こんにちは。
ようやく涼しくなってきて、過ごしやすい季節になってきましたね。
新しく何かを始めよう!と思えるような気分になります。
来年度の化学職受験をする方は、この時期のこの気分でスタートを切れたら良いですね。
さて、今回は公務員試験対策としてまず取り掛かる「筆記」の対策の始め方について書いていきます。
専門と教養の試験対策の流れと、実際に私が使用した問題集や対策本の一部を記載します。
専門&教養対策は何からはじめる?
【専門試験】
まず、専門試験については「大学で化学をどの程度専攻していたか」で流れが変わると思います。
ここでは、私と同様に「大学で化学系学科の授業を一通り受けた」という方を想定して勉強の始め方を紹介します。
この場合、基礎を一から勉強しないと問題に取り組めないわけではないので、
実務教育出版の「技術系 新スーパー過去問ゼミ 化学」から解き始めることをオススメします(以下新スー過去)。
これは化学職受験者で最もポピュラーな対策本だと思います。
内容のレベルは国家一般職や地方上級試験(県庁、政令市)からの出題でちょうど良く、頻出問題を多く掲載しているので、ここから始めて間違いはないと思います。
技術系 新スーパー過去問ゼミ 化学
作者: 資格試験研究会
出版社/メーカー: 実務教育出版
発売日: 2020/09/02
ただし、私は何も考えずに第一章の第一問目から解き始め、たまたま苦手な問題にぶつかったため、即諦めることになりました笑。
皆さんは、ご自分の「得意または好きな分野」から解き始めましょう。
もし、化学系の学生なんだけど「化学全般苦手、、」と思っても、この本の中には「こんなに簡単な問題もあるの?!」と思える問題も数問あります。
初めはそんな問題を探し出しながら解いていきましょう。
(どんな筆記試験でも「簡単な問題から解く」ことは大事な習慣ですね!)
問題をこなしているという満足感で、スー過去を解き進める習慣ができると思います。
難しいことは考えず、とりあえず一周解いてみて、出題される問題のレベルや範囲を確認すると良いです。全容を掴むと安心しますので。
全容が掴めたところで、苦手だと思った問題は参考書を見返したりして、理解を掘り下げます。
ちなみに「新スー過去」と言うのは去年発売された「改訂版」で、改定前の「旧スー過去」もあります。
技術系 スーパー過去問ゼミ 化学
作者: 資格試験研究会
出版社/メーカー: 実務教育出版
発売日: 2011/03/23
新旧で中身の問題は変わっていますので、是非とも両方入手して取り組んでください。
そこまでこなしたら、次に「実際の過去問」や「模試の問題」を解いて幅を広げます。
専門化学の出題は本当に幅広いです。
スー過去は頻出・良問を揃えてはいますが、とてもカバーし切れないです。
スー過去しかやっていなかったら、本番の試験で初見の問題が出て苦戦します。解いたことがあるか、全くないかの違いは大きいです。
知っている問題をどこまで増やせるか。数をこなすことが非常に重要です。
具体的な問題集や過去問での対策については、また改めて記事を書きます。
最初は、とりあえず「スー過去」で大丈夫です。
【教養試験】
教養試験の勉強法は、洋泉社出版の「公務員試験 受かる勉強法 落ちる勉強法」の一択だと思っています。
「なんだか胡散臭いタイトルの本だな」と思われる方もいるかもですが、この本に書いてある勉強法は非常に合理的で、まさにサブタイトル通りの「最速受験術」でした。
勉強の仕方に加えて、どの問題集を使うべきかも掲載されており、私は「言うとおりにやれば間違いない」と思ったくらいです。
公務員試験受かる勉強法 落ちる勉強法【2020年度版】
作者: 「合格への道」研究会
出版社/メーカー: 洋泉社
発売日: 2018/11/01
まずはこの本で、
①勉強の仕方
②使う参考書
を知れば、あとは言うとおりに問題を解いて覚えていくだけです。
さらに、教養試験で大切なのは「自分が受験する自治体で出題される傾向」を知ることです。
例えば、地理が年によって出題されたり、されなかったりする自治体で、地理を一から勉強するのは時間のムダになるかもしれないでしょう。
毎年、物理は1問で、生物が2問出る自治体なら生物にウェイトを置くべきです。
過去問や出題傾向については、次回詳しく書きますので、こちらも早めに取り掛かりましょう。
教養は、まず「受かる勉強法落ちる勉強法」を読んで、受験する自治体等の出題傾向を知った上で勉強を始めていきましょう。
~次回~
早めに相手を知る(過去問で筆記試験の特徴を掴む)
今回、私が実際に行った「筆記試験対策の始め方」を紹介しました。
その中で少し触れた「過去問」について、次回は詳しく書こうと思います。