後半と書いている通り前回私が思う「良い不動産屋さんの見分け方」。の続きです。
前半では
① 内見時に一緒に物件の中まで付いて来てくれる。
② 事務所が殺伐とした雰囲気ではない。
③ 即断・即決を迫らない。
の3点。
特に①内見時に一緒に物件の中まで付いて来てくれる。
は分かりやすい目安では。と私は思っています。とまで書きましたが、その私なりの理由を後半の今回で1つずつ書いていきます。
まず①内見時に一緒に物件の中まで付いて来てくれる。について。
分かりやすい目安と書いただけあって私個人は、スゴく大きいプラスポイント。
何故なら前半でも書いた通り、不動産屋さんは物件のプロ。私のブログの第12回
https://coconala.com/blogs/1961488/88244で書いた、
『電気の契約アンペアと、周波数』についても、不動産屋さんはもちろんご存知。こっちは、内見の時にでも、「ここの電気の契約アンペアってどうなってます?」って一言聞いたら教えてもらえますし、自分で調べる手間も省けます。
でも、もし内見する時に不動屋さんが玄関で待ってたりしたら、すぐその場で聞けません。それに内見の時に気になる場所や、この場所って何に使うの? この換気扇のスイッチってどこ? とか自分だけで見ているだけでは、色々と分からないこと・不都合がいっぱい出てきます。その度にイチイチ不動屋さんを呼びに行く?
そんなの面倒ですよね。そういう時ってよっぽどのことがない限り、とりあえず疑問にフタしちゃいませんか? それで帰りにでも聞こうって思っていても、当然ながらこっちの疑問は全部覚えてないから結局聞けずに終わる……そしてモヤモヤ……
そんなのストレスですよね!? だから不動屋さんが内見時に自主的に待機している所より、一緒に物件の中まで付いて来てくれる方を選んだ方がいいです。それか、本当に気になっている物件だったら、不動屋さんに付いて来てくれるようにお願いしましょう。もしマニュアルで付いては行けないなどと言われたら、私としてはその不動屋さんはおススメ出来ません。
知識はその場で適切に披露してなんぼ! その知識を披露してくれないなら、利用価値はほぼない! と私は声を大にして言いたいです。やっぱり物件を買う・借りるにしても全て納得の上で! ですよー、皆さま!
そして②事務所が殺伐とした雰囲気ではない。について。
不動屋さんに限らず、大抵何かを売り買いするような職種ではあるあるですが、「販売・契約ノルマ」が大体ついて回ります。もちろんノルマは設けていないという所もあります。が、そこにしたって、今までの業績を下げる訳にはいかない。
だからなるべくなら、初めてここの不動屋さんに来た一見さんのお客さんのでも、契約を結びたい。と言うのが不動屋さんに限らずの本音の本音。「いいから買えよ。契約結んでくれよ」って奴ですね。
もちろんそれは普通のこと。仕事を続けたければ、当たり前の感情。ただしそれも度が過ぎたら問題。ロクに内見も行かない内に、ヒドい場合は図面だけで済まそうとする。そしてこちらが頷くまで帰そうとしない。
そんな事務所、不動屋さんに限らず信用出来ませんよね。そして控えめに言っても関わりたくなんてない。
そういう不動屋さんに関わらないためにも、②事務所が殺伐とした雰囲気ではない。がおススメ。上司やノルマなどが厳しい場合、自然と事務所も殺伐とした雰囲気になりがちだし、従業員同士もなんとなくギスギス……
基本的に不動屋さんに限らず、お客さん相手の商売をしている人って、みんな愛想はいいですし、お客さんが話しやすい雰囲気を作れるよう心掛けます。
それなのに、
・こちら(お客さん目線)から見て、従業員さんがやけにくたびれている
・従業員さん同士がよそよそしい
・お客さんが帰りたそうにしているのに、従業員さんは構わず話続ける
・電話応対がぶっきらぼう
などがあればその不動屋さんは要注意! 出来たら余所に行った方が無難。
でもそれってその不動屋さんの中に入ってみないと分からなくない? ちょっと怖い~と思った人に朗報!! 大体の不動屋さんってガラス戸だから、中の様子は外からでも見える場合があります。だからちょっと気になる不動屋さんが出来たら、まずは外の物件の張り紙を見るフリをして少しその不動屋さんを観察してみては?
そこであまりにも、従業員さんがずっと座ったままで何もしてなくて、あんまり働いてる感じに見えないなぁ~とか見えたりする場合も。
そしてたとえ中に入ってからでも、「この不動屋さん違うな」と思ったら、遠慮なく「すみません、急用を思い出したので今回は帰ります」などと一言そう言って、席を立って帰りましょう。契約が成立していなければ、正確には自分はお客さんではありません。そのまま帰っても問題なし。そこで変に引き留められたら、遠慮なくそこの不動屋さんとはバイバイしましょう。
そして最後の③即断・即決を迫らない。ついて。
これは②事務所が殺伐とした雰囲気ではない。のテーマの時に、不動屋さんに限らず、大抵何かを売り買いするような職種ではあるあるですが、「販売・契約ノルマ」が大体ついて回ります。と書いたことにも関連する話。
もしあなたが不動屋さんで紹介された物件の図面も見て、内見にも行って文句なしの物件に出会って、なおかつ担当の不動屋さんに「今日、この物件に契約して頂けると、物件のお値段(家賃の敷金)などを、少し勉強させて頂きますよ」と言われたら、こんな嬉しいことはないでしょう。すぐそこに即決してもいいかも。
でも大体は「この物件ここの部分はいいけど、あそこはなぁ~」と、一長一短あるもの。なかなかすぐには決められません。
それなのに、不動屋さんの「今日契約してもらえたら、勉強する」の一言でなんとなくその物件に決めちゃう。そういう決め方はとても良くない!
あなたがその家には短い間の期間限定でしか住まないのなら、その決め方でもいいかもしれませんが、大抵はそれなりの長い間住む家。なんとなくで決めたらデメリットの方が、後から後から目に付くようになってイヤになったりするようになったら、もう最悪。
わずかな勉強代で大きなデメリットと共に過ごすことになっていきます。
だから、私たち家を探しているお客さんは、その日の内に答えは出ずに持ち帰って、頭を冷やしつつ、数日かけてその物件を検討しますし、それを不動屋さんは分かっているので、ほとんどの不動屋さんはその日に無理に契約を迫ったりしません。それなのに、しつこくその日に契約を迫って来る。
ハッキリ言って、あなたがよっぽどその物件を気に入っていない限り、その不動屋さんは止めましょう。物件のような高くて手続きが煩雑な買い物。即断即決を迫るのは変です。
でもどうしてもその不動屋さんに決めたい! って思っている人は、こんな質問をしてみましょう。
「この物件の○○の部分は気に入っているのですが、××の部分が気になるので、他の物件も後日でいいので紹介してもらえませんか?」と。
それで普通の不動屋さんなら、また別の物件を紹介してもらえます。それなのに、その日見た物件だけをゴリ押す……
大変残念ですが、私にはその不動屋さんは信用出来ないですね。
長くなりましたが、いい物件の第一歩目はいい不動屋さんからです。どうぞあなたの目から見て、ここなら信用出来そうという所を選んで下さいね! 決して諦めずに。応援しています!!
※電話サービスもやっています。そちらもご興味ありましたらぜひとも~♪
例:)