『卵の栄養素をたっぷり摂りたい時に知っ得こと』
体質分析&マインドフル食事法を提案する米国NTI認定栄養コンサルタントの美鍵(ミキー)です
庶民が食べるようになったのは江戸時代、当時は滋養強壮のため薬的な扱いで現代のような気軽に購入できる価格ではなく非常に高価だった『卵』は
1個でも良いけど・・・最低2個あれば色々アレンジできちゃう誰もが知っている食材かと思います
子供の頃から馴染みのある数ある『卵』を使ったレシピ
・ゆで卵
・温泉卵
・目玉焼き
・スクランブルエッグ
・出汁巻卵
・オムレツ
・かに玉
・シフォンケーキ
・アイスクリーム
などなどなど
おかずとしてだけでなくスイーツにも使えちゃう上げたらキリがないそんな『卵レシピ』の代表格『目玉焼き』でいえば、さらに
・醤油派?
・ソース派?
・その他派?
と、どうでも良い話題まで提供してくれる偉大な存在
そんな古来より数多のレシピに大活躍の『卵』は、一個に210mgのコレステロールが含まれるため昔は一日一個までとも言われていましたが
研究結果により、現在では一日一個以上食べても問題ないと言われています(が個人差があり、後ほど詳しく解説します)
今回はそんな『卵』をお題に、江戸時代には薬的扱いにもなるぐらいの栄養素が含まれるのか深掘りしてみました
卵の栄養素はとっても優秀
まずは卵の栄養素はどんなもんじゃいと言うことで栄養素を確認してみますと
卵一個(約50g)
カロリー 76kcal
たんぱく質 6.2g
脂質 5.15g
ビタミンA(ベータカロテン当量) 8.5μg
ビタミンB1 0.03mg
ビタミンB2 0.22mg
カルシウム 25.5mg
鉄 0.9mg
が特に豊富で実際『ビタミンC』と『食物繊維』以外のほとんどの栄養素を含みます
そして卵といえば卵黄と卵白で含まれる栄養素も異なります
『卵黄』はアンチエイジング対策に嬉しい栄養素が豊富
まず『卵黄』には
脂溶性ビタミンの『ビタミンA』と『ビタミンE』が含まれ
・抗酸化作用
・動脈硬化予防
・アンチエイジングに◉
卵黄の黄色は、動植物に存在する脂溶性色素『ルティン』によるもので、強力な抗酸化作用や老化防止、視力回復などにも役立ちます
『卵黄』に含まれる嬉しい脂質成分1
『卵黄』には特に嬉しい脂質成分として、(リンを含む脂質の)リン脂質の1種である『レシチン※』が含まれます※約13パーセントはコリンが含まれる
『レシチン』は、細胞膜※の主成分で細胞膜を活性化する働きがあるため、不足すると細胞膜が正常に働けなくなります※私たち自身は(筋肉は筋肉細胞、肝臓は肝臓細胞というように)細胞の集合体です
『レシチン』で有名なのは、水と油を混ぜる『乳化作用』で、乳化作用によって血液中からコレステロールが排泄され体全体の血流が良くする作用があります
他に『レシチン』には、脂質代謝を促して体脂肪の分解をサポートしたり、酸化防止作用や保水作用もあります
そして卵黄以外でレシチンが多く含まれる食材としては、『大豆』や『精白米』が挙げられます
『卵黄』に含まれる嬉しい脂質成分2
もう一つ『卵黄』に含まれる嬉しい脂質成分として、細胞膜や神経組織を構成するレシチンやアセチルコリンの材料となる成分『コリン』があります
コリンを材料とするアセチルコリンには、血管を拡張して血圧を下げる神経伝達物質としての働きがあります(レシチンは先ほどあげた働きがあります)
そのため、コリン不足は動脈硬化や肝硬変の引き金となるので要注意です
卵黄以外にコリンは『レバー』や『大豆』、『ひまわりの種』などに含まれます
『卵黄』はコレステロールは体質によって問題となる
と素敵な栄養素が含まれる『卵黄』ですが、コレステロールも豊富です。
ただし卵黄に含まれるコレステロールは