がない、あるいは逆効果に
なってしまうことがあります。

また、ある人には良かったことが、別の人には
逆効果になってしまうというこもあります。

「どうすれば良いんだ」と苦しんだ時期も
あります。

いまでもあります。

ただ、「それで良い」ということなのです。

悩んで、葛藤して、考えて、考えて、考えて
出したことは、ある意味で「その時点での
正解」なのです。

「悩み続けること自体が正解」というのは、
たしかにそうだと思うのですが、そのときに
気をつけなければならないことがあります。

それは出発点です。

想いの原点、悩みの原点と言っても良いかも
しれません。

ここを間違えてはならないと思うのです。

100%の善念、愛念。

100%相手のために考える。

ここから出発した悩みであることが
大切であると思うのです。

100%の善念、愛念で悩んで出した答えは、
正解だと思うのです。

その結果がどうであれ。

結果的に失敗することも、怒られることも、
傷つけることもあるかもしれません。

出発点が「相手への愛100%」であるならば、
間違いではないのです。

知恵不足ではあるかもしれませんが、少なくと
も間違いではありません。

同じ時間を使って「悩む」のであれば、
自分1人のためではなく、多くの人のために
悩みたい。

わたしは、そのように思います。

いまは純度100%の愛ではないかもしれません
が、純度100%の愛念を出発点として、
悩みながら前に進んでいこうと思います。

何か感じることがあれば幸いです。

最後までお付き合いいただき、
ありがとうございました。

本日の一転語

~「不幸の予言」を外す方法~

「占いで『人生に不幸が来る』と言われようと
も、それを乗り越えていく方法はあるのです。

それは、みずからの正しき心を常に探求し、
愛念を持って生き、人間の本質を善であると
考えることです。

こうした考え方を持って、日々、努力して生き
れば、道は必ず開けていきます。」

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